受験する人にどれだけ自信があったとしても「100%受かる!」と言い切ることができないのが大学受験です。
「絶対合格する」という強い気持ちはもちろん大切です。ですが、「もしも」について考えることも心構えの一つとして大切になります。
今回はそんな「もしも」についてお話したいと思います。
Contents
受験に失敗したら…
今この記事を読んでいる方はどのような方でしょうか。
「大学受験に失敗したらどうしよう」を不安な気持ちを抱えている方でしょうか。
それとも大学受験に失敗してしまった方でしょうか。
大学受験に対して、失敗することを想像し不安に思ったり、実際失敗して落ち込んだり嘆いたりするのは当たり前のことです。しかし、「失敗する/した」のはあくまでも「大学の受験」です。あなたの人生ではありません。過度に落ち込む必要はないことを覚えておいてください。
また、結果が出なくても、受験のために努力したことは無駄にはなりません。無駄にしてしまうとすればあなたがなにもかもを諦めて投げやりになってしまった時です。
そうならないように、落ち込んだり、悲しんだりしたあとは自分のペースで構いません。きちんと気持ちを整理し立て直して、次のことを考えましょう。選択肢はたくさんあります。自分の為に、納得できる道を選んでください。
大学受験に失敗…その後の進路はどんな選択肢がある?
大学受験に失敗してしまった時の選択肢はさまざまです。
以下でその選択肢とメリット・デメリットを紹介します。
第一志望以外の学校を受験する
第一志望以外にも複数校受験し、合格した中で一番条件のいい大学に進むという選択です。
第一志望以外の志望大学も自分の目的や将来のことを考えて選ぶはずです。選ぶ際に妥協さえしなければ、何度も受験することに対して経済的・精神的な負担が大きいと感じる方には一番いい選択肢だと言えます。
また将来なりたい職業のイメージができている方は、専門学校へ進学するのもよいでしょう。
ただし「どうしてもこの大学のこの学部でないと嫌だ!」と強い意志がある方にはおすすめできません。
気持ちを曲げて渋々入った大学では学習に対するモチベーションが下がってしまい、その後の人生において不利になっていましうからです。そうなる可能性がある方は、次の選択肢に進みましょう。
浪人する
行きたい大学・学部・学科に強いこだわりがある方は、浪人するという選択肢があります。
行きたい大学を諦めずにすむことが最大のメリットです。しかし、経済的・精神的に負担がかかります。
どうしても第一志望でなければいけない理由がある人、また次回の受験に向け1年間持続して勉強することができる人向けの選択肢となります。
就職する
大学へ進学することをやめて、就職するという選択肢です。
定期的な収入があり、親から独立できるというメリットがあります。しかし、高卒で就職となると就職先が制限され、給与も低く設定されている場合が多くなっています。大学受験に失敗したら就職、と考えている人はできれば業種までしっかりと考え、第一志望とは別に学力からみて合格できる可能性の高い専門学校などを一緒に受験し、そこを卒業してから就職するのがおすすめです。
経済的な問題で就職を選択せざるを得ない方はしばらく働いて、何年か後に改めて大学受験をするというのも選択肢に入れてみるといいでしょう。
留学する
進学という予定がなくなり、不本意といえど自由に使える時間ができました。
もちろん来年に向け勉強を頑張る人にとっては時間はありませんが、少し心に余裕がある人は留学というのもひとつの選択肢となります。異なる言語・文化・価値観に触れることで人として大きく成長することができ、将来の選択肢も増えるかもしれません。
デメリットを上げるならそれなりの費用が発生するということです。期間にもよりますが100万以上かかることもあります。
アルバイトをする
今後どうするか決まり切らない、という人はひとまずアルバイトを始めてみましょう。
収入もありますし、自分のことを見つめ直す時間にもなります。反面、安定性という面で不安が残ります。高卒で職歴がアルバイトのみではいざ就職、となったときに不利となってしまいます。
今後のことを考える為に一時的にアルバイトを、という気持ちを持って選択してください。
受験に失敗してしまう人の特徴
受験に失敗してしまう人はどのような人でしょうか。いくつか特徴を上げてみたいと思います。
もちろん、すべての人が当てはまるわけではありません。この中に心当たりがある人は、次に向かって改善してみましょう。
志望校が明確ではない
明確に志望校や学部・学科で学びたいことが定まっていますか?
なんとなくという気持ちや妥協して選んだ大学では受験に向き合う覚悟ができていない可能性があります。これくらい勉強すればいいだろう、という気持ちでは失敗してしまいます。
学習計画を立てない
・1日何時間勉強する
・どの時期までにどの分野のどの単元を固める
・ここからは過去問に取り組む
など、学習計画を立てて勉強を行っていますか?
手の付けやすい教科や単元、好きな教科の勉強だけに偏っていいませんか?
ちゃんと時間をかけて勉強したはずなのに結果に反映されないという人は勉強の中身を見直してみることが必要かもしれません。
苦手を克服できていない
自分がどの科目が得意でどの科目が苦手か、自己分析はできていますか?
得意な科目を究めて得点を伸ばすことも大切なことですが、受験では高得点科目の傾斜など特別な採点ルールがある時を除いて、すべての科目で点数を得ることが重要になります。
早い段階でしっかりと自己分析し、苦手分野の克服を行いましょう。
大学受験を控えた方へ。受験を成功させるためにやるべきこと
はやめに受験対策に取り組む
受験勉強を始めるにあたり、早すぎるということはありません。
学びたい内容、行きたい大学が決まっていなくても大学進学を目指すなら早いうちから受験を意識した勉強を始めましょう。
知識は一朝一夕には身につきません。
教科書の基礎知識をしっかり固め、応用問題、発展問題になっても解けるように演習を繰り返しましょう。
学習計画を立てる
普段の学校のテストや模試などで何点を目指すか。
そのために必要な勉強時間はどれくらいで、勉強すべき部分はどの分野か。
勉強をする際にそういったことを意識してみましょう。目標を決め、それに向かい計画を立てることで効率よく勉強を進めることができます。
自己分析をする
志望校が決まれば、自分の学力と行きたい大学の偏差値を比較しましょう。
また積極的に模試を受け、その結果を見て苦手分野などの自己分析をしっかりと行いましょう。
志望校と自分の学力とのギャップを埋めることが大切です。
自分に合った塾を選ぶ
一人で受験勉強をするには限界がある人もいます。
そんな人は、わからないことを聞いたり、苦手分野を克服するために塾を活用しましょう。
塾には集団塾と個別塾があります。集団塾は学校のような形式での授業で、仲間と切磋琢磨しながら学ぶことができます。個別塾は少人数制の授業で自分に合わせたスピードで進めることができ、質問もしやすい環境にあります。自分の学力や性格を考慮して選びましょう。
個別指導WAMは、個別塾となります。最初に面談を行い、学力の状況や志望校などをヒアリングし、生徒に適切な授業回数・内容などをご提案を致します。
「どのように勉強を進めればいいのかわからない」「苦手分野を克服したい」、そのようなお悩みをお持ちの方はぜひ一度個別指導WAMへご相談ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
繰り返しになりますが、大学受験は、自分の目標、将来の為の通過点で人生の全てではありません。
これから受験の人は、過度に心配せず自分がしてきたことを信じて挑んでください。
失敗してしまった人は、今は落ち込んでいても構いません。気持ちを立て直すことができたら、その人生を考え、しっかりと次の選択を行うようにしてください。