こんにちは!個別指導WAMです(^^)/
みなさん、英語の「過去形」でつまずいていないですか?
英語の勉強をしていて最初につまずくのは、この「過去形」という人も多いのではないでしょうか。
今回は一般動詞の過去形の肯定文、否定文、疑問文を例文を使って紹介していきます。
ぜひこの記事を読んで、勉強の参考にしてみてください!
Contents
過去形とはどんなときに使うの?
過去形とは、「○〇した」「〇〇だった」のような、過去に起きた出来事について表したいときに使う表現です。
英語ではたった数秒前に起こった出来事でも過去形にする必要があります。
それでは基本的な一般動詞の過去形の作り方を説明していきましょう。
基本的には動詞の最後に「ed」をつけることで過去形となります。もともとの動詞が「e」で終わる場合は「d」だけをつけます。
いくつか例をあげて、見ていきましょう。
動詞の最後に「ed」をつけるパターン
・listen(聞く) → listened
・talk(話す) → talked
動詞が「e」で終わるため「d」だけをつけるパターン
・like(~を好きである) → liked
・practice(練習する) → practiced
また英語の過去形は、日本語の過去形とは違い、過去の出来事としてすでに終わっており、現在とは無関係の出来事を表しているということです。現在と切り離して考える必要があるので、日本人にとってはややこしい表現かもしれません。
過去形と過去進行形の違い
過去進行形は、過去のある時点で進行していた行動や動作を表しており、日本語では「△△のとき〇〇していました」となります。基本型は、「主語」+「be動詞の過去形」+「動詞のing形(現在分詞)」です。過去進行形の特徴として、「at that time」「then」(そのとき)、「when」(~のとき)などの過去のあるタイミングを表す言葉と一緒によく使われます。
似たような例文で過去形と過去進行形を比較してみましょう。
過去形:I talked my friend yestarday.
「私は昨日友人と話しました。」
過去進行形:I was talking my friend at that time.
「そのとき私は友人と話していました。」
過去形と現在完了形の違い
現在完了形は、現在から見て過去のある時点から現在までのことを表しており、「完了」「経験」「継続」「結果」の4つの用法があります。基本型は、「主語」+「have(has)」+ 「動詞の過去分詞」です。
現在完了形の例文を踏まえてそれぞれの用法を説明していきます。
①完了用法:「〇〇をやり終えた(ところ)」と訳され、「already」(すでに)、「just」(ちょうど)などの副詞と一緒によく使われ、過去分詞の前に置きます。
She has just arrived at the station.
「彼女はちょうど駅に到着したところだ。」
②経験用法:「〇〇をしたことがある」と訳され、「before」(以前に)、「once」(1回)などの回数を表現する副詞がよく使われます。
I have visited the United States of America before.
「私は以前アメリカを訪れたことがある。」
③継続用法:「ずっと〇〇をしている」と訳され、「for」(~間)、「since」(~以来)などがよく使われます。
She has lived in Osaka for three years.
「彼女は3年間大阪に住んでいる。」
④結果用法:「〇〇した」と訳され、過去形と過去完了形との区別が難しいです。
I have lost my cellphone.
「私は携帯をなくした。」←今も携帯がない。
同じ現在完了形なのに、訳すと全くニュアンスが異なることが分かりますね!
過去形と過去完了形の違い
過去完了形は、過去のある時点から見てさらに前の時点から過去のある時点までのことを表しており、過去のある時点までは継続していた(現在は継続していない)という意味で表現します。
過去完了形も現在完了形と同様に「完了」「経験」「継続」「結果」の4つの用法があります。
現在完了形との違いは、基点となる時点が現在か過去かということです。
基本型は、「主語」+「had(haveの過去形)」+ 「動詞の過去分詞」です。
過去完了形の例文を踏まえてそれぞれの用法を説明していきます。
①完了用法:「△△まで(△△したとき)に〇〇し終えていた」「〇〇していた」と訳され、「already」(すでに)、「just」(ちょうど)などの完了や瞬間を表す副詞と一緒によく使われます。
I had already finished cooking when my mother came home.
「母が帰ってきたときには、私はすでに料理をし終えていた。」
②経験用法:「△△までに〇〇をしていたことがあった」と訳され、「before」(~前に)、「once」(1回)などの回数を表現する副詞がよく使われます。
I had visited the United States of America twice before I was 20 years old.
「私は20歳になる前に2回アメリカを訪れたことがあった。」
③継続用法:「△△までずっと〇〇していた」と訳され、期間を表す「for」(~間)、「until」(~まで)などとよく一緒に使われます。
I had lived in Tokyo for ten years before I went to the United States of America.
「私はアメリカに行く前、10年間大阪に住んでいました。」
④結果用法 :「〇〇した」と訳され、過去形と現在完了形との区別が難しいです。また完了用法ともニュアンスが似ているため、まとめられることもあります。
The train had already started when I arrived at the station.
「私が駅に到着したとき、すでに列車は発車していた。」←列車に乗れなかった
また過去完了形は、大過去、仮定法過去完了、過去完了進行形と3つのケースで使うことがあります。
1.大過去
I found my cellphone which I had lost the day before.
