こんにちは!個別指導WAMです(^^)/
今回は「英語の<三単現>」についてお話します。
中学生が最初につまづきやすいと言われている文法の『三単現』
今回はこの三単現について、
「なんの省略形なの?」
「どういう意味?」
「三単現の s を付けるときのルールは?」
「気を付けておくべきポイントは?」
といった、疑問にお答えしていきます!
三単現についてよくわからないという方は、ぜひ学習の参考にしてみてください。
三人称単数現在形とは?
『三単現」とは、ずばり『三人称単数現在形』の省略のことです。
三人称とは? 単数とは? 現在形とは?
それぞれについて見ていきましょう。
三人称とは?
「三人称」の前に、まずは「一人称」と「二人称」の確認をしましょう。
一人称とは、「私を含む」話し手のことを指します。
また、二人称は「あなたを含む」聞き手のことを指します。
そして、三人称とは「一人称と二人称以外のすべての名詞」のことを指します。
「人」という字が入っていますが、動物や物、概念など人以外のすべての名詞が対象となります。
単数とは?
単数とは、シンプルに「1人」や「1つ」など1を表現するものです。
現在形とは?
現在形とは動詞の形の一つで、「現在の状態」や「習慣的な行為」などを表現します。
be動詞の場合は「is、am、are」、一般動詞の場合は「動詞の原形」もしくは動詞に「-s(-es)」がついた形となります。
『三人称・単数』の場合は、一般動詞の語尾に「-s(-es)」がつき、この「-s(-es)」のことを《三単現の「s」》と言います。「-s(-es)」のつけ方はいくつかルールがあるので、このあと説明します。
三単現の「s」を付けるときのルールは?
語尾に「s」のみ付ける場合
先程も説明しましたが、一般動詞の文章で主語が『三人称・単数』で動詞が『現在形』の場合は、一般動詞の語尾に三単現の「s」が付きます。一般動詞の原形の語尾に「s」のみを付けるのが基本の形となります。
(例文)
①My mother reads a book every day.(私の母は、毎日本を読んでいます。)
②She works in a hospital.(彼女は病院で働いています。)
語尾に「es」を付ける場合
次に、一般動詞の原形の語尾に「es」を付けるの場合のルールを見ていきましょう。
動詞の末尾が【子音字+o】
一般動詞の末尾が【子音字+o】の時は、一般動詞の原形の語尾に「es」を付ける必要があります。
(例文)
③She goes shopping with her sister this weekend.(彼女は今週末、妹と買い物に行きます。)
④Mike does his homework every day after dinner.(マイクは毎日、夕食後に宿題をします。)
動詞の末尾が【-x、-s、-z、-ch、-sh】
一般動詞の末尾が【-x、-s、-z、-ch、-sh】の時は、一般動詞の原形の語尾に「es」を付ける必要があります。
(例文)
⑤Mary teaches English.(メアリーは英語を教えています。)
⑥My dad washes his car every week.(父は毎週、洗車します。)
動詞の末尾が【子音字+y】
一般動詞の末尾が【子音字+y】の時は、一般動詞の語尾のyをiに変えて「es」を付ける必要があります。
(例文)
⑦Sam studies Japanese every morning.(サムは毎朝日本語を勉強します。)
⑧He carries his luggage for the move.(彼は引っ越しのために荷物を運びます。)
例外「have」
例外として、一般動詞「have」は三単現の「s」が付かずに動詞が変形します。
ルールの一つとして覚えておきましょう。
(例文)
⑨Catherine has a dog.(キャサリンは犬を飼っています。)
否定文のつくり方
では、否定文のつくり方について確認していきましょう。
be動詞の場合
動詞のうしろに「not」を付けることで否定文になります。
(例文)
①It’s my computer. → It’s not my computer.
(それは私のパソコンです。→ それは私のパソコンではありません。)
②John is a math teacher. → John is not a math teacher.
