こんにちは!個別指導WAMです(^^)/
本日は【have toの意味は? mustとの違いや使い方】について、お話したいと思います!
皆さんは「have to」の意味を知っていますか?
「『must』と同じでしょ?」と思っている人が多いかもしれません。
学校ではどちらも「~しなければならない」だと習いますよね。確かに訳は間違っていません。
しかし厳密には違いがあり、この違いを知れば「have to」への理解がもっと深まります。
今回は、「have to」が持つ複数の意味や、「must」との違いを例文とともに解説していきます!
Contents
「have to」の意味
have toとは
「have to」は一般動詞「have」とto不定詞の「to」からなり、義務・(否定形で)不必要・推測を表します。
「have to」で助動詞の働きをするので、動詞の前に置き、「主語+have to+動詞の原形」の形で使います。
発音は [hæftu] ハフトゥです。
「have」の部分は一般動詞なので、主語が三人称単数の場合は「has to」となります。過去形は「had to」です。
「have」は不規則動詞なので、「~es」や「~ed」の形にはなりません。
それぞれの発音はハストゥ、ハットゥとなります。
have toの意味
「have to」には次の3つの意味があり、どの意味になるかは文脈から判断します。
・「~しなければならない」(義務)
一般的に「must」と同じ訳し方をしますが、含まれるニュアンスは異なります。
違いについては後ほどご紹介します。
・「~しなくてもよい、~する必要はない」(否定)
否定形の「don’t (do not) have to」「doesn’t (does not) have to」になると、先ほどの義務の意味を柔らかく否定し、不必要を表す意味になります。
・「~に違いない」(推測)
確信に近い推測の意味もあります。この意味になる場合、動詞が一般動詞ではなくbe動詞であることが多くなっています。
「have to」と「must」の違いは?
have toは義務的/mustは意思・強制的にせざるを得ない状況
義務の「have to」と「must」はイコールで覚えることが多いですが、それぞれが持つニュアンスは異なります。
「have to」は、自分の意思に関係のない“客観的”な表現となり、ルールなどの外的要因による“義務的”な状況を表します。
一方で「must」は、自分の意思による“主観的”な表現となり、“強制的”にせざるを得ない状況を表します。
強い表現となるため、口語表現では「have to」がよく使われます。
また、「must」が助動詞であるのに対して、「have to」は主語によって形を変えるという違いもあります。
両方の例を挙げると次のようになります。
・肯定文の場合
I have to go to bed now. 「私はもう寝なければなりません。」
I must go to bed early. 「私は早く寝なければなりません。」
・否定文の場合
I don’t have to go to bed early. 「私は早く寝る必要はありません。」
You must not (mustn’t) go to sleep. 「寝てはいけません。」
have toの肯定文の使い方
主語が「I・You」の場合
I have to swim across the river.
「私はその川を泳いで渡らなければなりません。」
You have to close the book immediately.
「あなたはその本をすぐに閉じなければなりません。」
主語が「I・You(一人称・二人称)」の肯定文では、「have to」をそのまま使います。
主語が「He・She」の場合
He has to build a park for the people of this city.
「彼はこの街の人々のために公園をつくらなければなりません。」
She has to bring her baggage to her room before going out with some friends.
「彼女は友達と出掛ける前に部屋まで荷物を運ばなければなりません。」
主語が「He・She(三人称単数)」の肯定文では、「have to」を「has to」に変化させて使います。
過去を表す場合
I had to buy two cucumbers to make cucumber soup with mint.
「私はミント入りのキュウリのスープを作るため、キュウリを2本買わなければならなかった。」
過去を表す場合の肯定文では、「have to」を「had to」に変化させて使います。
have toの否定文の使い方
主語が「I・You」の場合
I don’t have to see a doctor.
「私は医者に診てもらう必要はない。」
You don’t have to board a ship to get to the neighboring town.
「あなたは隣町に行くのに船に乗る必要はない。」
主語が「I・You(一人称・二人称)」の否定文では「don’t」を前に置き、「don’t have to」とします。
主語が「He・She」の場合
He doesn’t have to throw away his worn-out shoes.
「彼はボロボロの靴を捨てなくてもよい。」
She doesn’t have to attend the meeting this afternoon.
「彼女は午後の会議に出席しなくてもよい。」
主語が「He・She(三人称単数)」の否定文では「doesn’t」を前に置き、「doesn’t have to」とします。
過去を表す場合
You didn’t have to say that.
「あなたはあんなことを言う必要はなかった。」
過去を表す場合の否定文では「didn’t」を前に置き、「didn’t have to」とします。
意味は「~しなくてもよかった」「~する必要はなかった」となります。
have toの疑問文の使い方
主語が「I・You」の場合
Do I have to go to the bank to withdraw some money?
「お金をおろしに銀行に行かなければなりませんか?」
Do you have to get up early tomorrow morning?
「あなたは明日の朝早く起きなければなりませんか?」
主語が「I・You(一人称・二人称)」の疑問文では、「Do I have to~?」「Do you have to~?」となります。
主語が「He・She」の場合
Does he have to go to school now?
「彼はもう学校に行かなければなりませんか?」
Does she have to leave before the party finished?
「彼女はパーティーが終わる前に帰らなければなりませんか?」
主語が「He・She(三人称単数)」の疑問文では、「Does he have to~?」「Does she have to~?」となります。
過去を表す場合
Did I have to get my homework done by yesterday?
「昨日までに宿題を終わらせなければならなかったのですか?」
過去を表す場合の疑問文では、「Did I have to~?」となります。
推測の意味を持つhave toの使い方
You have to be joking. 「冗談を言っているに違いない。」
He has to be Mr. Jordan. 「彼はジョーダンさんに違いない。」
She has to be in trouble now. 「彼女は何かトラブルに巻き込まれているに違いない。」
There has to be a reason for what he said. 「彼があんなことを言ったのは何か理由があるに違いない。」
まとめ
いかがでしたでか。
今回は助動詞的な役割を持つ「have to」について、例文を挙げながら意味や「must」との違いを解説しました。
「have to」についてもっと理解を深めるなら、個別指導塾がオススメです。
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