「私は前日になくした携帯を見つけた。」(「見つける」より「なくす」方が先に起こった出来事)
過去のある時点よりもさらに昔に起こった事柄を表現するときに使います。
2.仮定法過去完了
I had wanted to buy a new wallet.
「私は新しい財布を買いたかったのに。」(実際は買う事はできなかった)
過去の事実に反する仮定や願望、想像を表現するときに使います。
3.過去完了進行形
I had been waiting for nearly twenty minutes when the train arrived.
「列車が到着したとき、私は20分近くずっと待っていた。」
訳すと継続用法と同じ意味になりますが、「ずっと〇〇を続けていた」という動作の継続を強調したいときに使います。
過去形と過去分詞の違い
過去形と過去分詞って、どちらも過去というイメージがあって、同じ意味と思っている人もいるのではないでしょうか。過去分詞は受動態(be動詞)や現在完了・過去完了(have・has・had)と組み合わせて使う表現であり、「過去」とはあまり関係がなく、動詞を変化させた形なので、動詞として扱われません。
例文を見てみましょう。
受動態:This song is loved by many people.
「この歌は多くの人に愛されています。」
現在完了(継続用法):She has lived in Osaka for three years.
「彼女は3年間大阪に住んでいる。」
上の2つの例文を見ても、過去分詞が「過去」の話ではないことが分かりますね!
ここまで過去形と混同しやすい文法を4つ紹介してきましたが、いかがでしたか?
基本形や日本語訳では全く異なるということが分かりますね!
「ed」のルールを無視した不規則動詞に注意しよう
最初に過去形の作り方を、動詞の最後に「ed」や「d」をつけると説明しましたが、「ed」や「d」がついたものは規則動詞といいます。
一方、「ed」や「d」のルールからはずれた不規則動詞というものがあり、日常でよく使う動詞ほど不規則動詞に該当するため、きちんと覚える必要があります。
不規則動詞は以下の4タイプのわけることができます。
①.現在形と過去形が異なり、過去形と過去分詞形が同じもの
②.現在形と過去形が異なり、現在形と過去分詞形が同じもの
③.現在形と過去形と過去分詞形すべて異なるもの
④.現在形と過去形と過去分詞形すべて同じもの
それぞれのパターンの動詞を2つずつ抜粋していますが、本来はもっと多くの不規則動詞があります!
不規則動詞の覚え方
不規則動詞は、1つ1つ覚えるしか方法はありません。
勉強している間に出てきた不規則動詞は、しっかりとメモを取り辞書で調べながら覚えたり、不規則動詞表を使い各動詞の現在形ー過去形ー過去分詞形の3つをひたすら上から順番に発音していくなど、こつこつと努力を重ねることが大切です!
過去形の否定文を学ぼう
一般動詞の過去形の否定文はそれほど難しくはありません。
現在形の否定文では主語のあとにdon’t(do not)、三人称ではdoesn’t(dose not)を使いますよね?
つまり、それらを過去形に変えるだけなので、doの過去形はdidとなり、主語のあとにdidn’t(did not)をつけるだけで、簡単に否定文を作ることができます。
日本語では「〇〇しませんでした」となります。
ここで注意が必要なのは、didn’tの後ろの動詞は必ず現在形になるということです!これは規則動詞でも不規則動詞でも同様です。
例文を見てみましょう。
過去形肯定文(規則動詞):I talked my friend yestarday.
「私は昨日友人と話しました。」
↓
過去形否定文(規則動詞):I didn’t talk my friend yestarday.
「私は昨日友人と話しませんでした。」
過去形肯定文(不規則動詞):I went to school yestarday.
「私は昨日学校に行きました。」
↓
過去形否定文(不規則動詞):I didn’t go to school yestarday.
「私は昨日学校に行きませんでした。」
過去形の疑問文を学ぼう
一般動詞の過去形の疑問文も難しくありません。
現在形の疑問文では、文頭にDo、三人称ではDoesをつけますよね?
つまり、それらを過去形に変えるだけなので、doの過去形はdidとなり、文頭にDidをつけることで、簡単に疑問文を作ることができます。
日本語では「〇〇しましたか」となります。注意点は、Didの後ろの動詞は必ず現在形になるということです!これは規則動詞でも不規則動詞でも同様です。
疑問文も例文で比べてみましょう。
現在形疑問文(規則動詞):Do you like juice ?
「あなたはジュースが好きですか。」
ーYes, I do./No, I don’t.
「はい、好きです。/いいえ、好きではありません。」
↓
過去形疑問文(規則動詞):Did you like juice ?
「あなたはジュースが好きでしたか。」
ーYes, I did./No, I didn’t.
「はい、好きでした。/いいえ、好きではありませんでした。」
現在形疑問文(不規則動詞):Do you go to school on foot ?
「あなたは歩いて学校に行きますか。」
ーYes, I do./No, I don’t.
「はい、行きます。/いいえ、行きません。」
↓
過去形疑問文(不規則動詞):Did you go to school on foot ?
「あなたは歩いて学校に行きましたか。」
ーYes, I did./No, I didn’t.
「はい、行きました。/いいえ、行きませんでした。」
まとめ
いかがでしたか?
過去形について、少しでも参考になりましたか?
英語に苦手意識がある人や、学習方法が分からない人、過去形についてもっと理解を深めたいという人は、ぜひ一度個別指導WAMへ気軽にご相談ください。