こんにちは!個別指導WAMです(^^)/
「自己PRって何を書けばいいの?」「アピールできることがない」など、自己PRの書き方に悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
今回は、大学や企業の面接で使える【高校生必見!面接で参考にしたい自己PRの書き方・ポイント】についてお話します。
最後に例文もありますので、参考にしてみてください。
Contents
なぜ自己PRが重要なのか?
自己PRでは自分の強みや長所を伝える
自己PRでは、自分の強みや長所を伝えることが重要となります。
大学や企業の面接官は、その高校生がどのようなことを考えどのような行動をとるのか、性格や考え方などの特性、人物像などを知ろうとしています。
そこで、学生時代に何を頑張っていたか、その経験において自分がどのような強みを発揮したか、要点を絞ってアピールしたいポイントを伝えるようにしましょう。
求めている人物像とマッチしているかを判断される
大学や企業には、理念や社風、求める人物像があります。
自己PRでは、その高校生が、大学や企業が求めている人物像とマッチしているかどうかを見られます。
そのため、入学・入社意欲の高さや人柄、どのような貢献をしてくれるかなどが重視されます。
つまり、自己PRを通して、その高校生がその大学にふさわしい生徒であるか、自社にとってどのようなメリットがあるか、ということを判断しているのです。
自己PRでは何を書けばいいの?
「自己PRで何を書けばいいのか分からない」という人もいるでしょう。
自己PRに使われる材料をいくつかご紹介します。
・部活動
(経験)「実力を身に付けるために○○に取り組んだ」「トラブルをどうやって乗り越えたか」
(結果)「大会で○○という成績を残せた」「忍耐力を身に付けた」
・生徒会
(経験)「生徒会役員として○○に取り組んだ」「会長や組織を支えるために○○に気を付けていた」
(結果)「責任感があると言われるようになった」「人の立場になって考えることができるという長所に気付いた」
・留学
(経験)「留学のために○○に取り組んだ」「現地の活動に参加して○○をした」
(結果)「何事にも積極的に取り組むことができる」「諦めずに問題を解決する力が身に付いた」
・資格取得
(経験)「○○について学ぶために○○の資格を取得した」「○○の資格試験を受けるためにどのような計画を立てたか」
(結果)「向上心がある」「計画的に物事に取り組むことができる」
・アルバイト
(経験)「店の売上を上げるために○○を工夫した」「○○でのアルバイトを○○年続けた」
(結果)「結果を得るために創意工夫ができる」「継続力がある」
どのような経験であっても、「具体的に何をしたか」を書くと効果的です。また、その結果、「何を得たか」を書くことも重要です。
自己PRの書き方のコツ
①自分の強み、長所
自己PRは、自分の強みをアピールするため、先に結論を述べましょう。
最初にアピールポイントを提示することで、続きを想像しながら読むことができます。
強みが思いつかない場合は、自分が経験した出来事や普段の行動を一つ一つ書き出してみてください。
友達や家族に聞いてみるのもよいでしょう。
②具体的な経験
自分の強みを述べたら、次は具体的な経験を書きましょう。
この部分が抽象的になると、どのような人物であるのかが掴みづらくなっていしまいます。
強みに説得力を持たせるため、具体的な内容を入れることが非常に重要となります。
強みを掘り下げ、強みとなった理由やエピソードを考えましょう。
部活で頑張ったことなど、具体的なエピソードを思いつく限り書き出し、強みの主張を補強できる内容を選びます。
そして、その経験を通して得たものについて書くことも大切です。
大学や企業で自分の強みを活かせる方向性を考え、そこから逸れてしまわないように注意が必要です。
また、失敗談も入れると効果的です。失敗から学んだことや、どう改善したかを加えることで、説得力が増します。
③自分が貢献できること
最後に、自分の強みや経験を活かして何ができるかを述べましょう。
どのような貢献ができるのか、活躍できる人材であるのか、なぜその大学・企業でなければならないのかということを考えましょう。
ポイントは、大学や会社が求めていることと内容をマッチさせることです。
事前に大学や企業のHPやパンフレットなどで、志望する大学のアドミッション・ポリシーや企業理念などを確認しておきましょう。
また、大学や企業がどのような授業や事業に力を入れているかということも参考にするとよいでしょう。
自己PRで注意するポイント
嘘はつかない
自己PRにおいて最も大切なポイントは、「嘘はつかない」ということです。
必ず自分で考え、都合の良いように話を作らないようにしましょう。
面接官は人を見るプロなので、本人と内容の矛盾には必ず気が付きます。
また、本当に自分に合った大学や企業に出会うためにも、本当のことを伝えるようにすることは非常に重要となります。
具体性を入れる
内容に具体性を持たせることも重要です。
自己PRには、必ず具体的な経験談を入れるようにしましょう。
これが強みを裏付ける根拠になります。
具体性に欠けると、何を伝えたいのかが曖昧になり、自分の人物像がはっきり伝わりません。
なぜそれが強みなのかを考え、説得力のある自己PRを書くように心掛けましょう。
一貫性を持たせる
