こんにちは!個別指導WAMです(^^)/
今回は【高校生の勉強時間は?平均・学年別の必要な時間・ポイント】について解説したいと思います。
「みんなはどのくらいの時間勉強しているのだろう」
「大学受験するにはどのくらい勉強すればいいのだろう」
など、高校生の勉強時間について気になったことはありませんか?
この記事では、高校生の実際の勉強時間や学年別の必要な勉強時間、勉強時間を増やす方法などをご紹介していきます!
Contents
高校生の勉強時間はどのくらい?
高校生の平均勉強時間
高校生はどのくらい勉強していると思いますか?
学校での授業や塾での学習時間を含めた1日あたりの勉強時間は、総務省の「社会生活基本調査(2006)」によると、次のようになっています。
平日のみ :7時間42分
土日を含む:6時間23分
学校での授業を除いた勉強時間の平均については、
平日:1時間10分程度
休日:1時間30分程度
という統計もあります。
平日は約6割以上の高校生が「1時間以上」、3割近くの高校生が「2時間以上」勉強しているようです。
しかし、およそ4人に1人が「ほとんど勉強していない」ということも分かっています。
高校の偏差値別に見ると、学校での授業を除いた平日の平均勉強時間について、特に中間層である「偏差値50-55」では、1990年~2006年にかけて50分以上減少しており、他の偏差値帯と比べて大幅に減少していることが分かります。
大学受験に向けた勉強時間はどのくらい?
大学受験に必要な勉強時間の目安
大学・短大を受験する高校生は約6割とされ、実際の大学・短大進学率は18歳人口に対して5割強となっています。
上記に挙げた勉強時間の統計には大学受験をしない生徒も含まれているため、大学受験をする場合は、さらに勉強時間が必要と言えます。
国公立大学の場合、大学入学共通テストがあるため、私立大学よりも科目数が多くなります。
つまり、その分の勉強時間も長くなります。
国公立大学合格者は、年間3,000時間以上勉強していると言われています。
東大をはじめとする最難関大学合格者の場合は、3,500時間以上を勉強に費やしている人もいるようです。
一方、私立大学は入試方法にもよりますが、一般的に国公立大学と比べて科目数が少ない大学が多くなっています。
そのため、国公立大学志望者よりも勉強時間は少なくなり、目安としては、年間2,000時間以上とされています。
大学学群別では、
早稲田大学:3,500時間程度
明治大学 :2,550時間程度
國學院大學:2,300時間程度
日本大学 :2,100時間程度
が合格に必要な勉強時間とされています。
しかし、近年は私立大学でも大学入学共通テストを利用する大学が増えているため、勉強時間が少なくてよいというわけではありません。
自分の志望する大学の入試方法を早めにチェックして、勉強計画を立て、対策を行いましょう。
<大学受験に必要な勉強時間まとめ>
・国公立大学は3,000時間以上
→東大など最難関大学を目指すなら3,500時間以上
・私立大学は2,000時間以上
→大学学群・入試方法によって異なるため志望校の情報をチェック
学年別・勉強時間の目安
必要な勉強時間は生徒の学力や志望校によって変わってきますが、ここでは学年ごとの勉強時間の目安をご紹介します。
よく「学年+1時間」というのを見聞きしたことがあるかもしれません。
実際にはどのくらいの時間が必要なのでしょうか。
高校1年生の勉強時間
高校1年生は、学習習慣を身に付けることと基礎固めが大切です。
中学校とは勉強の内容も環境も大きく変わるため、早めに高校生活に慣れ、苦手分野をつくらないように復習を中心に勉強しましょう。
毎日の宿題をこなすことを目標として、平日は2時間、休日は4時間程度の勉強時間が目安となります。
高校2年生の勉強時間
高校2年生は、1年生に引き続き、毎日の宿題や復習を中心に勉強しましょう。
中だるみしやすい時期ですが、徐々に大学受験モードに入る生徒が増えてくる時期でもあります。
また、学校の行事や部活動などで重要な役割を担う人も多くなるでしょう。内申点を考えると、これらの活動もおろそかにはできません。
平日は3時間、休日は5時間程度を目安として効率よく勉強に取り組みましょう。
高校3年生・春~夏休み前の勉強時間
高校3年生になると、いよいよ受験生スタートです。
春~夏休み前までの期間は、まだ部活動に所属している生徒も多くいます。
ほとんどの受験生が本格的に受験勉強を始めるのは夏休み明けからと言われているため、この時期に少しずつでも受験勉強をスタートさせておくとよいでしょう。
平日は5時間、休日は7~8時間程度勉強するようにしましょう。
高校3年生・夏休みの勉強時間
高校3年生の夏休みは、10時間以上を目標に勉強しましょう。
遅くともこの時期には志望校を確定させ、受験科目を把握しておく必要があります。
