こんにちは!個別指導WAMです(^^)/
皆さんは勉強をする上で「読解力を鍛えることが重要」ということを聞いたことがあるかもしれません。
今回の記事では、この読解力とはどういう意味なのか、また鍛えるとはどういうことなのかをお話したいと思います。
Contents
読解力とは?
そもそも読解力とはどのような力を指すのでしょうか。
辞書やネットで調べてみると「文章を読み解く力」や「文章を読んで内容を理解する力」といったことが書かれていますね。
国語の文章の場合は読解力に「筆者の意図を汲み取る」といった意味合いも含まれます。
つまり、読解力とは「文章として書かれている内容、または相手の言っていることを正確に把握する力」の事を指します。
読解力を鍛える必要性
問題を読み解く力
みなさんは「読解力が必要なのは国語だけ」と思っていませんか?実はそうではないのです。
例えば、算数で【Aさんが100円を3枚と50円を2枚持っていました。スーパーで150円と200円のお菓子を買うと、残りはいくらになりますか?】という文章問題が出たとします。
この問題の場合「Aさんは最初に400円持っている」、「スーパーで合計350円使った」、「使ったということは引き算である」という具合に内容を正確に理解できなければ、計算式を組み立てることができませんね。
このように国語以外でも、問題を解くために「内容を理解する」という作業が必要になってきます。これは文章に限ったことではなく、図やグラフなどを読み解く場合にも当てはまります。
ゆっくり読めば理解できる、という人もいるでしょう。しかし、テストや入試では与えられている時間に限りがあります。さらに学年が進むにつれ文章は複雑になっていきます。
時間内により多くの問題を解くために、読解力は鍛えておかなければならないのです。
コミュニケーションスキルを高める
読解力が必要になるのは、テストなどの問題や文章を読む時だけではありません。
社会において最も重要となる人とのコミュニケーションの際に必要となるスキルでもあるのです。
人と話している時には、「相手がどのような気持ちで、どういうことを伝えたいのか」を考えなければいけません。
何も考えずに話を進めてしまうと会話そのものが成り立たないといったことが起きてしまいます。
言葉を「読む」か「聞く」かという違いなだけで、コミュニケーションに必要なスキルは「内容を正確に理解する力」、つまり読解力なのです。
読解力を鍛えるために必要なスキル
理解力
まずは文章を読んで、全体の内容を正確に把握する力が必要です。
それから、話の要点や筆者の意図を汲み取る力も必要です。
これらは文章に対する理解力といいます。
語彙力
文章の意味を理解するためには、その文章に使われている言葉や単語の意味を正確に知っておく必要があります。
知っている単語数が多ければ多いほど早く正確に文章を読み解けるようになります。
ここで使われている「語彙力」という言葉が、「その人が持っている単語の知識量と、それを使いこなせる能力」といった意味だと知っていましたか?
知っていた人は「語彙力」というタイトルを見た瞬間に「読解力を鍛えるためには多くの単語を知っておく必要があるんだな」と理解できたと思います。
このように語彙力は理解力・後述する速読力を高めるためにも最も重要なスキルだと言えます。
要約力
要約力とは、その文章の要点を短く端的にまとめる力の事を指します。
文章全体の内容の意味を理解できても、その文章が「一番伝えたいことは何なのか」を理解できていなければ問いに答えることができません。
「その文章の要点を自分の言葉で端的に説明できる」ということは「文章が伝えたいことを理解できている」ということでもあります。
つまり理解力に基づいたスキルだと言えます。
速読力
速読力とは、文章を早く読むスキルのことです。
しかし、ただ早く読むだけでは速読力とは言えません。
ここでいう速読力とは、「文章に使用されている言葉・単語の意味を理解」して「話の意図を正確に把握」しつつ「要点を抑えて読む」スキルのことです。つまり、語彙力・理解力・要約力が合わさって初めて身につけることのできるスキルなのです。
読解力を鍛えるトレーニング方法
読書・新聞を読む
読解力を鍛えるためには、まず第一に日頃からたくさんの文章に触れることが重要になります。
この時、ただ文章を流し読みをするのではなく、指やペンで追ってみたり、音読したりして丁寧に、かつ整理しながら読むことを心掛けてみましょう。
また段落ごとの趣旨や、文章全体の背景を意識したり、物語であれば登場人物の気持ちを想像しながら読むことも大切になります。そうすることで文章に対する理解力を高めることができます。
辞書をひく
たくさんの文章に触れる中でわからない言葉や単語が出てくると思いますそういう時は文章の流れなどでなんとなく意味を想像したりせず、その場で辞書などを使い意味を調べるようにしましょう。
そうすることで、語彙力を養うことができます。
文章を要約する
新聞や本など、何か一つ読み終わったら、書いていた内容を自分なりの言葉で要約してみてください。
この時、人に説明することを意識して、わかりやすく簡潔にまとめるようにしましょう。
頭で考えるだけでなく、実際に内容を要約することで自分が読んだ内容を本当に理解しているのかどうか確認することができます。
大人とコミュニケーションをとる
学校で決まった子達と話すだけではなく、いろんな人と積極的にコミュニケーションを取るようにしましょう。
自分が経験したことのない感情を理解することは難しいです。
さまざまな体験を通して、自分の世界を広げることで、感受性を豊かにすることができます。
そうすれば、人の気持ちを感じ取ったり、共感することができるようになり、物語をより深く理解できます。
まとめ
いかがでしたか。
たくさん勉強して知識を増やしているはずなのに、テストの問題を理解できなかったり、解答を書くことができない人は読解力を鍛える必要があるかもしれません。
個別指導WAMでは、少人数の指導で、生徒ひとりひとりがどういうところでつまずいているのかを把握し、その生徒にあった指導を行います。読解力を鍛える必要がある場合は、それに対するアドバイスもいたします。
「国語や文章問題が苦手で点数が伸びない」といったお悩みを抱えている人は、ぜひ一度個別指導WAMへご相談ください。