こんにちは!個別指導WAMです(^^)/
大学入試の出願の際に見かける『志望理由書』について、
「志望理由書に何を書けばいいのか分からない。」
「そもそも志望理由書って何? 何のために書くもの?」
と思っている人もいるのではないでしょうか。
ここでは志望理由書の意味や役割、重要性、基本の書き方、書く時のポイントなどについて解説していきます。
お困りの方はぜひ一度読んでみて、志望理由書を書く時の参考にしてみてください!
Contents
志望理由書とは?
では、志望理由書とは何なのでしょうか。
志望理由書とは、総合型選抜や学校推薦型選抜などを受験する際に、志望先の学校(大学・専門学校)から提出を求められる書類のことです。「なぜその学校に入りたいのか」という志望動機を記入します。近年では一般選抜でも提出を求める大学も増えてきています。
志望理由書とは
志望理由書とは、大学へ入りたいという自分の意志を伝えるものです。
・たくさんある大学の中から、なぜその大学を選んだのか
・その大学(学部や学科など)で自分は何を学びたいのか
・自分が将来なにをしたいのか
などについて記述するのが一般的です。
文字数の指定や、指定の用紙への記入が定められている場合がほとんどなので、必ず志望する大学のHPやパンフレットで詳細の確認を行いましょう。
志望理由書はかなり重要視されている?
志望理由書は、合否に大きく影響する非常に重要なものです!
書類審査の重要な軸となり、さらにその後の面接試験でも使用され、面接では志望理由書に沿って行われることがほとんどです。
そのため、志望理由書は学校側にとって、選考する際に非常に重要な判断材料である、ということが分かりますね!
志望理由書と面接で話す内容は同じでいいの?
ほとんどの学校の面接試験は、志望理由書の内容に沿って行われます。
そのため、面接で話す内容は志望理由書の内容と同じで良いのです!
面接では、「書類の内容を深掘りする」というイメージを持っておくと良いでしょう。つまり、面接対策をする際は志望理由書の内容が軸となる、ということを意識することが大切です。面接での質問は、志望理由書の内容についてなので、志望理由書は書き終わったら必ずコピーをとってから志望学校に提出し、面接までに何度も繰り返し読み、記憶しておくことが重要となります。また、記述した志望動機などからどんな質問をされるのか予想して、答えを準備しておくと良いでしょう。
志望理由書に書く内容は?
志望理由の基本的な流れ
志望理由書は、大学や専門学校側が知りたいポイントをおさえて書くことが大切です。
志望理由書の基本的な構成を確認しましょう。
書く前に文章の構成を決めておくことで、流れのあるまとまった文章を作成することができます。
①自分のことを説明しましょう。
・高校までの自分の経験や実績・興味や関心・自分の考えや目標など
②将来なにをやりたいかについて触れます。
・将来のビジョン・夢や目標・就きたい職業・学んだことを将来にどう生かすか
③志望校と結び付けます。
・将来のために大学で何を学びたいか(学部・学科で学びたいこと・やりたいこと)
・なぜこの大学でなければならないのか(理由:この先生に教えてもらいたい・学習環境や設備が整っている、など)
・大学でやりたいこと(大学入学後の目標)
まずは下書きをして書き終わったら自分で見直し、必ず学校や塾の先生など第三者に内容のチェックしてもらいましょう。添削が終わったら清書をして再度確認し、誤字脱字のない完璧な志望理由書にしましょう!
志望理由を書くときの3ステップ
①自分を知る
志望理由書を書き始める前には、必ず自己分析が必要です!
・自分の長所や短所、周りの人からみた長所や短所
・自分が好きなことや嫌いなこと(なぜ好きなのか、なぜ嫌いなのか)
・自分の今までの経験(勉強・部活動・習い事・ボランティアなど)を通して自分の考えや感じたこと
・熱中したこと、達成したことなど
自己分析を行うことで、自分の強みや進路が分かってきます。
そして、自己分析を行った上で、将来の展望から学びたいことを明確にすると、志望大学が見えてきます。
この「自分を知る」ことがとても大切なのです!
