こんにちは!個別指導WAMです(^^)/
英語は単語が並ぶ順番が決まっており、単語が正しい順番になっていなければ、英文・英会話が成り立ちません。
そのため、単語の並べ方のルールといえる「英文法」は英語の基礎となります。
英文法が分からないままでは、英語を修得する事はできません。
そこで、今回は、英語の勉強でまず理解しておくべき文法の基礎と覚え方を紹介します!
Contents
英語の文法の基礎
英語と日本語の大きな違いは語順です。
日本語は動作や状態を表す動詞が後にあり、「私は〜をした」の言い方になります。しかし、英語は動詞が前にあり「私はした、〜を」の言い方になります。
日本語:私はリンゴを食べた。
英語 :I ate an apple. → I (私は)ate(食べた)an apple.(リンゴを)
このように、英語と日本語は文法が大きく異なるため、英語の文法や構成ルールをしっかりと学ぶ必要があります。
そのためには、基本文型や品詞、文、時制の種類を理解することが大事です。
英文法:5つの基本文型
「5つの基本文型」は、主語(S)・動詞(V)・目的語(O)・補語(C)で構成された文の構造を5つのパターンに分類した英文の型のことです。
第1文型【S+V】
基本的な意味は「SがVの状態である」、「SがVする」となります。
①She runs.(彼女は走ります。)
→S(主語)= She / V(動詞)= runs
②She runs in the park. (彼女は公園で走ります。)
→S(主語)= She / V(動詞)= runs / M(修飾語)= in the park
※第1文型はSVの後ろに補足説明のM(修飾語)がつくケースが多いです。
第2文型【S+V+C】
基本的な意味は「SはCである」となります。そのため、第2文型はS=Cの関係が成り立つことが特徴です。
①I am a doctor.(私は医者です。)
→S(主語)= I / V(動詞)= am / C(補語)= a doctor
第3文型【S+V+O】
基本的な意味は「SはOをVする」となります。第3文型では「S=O」の関係にならない所がポイントです。
①I bought an apple.(私はリンゴを買いました。)
→S(主語)= I / V(動詞)= bought / O(目的語)= an apple
第4文型【S+V+O+O】
基本的な意味は「SはO1にO2をVする」となります。O1には人、O2は物・事が入ることが多いです。
①He taught me to study.(彼は私に勉強を教えました。)
→S(主語)= He / V(動詞)= taught / O1(目的語)= me / O2(目的語)= to study
第5文型【S+V+O+C】
基本的な意味は「SはOがCだと(するのを)Vする」となります。第5文型はO=Cの関係が成り立つことが特徴です。
①I named the cat Tama.(私はその猫をタマと名付けました。)
S(主語)= I / V(動詞)= named / O(目的語)= the cat / C(補語)= Tama
英文法:品詞の種類
名詞
人や生き物・物の名称を表す語を名詞といいます。
目に見えるものだけでなく、幸せ(happy)や平和(peace)など抽象的なものも名詞に含まれます。
S(主語)、C(補語)、O(目的語)として使われます。
例:cat(猫)、water(水)、family(家族)、love(愛)
動詞
動作や状態を表す語を動詞といい、S(主語)の後ろに置きます。
例:run(走る)、eat(~を食べる)、become(~になる)
助動詞
動詞の補足をする語を助動詞といいます。
例:will(これから〜する)、can(〜できる)、 must(〜しなければならない)
形容詞
名詞を修飾してて、人や物の様子や状態を表す語を形容詞といいます。
C(補語)、M(修飾語)として使われます。
例:big(大きい)、beautiful(美しい)、famous(有名な)
副詞
名詞以外を修飾する語を副詞といいます。時間・態度や様子・場所・程度・頻度などを表します。
例:very(とても)、fast(はやく)、today(今日)、quietly(静かに)
前置詞
名詞の前に置き、場所・時間・状態などの意味を付け足す語を前置詞といいます。
例:at(~に、~で)、on(〜の上に)、from(~から)
接続詞
文と文、語と語をつなげる語を接続詞といいます。
例:but(しかし)、and(〜と)、because(~なので)
代名詞
名詞の代わりに使われる語を代名詞といいます。
例:she(彼女)、this(これ)、who(誰)
間投詞
感情や呼びかけを表す語を間投詞といいます。
例:oh(おお)、wow(わぁ)、hi(やあ)
冠詞
名詞の前に置き、その名詞が特定のものか、不特定のものかを区別する語を冠詞といいます。
例:a, an(ひとつの)、the(その)
英文法:文の種類
平叙文
