こんにちは!個別指導WAMです(^^)/
高校選びは、みなさんが将来のために自分自身で行う最初の大きな選択かもしれません。
入学することを目的とするのではなく、入学後どのような高校生活を送れるか、どのような選択肢を増やせるのか、そういったことを考えて志望校を決めることが大切です。
ここでは後悔しない高校選びのために、高校の種類や選び方のポイントをご紹介します。
Contents
志望校選びで知っておきたい高校の違い
国立・私立・公立の違い
高校はまず、運営主体により大学国立・私立・公立という3つの種類にわけることができます。ひとつずつ違い見てみましょう。
・国立
国立大学の系列校で、多くが大学進学を見据えた進学校となっています。
大学の研究校としての位置づけでもあり、個性的な教育が行われています。
またクラブ活動などでも大学と連携している場合があります。
内部推薦枠がないので、附属の大学に進学するには受験が必要です。
・公立
地方公共団体が設置している、都立、道立、府立、県立、市立などと呼ばれる高校で、費用が安く抑えられています。
原則として、その都道府県に住んでいる人しか受験することができません。
私立ほど強い独自性を持つわけではありませんが、進学に強い高校や、部活動が盛んな高校など校風はそれぞれ異なります。
・私立
民間の学校法人が設置しているので、学校ごとに特色ある教育方針を打ち出しており、独自の制度やカリキュラムが取り入れられています。
また、設備などが国公立よりも充実していることが多いです。
学費は学校ごとに異なりますが、国立・公立高校よりも高く設定されています。
共学・男子校と女子校
次に共学・男子校・女子校の3つの違いを確認しましょう。
・共学
性別によって分かれることなく、みんなが一緒に学びます。
それぞれの違いを認め、ともに勉強や行事に励むことで自分の価値観を広げることができます。
・男子校・女子校
今は共学化が進んでいますが、伝統ある学校も多くあります。
異性の目を気にすることなく過ごせることと、性別による役割分担がないことがメリットとして挙げられます。
大学附属校
国立高校とは別に、系列大学へ内部進学できる制度がある附属高校と呼ばれる高校もあります。
高校から大学まで一貫した教育を受けられることが特徴です。
進学できる制度はありますが、必ず進学できるわけではなく、学校ごとに一定の条件があります。
通信制
もっと選択肢を広げれば、通信制高校という種類の高校もあります。
自宅学習を中心に、レポート提出やスクーリング、年数回の単位認定試験などを経て高卒資格を取得することができます。
さまざまな理由で全日制の高校に通うことが難しい人も、自分のペースで勉強することが可能となっています。
志望校は何校まで決める?
受ける可能性がある高校を複数考えておくと良い
志望校について、できれば1,2年の早い段階から考えてみてください。
行きたい高校を決めることができれば、そこを目指して勉強を頑張る、というモチベーションにもなります。
ですが、ここで大切なことは1つに絞らないということです。
成績によっては、直前に志望校を変えることになるかもしれません。
目指す高校より上の学校に行ける可能性もありますし、その逆もあります。
視野を狭めてしまわず、複数の高校を志望校として考えておきましょう。
複数校考えておきましょう、と言いましたが「この高校に必ず行くんだ」という強い気持ちを持つことはもちろん大切です。
そういう気持ちがある人は、併願受験について知っておいてください。
併願受験とは、2校以上の学校に出願することです。
絶対に行きたい、という気持ちを曲げる必要はありませんが、受験に絶対はありません。
第一志望とは別に、自分の成績や実力で必ず合格できる高校、という選択肢を用意しておきましょう。
何を基準に高校を決めればいいの?