エピソードに一貫性を持たせることも重要なポイントです。
内容を詰め込みすぎてアピールポイントがぼやけてしまうと、上手く伝わらないどころか、説得力も下がってしまいます。
文章全体の内容がまとまるように、伝えたいことを整理しましょう。
また、一貫性を持たせることで、論理的思考力や志望意欲の高さを伝えることもできます。
長所だけを主張しすぎない
長所ばかりアピールしていると、相手に自分の人物像を伝えることができません。
失敗談や短所も、捉え方次第で自分らしさを伝えることができる材料になります。
失敗から学んだことや工夫したこと、今後の対処の仕方などを伝えましょう。
ネガティブな言葉を使う必要はありません。
ポイントは、短所を交えて、それをどう改善していくかを示すことです。
面接で参考にしたい自己PRの例文
・部活動
(例文1)
「私の強みは、現状を分析し、対策を考えることです。
私はテニス部に所属していましたが、身長が低いため、体力の消耗が激しいことが課題でした。
そこで、まずはダッシュを繰り返し行うことで、持久力をつけました。
さらに、フットワークや筋力トレーニングを取り入れ、瞬発力と体幹も鍛えました。
また、自分のプレー動画を何度も見返し、体力の消費を抑えるためにコンパクトなフォームを身に付け、前に踏み込んでいくことで積極的なプレーができるようにしました。
その結果、身体が大きい相手でも体力を維持したまま試合をリードできるようになりました。
このように、現状を分析して対策を考える力を、貴社の仕事において活かすことができると考えています。」
(例文2)
「私の長所は、目標に向けて継続して努力ができることです。
私はバレーボール部に所属していましたが、強豪校で部員も多いため、2年生になった頃はサブメンバーに入ることもできませんでした。
しかし、レギュラーメンバーになることを目標としていたため、練習量を増やし、部活動の時間以外も毎日欠かさず自主練をするようにしました。
また、プロの選手のトレーニング動画を観たり本を読んだりして勉強し、練習内容も見直しました。その結果、練習試合での活躍が認められ、3年生になる直前にはレギュラーメンバーになることができました。
このように、目標に向けて継続して努力できる力を、貴学部で勉学などに活かしていきます。」
・生徒会
(例文1)
「私の強みは、最後までやり遂げる責任感です。
高校時代は生徒会に所属していました。
私の高校では文化祭と体育祭の運営を生徒会が担っており、私は各クラスおよび部門の予算管理を担当しました。
お金のことなので1円でも誤差が出てはいけません。
そのため、昨年度の収支概算や総会資料を参考に、何度も確認しながら確実に進めました。
その結果、生徒会長や顧問の先生に『あなたは責任感がある』と言われ、この経験を通して自分の強みを認識することができました。
私は、貴社の仕事を責任感を持って全うすることができます。」
(例文2)
「私の長所は、問題解決能力があることです。
私は生徒会長をしていました。
その時に全校生徒にとったアンケートにより、更衣室の治安の悪さが問題点として現れました。
そこで、『匂いが酷い』『ロッカーが錆びていて閉まらない』などの生徒の意見を学校に伝え、更衣室の空調設備とロッカーを全て新しく入れ替えました。
その結果、生徒が快適に更衣室を利用することができるようになり、盗難もなくなりました。
私はこの経験を通して、問題点を見つけて解決する力を身に付けました。
貴学部の学生として、勉学や学生生活にこの能力を活かしていきたいです。」
・NG例
(例文1)
「私は、サッカー部に所属していました。
3年生になった時に部長になりました。
朝練を取り入れ、毎日練習をしました。
夏休みは全員が合宿に参加しました。
秋には全国大会で優勝しました。
3年生になってからは受験勉強とも両立させました。
隙間時間に英単語の勉強をして、数学の分からないところはその日のうちに先生に聞いて解決するようにしました。
物理が苦手でしたが、秋から成績を上げることができました。
朝練や夏休みの合宿で部活動の練習をたくさんしたり、受験勉強を頑張ったりしたことが、高校生活で一番力を入れたことです。」
上記の文章では、事実を述べただけの箇条書きになっており、内容にも一貫性がありません。
このような「何を伝えたいのかが分からない」文章はNGです。
アピールポイントを明確にし、具体的なエピソードを交えて論理的に表現しましょう。
(例文2)
「私は、行動力を大切にしています。
私は、小学生の頃から地域の清掃ボランティアに参加していました。
特に海岸のゴミ拾いでは、高校2年生の時に率先して活動しました。
その結果、海岸のゴミが減り、地域の人にも喜んでいただけました。
これからもこの行動力を活かして活躍することができると思います。」
長所ばかりアピールしているため、人物像が掴みにくい内容となっています。
また、具体性がなく、説得力にも欠けます。
このような「誰でも書ける」文章はNGです。
活動にあたって「自分が工夫したこと」などを述べるようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか。
高校生の大学受験や就職活動における自己PRの書き方をご紹介しました。
大学や企業は、自己PRを通して受験生・就活生との相性を見ています。
自分の強みを上手く伝えられるように、ぜひ書き方のコツを参考にしてみてください。