受験に必要な科目・範囲に合わせて学習を行い、苦手分野がある場合はこの時期に克服しておきましょう。
暗記科目も集中的に勉強しておくとよいでしょう。
高校3年生・秋~の勉強時間
高校3年生の夏休み明けからは、部活動を引退した生徒も本格的に受験勉強に入ります。
周囲の雰囲気も緊張感が漂ってくるため、意識せずとも真剣に勉強に取り組むようになるでしょう。
平日は6時間以上、休日や冬休みは10時間以上が目安となります。
徐々に授業のある日が少なくなり、自由登校になる学校も多くなってきます。
この場合もできる限り時間を取り、休日と同じ程度の時間を勉強に費やすようにしましょう。
勉強時間を増やすには
計画を立てる
効率良く勉強するためにも、計画を立てることが大切です。
目標が明確でないまま勉強を始めても、集中できずにダラダラと時間を過ごしてしまう恐れがあります。
しっかりと目標を定め、そこから逆算してスケジュールを決めましょう。
学習計画を立てることで、学習習慣を身に付けることにもつながります。
苦手科目の間に得意科目を入れたり、休憩時間には好きなお菓子を食べると決めたり、モチベーションを上げる工夫もしてみましょう。
隙間時間を活用する
朝や移動時間などの隙間時間を活用するのもオススメです。
「塵も積もれば山となる」「点滴石を穿つ」で、1日たったの20分でも、365日続けると120時間(丸5日)以上になります。
特に朝は睡眠によって脳がしっかり休んだ後なので、集中力が高まりやすい時間帯と言えます。
電車やバスなどの移動時間は、暗記科目を中心に勉強するのが良いでしょう。
お風呂で使える単語カードなど、隙間時間の学習に便利な勉強道具もあるので、積極的に活用してみるのも素敵ですね。
とりあえず始める
なかなかやる気が出ないという人は、まず机の前に座るところから始めましょう。
いきなり難しい問題に取り掛かろうとすると気分も乗らないですし、続きません。
決まった時間に勉強を始められるように習慣づけ、次は参考書を開いてみる、その次は1問だけ解いてみるなど、徐々に勉強時間を増やしていくようにしましょう。
計画通りにいくとは限らないので、ある程度は計画に縛られないことも大切です。
自分の学習ペースを考えながら、学習計画も改善していくとなお良いでしょう。
休憩をとる
「勉強していて気づいたら何時間も経っていた!」ということはありませんか?
もちろん集中して勉強できていればよいのですが、人間の脳は長時間続けて集中することはできないと言われています。
つまり、長時間勉強しても効率の良い勉強はできないのです。
そのため、定期的に休憩を取ることが重要です。
例えば、15分勉強したら5分休憩するなど、きちんとメリハリをつけることで、集中力を維持し、学習効果を継続的に高めることができます。
集中できる環境をつくる
「ついスマホや周りの物が気になって勉強に手がつかない…」という人は、勉強に集中しやすい環境づくりから始めるのもオススメです。
スマホやゲームなどが近くにあると、せっかくやる気になっていても集中力を削がれかねません。
机の周りを整理して他の物に気が散らないようにしたり、スマホは時間を決めて使うようにしたり、意識して工夫してみましょう。
また、騒音が多くても集中力は妨げられます。
できるだけ静かな場所を選び、気になる場合は耳栓を使用したり、騒音を遮断するノイズを流したりしてもよいでしょう。
勉強は量だけでなく質も大事
勉強は時間や量も大切ですが、ただ単にたくさん時間をかければよいというわけではありません。
いかに集中して効率よく勉強し、内容を自分のものにするかといった質も重要です。
例えば、色々な参考書に手を出すよりも、1冊を繰り返し学習する方が内容が身に付くと言われています。
高校生の活動は、勉強以外にも部活動や習い事など、様々なものがあります。
限られた時間の中で、上手く工夫して勉強することが大切です。
「なかなか集中できない」「時間はかけているけど思うように結果につながらない」という場合は、塾を活用する方法もあります。
特に、個別指導塾では、学習のプロから学習計画のアドバイスをもらいながら勉強に取り組むことができるのでオススメです。
まとめ
いかがでしたか。
高校生の平均勉強時間や大学受験をする場合の勉強時間、学年別の勉強時間、勉強時間を増やす方法などをご紹介しました。
自分の勉強時間と比べてどうでしたか?ぜひ参考にして、今後の勉強に生かしてみてください。
勉強は量だけでなく質も重要です。
自分で工夫するのが難しい場合は、塾を利用してみましょう。
塾には勉強しやすい環境、志望校の情報などが揃っており、集中して勉強することができます。
個別指導WAMでは、苦手の克服から受験対策まで、一人ひとりに合った指導を行っています。
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