皆さん、こんにちは!個別指導塾WAMです(^^)/
本日は【容積とは?体積との違いと求め方を解説】についてお伝えします!
皆さんは、「容積」と「体積」それぞれの意味や違いを知っていますか?
この記事では、「容積」と「体積」の言葉の意味と、「容積」を求める方法を解説していきます。
「容積」「体積」についてイマイチ理解できていない人や苦手意識がある人は、ぜひ一度この記事を読んで勉強の参考にしてみてください!
「容積」と「体積」とは
まず、「容積」と「体積」の言葉の意味を簡単に説明していきましょう。
容積とは、容器に入る容量を体積で表した値であり、三次元空間にある立体(容器)の中にどれくらいの容量が入るかの大きさを意味しています。
身近なもので例えると、ペットボトルや缶、ビンなどの容量を表すときに使います。
容積の単位は、l(リットル)や ml(ミリリットル)、㏄(シーシー)などで表記されます。
体積とは、三次元空間において中身が詰まっている物体(立体)そのものが占める大きさを意味しています。
体積の単位は、㎤(立方センチメートル)や ㎥(立方メートル)などで表記されます。
内のり
「内のり」という言葉を聞いたことはありますか?
容器には必ず厚みがありますよね。「内のり」とは、この容器の内側の長さのことを言います。また、容器の内側の高さを「深さ」と言います。
例えば、厚さ1㎝の板で作った容器の横の長さが8㎝、縦の長さが5㎝、高さが6㎝だとすると、内のりの長さはそれぞれ
横の内のり:8 – 2 = 6㎝
縦の内のり:5 – 2 = 3㎝
深さ:6 – 2 = 4㎝となります。
厚み1㎝が一定の場合、内のりの長さは「-2㎝」で求めることができます。
容積の求め方
容積の求め方は、『横の内のりの長さ×縦の内のりの長さ×深さ』となります。
この求め方を知っておくことで、簡単に容積を求めることができます。また、体積と容積の単位は異なるため、単位に注意が必要です。体積で用いられる『㎤』と容積で用いられる『ml』『㏄』は、1㎤ = 1ml = 1㏄ となります。1l は 1,000ml です。
また、容積は内側の長さで計算しますが、基本的には体積の考え方と同じです。
練習問題
では、実際に容積を求めてみましょう!
⑴厚さ1㎝の板で作った1辺4㎝の立方体の容積
1辺が4㎝の立方体なので、
横の内のり:4 – 2 = 2㎝
縦の内のり:4 – 2 = 2㎝
深さ:4 – 2 = 2㎝ となります。
容積 = 2 × 2 × 2
= 8㎤ = 8ml
最後に単位を変えるのを忘れないようにしましょう。
⑵厚さ2㎝の板で作った直方体の容積
横の長さ10㎝、縦の長さ6㎝、高さ9㎝なので
横の内のり:10 – 4 = 6㎝
縦の内のり:6 – 4 = 2㎝
深さ:9 – 4 = 5㎝ となります。
容積 = 6 × 2 × 5
= 60㎤ = 60ml
こんな問題はどうでしょうか。
厚さ2㎝の板で作った容積が2l(リットル)の容器があります。この容器の高さを求めてみましょう。
2l = 2,000ml = 2,000㎤ です。
容積の求め方は、『横の内のりの長さ×縦の内のりの長さ×深さ』なので
横の内のり:14 – 4 = 10㎝
縦の内のり:14 – 4 = 10㎝
深さ:a として考えます。
2000 = 10 × 10 × a
2000 = 100a
a = 20
答え 20㎝ ではありません!
この容器の厚さは2㎝のため
20 + 4 = 24 ㎝ が答えとなります。
まとめ
今回は「容積」「体積」について、それぞれの言葉の意味と容積を求める方法を紹介してきましたが、いかがでしたか?
容積と聞かれている問題では、答えの単位に注意が必要です。
「容積」と「体積」に苦手意識がある人だけでなく、もっと詳しく知りたいという方も、ぜひ一度個別指導WAMにご相談ください。個別指導WAMでは、学習全般のサポートをさせていただきます!