②大学を知る
自己分析をして志望大学が決まったら、その大学について調べます。
志望動機を書くためには情報収集が必要なのです!
大学の理念や学び、特色などを理解した上で、その大学・学部・学科でなければならない理由を探します。また、他大学と比較することで、さらに確実な理由を見つけることも大切です。「この先生に教えてもらいたい」「環境や設備が充実している」「自分の学びたい分野の研究に力を入れている」など、他の大学にはない特徴や魅力を見つけます。情報収集のために、大学HPやパンフレットを確認したり、オープンキャンパスが開催される場合は積極的に参加しましょう。
③自分と大学がマッチしているかを再確認する
自己分析し、志望大学について詳しく調べた上で、自分と志望大学がマッチしているか、もう一度じっくり考えてみましょう。
アドミッション・ポリシーを読み解き、志望大学が求める人物像と自分がマッチしているのか確認しておくことも大切です!
【参考】志望理由書の良い例・悪い例
志望理由の良い例
志望理由を書くときは、大学や専門学校が何を求めているのかに加えて、志望動機の失敗例を知っておくと書きやすくなります。
まずは良い例文とポイントを見ていきましょう。
①自分のことを簡潔に説明できている。(将来の目標や、今までの経験などをアピールする)
・私が小学生の頃、〇〇したことをきっかけに△△を目指すようになりました。
・高校時代には生徒会に参加し、多くの人と関わることでコミュニケーション能力を身につけ、文化祭や学校説明会、校外活動など様々な活動を行いました。
②志望動機を具体的かつ簡潔に書いている。(何を学びたくてその大学に入学したいのかを説明する)
・私は〇〇大学△△学部への入学を志望します。貴学の□□に特化した学習内容と研究にしっかりと取り組むことのできる環境で、□□について深く学びたいと考えています。
③志望大学の特徴を書いている。(よく調べて、理解していることを示す)
・貴学の〇〇活動など、今までに経験したことのない様々な活動に参加できることに魅力を感じました。
④卒業後の進路や目的を明確に書いている。(卒業生の就職先などを調べておくと、自分の進路と関連付けることができる)
・将来、貴学で学んだことを生かして、〇〇に携わることのできる人になりたいです。
志望理由の悪い例
次に悪い例やポイントを紹介していきます。
①文末が統一されていない。
OK:私は〇〇に関わる仕事に就きたいと考えています。そのため、ずっと△△をし続けています。
NG:私は〇〇に関わる仕事に就きたいと考えている。そのため、ずっと△△をし続けています。
→ 文末の表現は「です・ます」「だ・である」のどちらかに統一しましょう。
②自己分析がきちんとできていない。
志望動機の中で自分の経験を書くことは大切ですが、経験を書くだけではすべてを伝えることはできません。その経験を経て自分が考えたことや、その経験を活かしてどのように成長することができたのかなど、具体的なことまでしっかり書くことが大切です。
③志望大学の分析がきちんとできていない
志望大学の内容が薄いと、大学へ入りたいという自分の意志は伝わりません。この大学を選んだ理由や、何を学びたいのか、魅力を感じたところなど、細かな内容を書くことが大切です。
④自分と志望校が結びついていない
志望理由では、「自分がやりたいこと」と「この大学で学べること」が結びついていないと、「他の大学でもいいのでは」という印象を与えてしまいます。自己分析と志望大学の分析をしっかりと行い結びつけて、その大学・学部・学科でなければならない理由を書くことが大切です。
まとめ
ここまで志望理由書について説明してきましたが、いかがでしたか?
志望理由書の重要性や、志望理由書を書くために行う分析作業がどれだけ大切であるかが分かりましたね!
志望理由書は自分ひとりで作成するのではなく、必ず学校や塾の先生など第三者の目を通すことで、ミスなく完璧に仕上げることが大切です。
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