(ジョンは数学の先生です。→ ジョンは数学の先生ではありません。)
一般動詞の場合
動詞の前に「does not(doesn’t)」を置いて、一般動詞を原形に戻すことで、否定文となります。
(例文)
③This train goes to Osaka. → This train doesn’t go to Osaka.
(この電車は大阪行きです。→ この電車は大阪には行きません。)
④Tony has a driver’s license. → Tony doesn’t have a driver’s license.
(トニーは運転免許証を持っています。→ トニーは運転免許証を持っていません。)
疑問文のつくり方
続いて、疑問文の作り方を確認しましょう。
be動詞の場合
be動詞を文頭に置いて、文末にクエスチョンマークを付けると疑問文となります。
(例文)
①It’s my snack. → Is it my snack? Yes,it is./No, it isn’t.
(それは私のおやつです。→ それは私のおやつですか? はい、そうです。/ いいえ、違います。)
②This is a library. → Is this a library? Yes, it is./No, it isn’t.
(これは図書館です。→ これは図書館ですか? はい、そうです。/ いいえ、違います。)
一般動詞の場合
文頭に「Does」を置いて、一般動詞を原形に戻し、文末にクエスチョンマークを付けると疑問文となります。
(例文)
③Sara takes a nap every day. → Does Sara take a nap every day? Yes, she does./ No, she doesn’t.
(サラは毎日昼寝をします。→ サラは毎日昼寝をしますか?はい、します。/いいえ、しません。)
④He eats sandwiches for lunch. → Does he eat sandwiches for lunch? Yes, he does./No, he doesn’t.)
(彼は昼食にサンドイッチを食べます。→ 彼は昼食にサンドイッチを食べますか? はい、食べます。/いいえ、食べません。)
三単現の「s」が必要な単数扱いをする名詞
三単現の「s」が必要となる単数扱いをする名詞について確認しましょう。
一見、複数のように思う名詞も含まれているため注意が必要です。
時間・距離・金額
時間・距離・金額は複数の距離や金額であったとしても、ひとつのまとまりとして考えるため、単数扱いとなります。
(例文)
①Two hours is 120 minutes.(2時間は120分です。)
②Five kilometers is just right for jogging.(5kmはジョギングにちょうどいいです。)
③100 million yen was embezzled.(1億円が横領されました。)
some-、any-、every-
some-、any-、every-のうしろに「one」「body」「thing」がつく場合は、単数扱いとなります。
(例文)
④Someone is in trouble.(誰かが困っています。)
⑤Does anyone want to eat this cake?(このケーキを食べたい人はいますか?)
⑥Everything is a bubble of water.(すべてが水の泡です。)
to不定詞、動名詞
主語にto不定詞や動名詞が使用される場合は、単数扱いとなります。
(例文)
⑦To build a house is my dream.(家を建てることが私の夢です。)
⑧Eating is very important.(食べることはとても重要です。)
不可算名詞
固有名詞や物質名詞、抽象名詞などの不可算名詞(数えられない名詞)の場合、単数扱いとなります。
固有名詞とは、人の名前や団体名、商品名など、他の同類のものと区別するために与えられる特有の名称のことを指します。
物質名詞とは、空気や水、紙など一定の形や区切りのない物質を指します。
抽象名詞とは、形のない抽象的な概念を指します。
(例文)
⑨Japan is an island country.(日本は島国です。)
⑩The air is invisible.(空気は目に見えません。)
⑪A lot of knowledge is the result of effort.(たくさんの知識は努力のたまものです。)
まとめ
いかがでしたか?
三単現と三単現の「s」については理解できましたか?
基本的なルールはシンプルですが、いくつか注意点があることも忘れてはいけません。
このコラムを読んでもイマイチ分からない、三単現についてもっと詳しく勉強したい場合は、お気軽に個別指導WAMへご相談ください!
疑問を解決するお手伝いをさせていただきます。