校風や教育方針
校風や教育方針が、自分の考え方や価値観と合っているかどうかは重要です。
いいな、と思う高校があれば、まずはここを確認しましょう。
部活動に力を入れたい人は、希望する部活動はあるのか、レベルはどの程度なのかも大切なポイントになりますね。
それ以外にも、行事や課外活動が充実しているなど学生生活全体に目を向けてチェックするとよいでしょう。
また、学校によっては宗教が母体となった学校があります。
信仰していなくても入学はできますが、礼拝や宗教に関する授業、行事などがあるので、そのようなことに違和感を感じないかをあらかじめ考えておきましょう。
学びたいこと
学びたいことが具体的に決まっている人や高校卒業後の進路をイメージできる人は、学科を基準に考えることもできます。学科には「普通科」「専門学科」「総合学科」の3種類があり、学べる内容が異なります。
「普通科」では、中学校と同じように主要5教科を中心として幅広く学ぶことができ、大学進学などに向け可能性を広げることができます。
理系に重点をおいたコースや、有名大学への進学を目指す進学コースなどを設置している高校もあります。
明確に学びたいことが決まっているなら、「専門学科」や「総合学科」も選択肢の中にいれることができます。
「専門学科」は工業・商業などある分野に特化した学びを受けることができるので、将来の職業に直結する知識・技術を習得することができます。
「総合学科」では、普通科の内容プラス専門学科の勉強をすることができます。
学べる内容や進路の選択肢は多くなりますが、自分で科目を選択し時間割を決めるため、しっかりとした自己管理能力が必要になります。
家からの距離
家からの距離も大切ですね。
高校まで遠すぎると通学だけで疲れてしまい、勉強や部活動に集中することができなくなります。
そういったことを避けるためにも、通学時間や通学手段の確認はしっかりとしておきましょう。
偏差値
自分が行きたいと思えるような高校が見つかれば、次はその高校に合格できるかどうかを考えましょう。
1,2年の早い段階で決めることができれば、志望校を目指して勉強すればいいですが、決めるのが遅くなればなるほど、自分の学力で合格できるどうかを慎重に考えなくてはいけなくなります。
合格できるかどうかを判断するには、自分の「偏差値」を知ることが大切です。
さまざまな機関が行っている模擬試験を受けて、自分の偏差値を算出し、志望校の偏差値と比較してみましょう。
進路・就職実績
高校卒業後の進路を具体的にイメージできている場合は、希望する高校の進路状況を確認してください。
大学進学を希望する場合は進学率が高い高校、就職を希望する場合は就職率が高い高校を選ぶようにしましょう。
大学への進学を希望する場合は、どのレベルの大学へ進学できているかなど具体的なところまで確認するとよいでしょう。
その他自身の重視したい基準
そのほか、制服のデザインや髪型のルールなど、自分が譲れない部分があればそういった部分もきちんと確認しましょう。
教育方針や勉強面など堅苦しい部分だけではなく、高校生活を楽しく送るためのこだわりも大切にして高校を探してみてください。
行きたい高校が分からない場合は情報を集める
まずは自分を知る
「どういうふうに高校を選べばいいか全然わからない」という人は、自分を知るところから始めてみてください。
高校選びで一番譲れないものはなんですか?通学時間や制服デザインでもなんだって構いません。
まずは考えてみてください。それから、自分の学力を自己分析してみてください。
テストでどれくらい取れているか、模試の結果はどうだったか。
自分の学力が分かれば、行くことのできる高校を具体的に調べることができるようになります。
同時に、自分が勉強したいことを考えてみてください。
そんなに重く考える必要はありません。
英語が好き、歴史が好き、美術が好き、モノを作るのが好き、そういう気持ちで十分です。
それが分かれば、「好き」を勉強できる高校を調べることができます。
自分のことをひとつひとつ知っていき、希望が叶う高校を探してみましょう。
高校の情報を集める
志望校は、偏差値や学べる内容だけで決定しないようにしてください。
表面上の情報だけで決めてしまうと、入学した時に校風や雰囲気などでギャップが生まれ、満足いく高校生活を送れなくなってしまうかもしれません。
オープンキャンパスや高校説明会に参加したり、先輩に話を聞いたりして生きた情報を集めるようにしましょう。
高校卒業後は、大学進学や就職が控えています。
そのような部分も視野に入れ、しっかりと情報を集めることが大切です。
高校選びで失敗しがちな例
・友達が行くから
・先生や親に勧められたから
・オープンキャンパスや説明会に参加しなかった
・ひとつの理由だけで決めた
など、自分の意志がなに一つ反映されていない、またその高校について満足な理解ができないという状態のまま入学してしまうと、なにをしたらいいのかわからなくなったり、ギャップに苦しめられることになります。
そういうことが起きないように、高校選びは慎重に行いましょう。
後悔しない高校を選ぶためには
入学後に後悔しないために、行きたい高校が決まれば、まずはしっかりとその高校について調べましょう。
行きたい高校が自分に合うかは、調べてみないと分かりません。
自分に合うことが分かれば、その高校を志望校と決めて、合格できるように勉強を始めましょう。
どう勉強を始めたらいいのかわからない。一人ではわからならいことを解決できない。
そういう場合は、個別指導WAMへご相談ください。
生徒ひとりひとりに合わせたカリキュラムを作成し、志望校合格へ向け勉強をサポートいたします。
まとめ
いかがでしたか?
高校3年間というのは、貴重な時間です。
より良い学生生活を送るために、また自分の将来のために、周りに流されることなく自分の意志をしっかりと持って志望校を選びましょう。