平叙文とは物事をありのまま述べる文のことをいいます。主語で始まり、文の終わりには必ずピリオド(.)がつきます。
「~です、~します」という肯定文と「~ではありません、~しません」という否定文があります。
①肯定文「~です、~します」
I live in Osaka.(私は大阪に住んでいます。)
②否定文「~ではありません、~しません」
I don’t live in Osaka.(私は大阪に住んでいません。)
疑問文
疑問文とは物事を相手に尋ねたり、依頼、提案、助言などをするときに用いる文のことです。
動詞、助動詞、疑問詞のいずれかで始まり、文の終わりには必ずクエスチョンマーク(?)がつきます。
①一般疑問文
Are you happy?(あなたは幸せですか。)
Yes, I am.(はい、幸せです。)/ No, I am not.(いいえ、幸せではありません。)
②否定疑問文
Are not you happy?(あなたは幸せではないのですか。)
Yes, I am.(いいえ、幸せです。)/ No, I am not.(はい、幸せではありません。)
→英語は相手の問いに対して否定でも答える内容が肯定の場合、「Yes」 を使用し、否定であれば「No」を使用します。
感嘆文
感嘆文とは、感動・驚き・喜び・悲しみなどの強い感情を表す文のことをいいます。
How、Whatのいずれかで始まり、文の終わりには必ず感嘆符(!)がつきます。
①Howを使った感嘆文
How beautiful she is!(彼女はなんと美しいんだ。)
→How + 形容詞/副詞 + 主語 + 動詞 + !の語順になります。
②Whatを使った感嘆文
What a nice house!(なんて素敵な家なんだ。)
What +(a/an)+ 形容詞 + 名詞(+主語+動詞) + !の語順になります。
命令文
命令文とは相手に命令したり行動を求めたりする文のことをいいます。
文の終わりにはピリオド(.)をつけますが、強調したい場合は感嘆符(!)をつけます。
①肯定の命令文「~しなさい」
Be quiet!(静かにしなさい。)
→肯定文の命令文は動詞の原形から始まります。
②否定の命令文「~してはいけません」
Don’t open the door.(ドアを開けてはいけません。)
→Don’t (Do not)+ 動詞の原形の語順になります。
英文法:時制
基本形
・現在形
事実、習慣などを表し、「~する」という意味になります。
①I play the piano.(私はピアノを弾きます。)
②She plays the piano.(彼女はピアノを弾きます。)
→主語が3人称単数の場合は動詞の語尾にs(es)をつけます。
・過去形
過去の出来事を表し、「~した」という意味になります。
①I played the piano.(私はピアノを弾きました。)
②I was a student.(私は学生でした。)
→過去形の文では、be動詞はis、amはwasにareはwereに変化します。
一般動詞は語尾に(e)dをつけますが、不規則な変化をする不規則動詞もあるので気をつけましょう。
・未来形
未来の出来事、状態を表し、「~するつもりだ」「~するだろう」という意味になります。
①I will play the piano tomorrow.(私は明日ピアノを弾くつもりです。)
→未来形は助動詞のwillを使い、will + 動詞の原形の語順になります。
進行形
・現在進行形
be動詞(am,are,is)+ 一般動詞ingの語順で「~しています」「~しているところです」という意味になります。
①I’m reading a book in the library.(私は図書館で本を読んでいるところです。)
・過去進行形
be動詞の過去形(was,were)+ 一般動詞ingの語順で「(過去に)~していた」という意味になります。
①I was reading a book in the library.(私は図書館で本を読んでいました。)
・未来進行形
will + be + 一般動詞ingの語順で「(未来に)~しているだろう」という意味になります。
①I will be reading a book at the library tomorrow.(私は明日図書館で本を読んでいるだろう。)
完了形
・現在完了形
have/has + 過去分詞の語順になります。
「~し続けている(継続)」「~したことがある(経験)」「~したところだ(完了・結果)」の3つの意味があります。
①「~し続けている(継続)」
I have lived in Tokyo for ten years.(私は10年間東京に住んでいます。)
→for(~の間)、since(~以来、~から)などの期間を表す語句がよく使われます。
②「~したことがある(経験)」
I have seen the movie many times.(私はその映画を何回も見たことがある)
→many times(何回も)、before(以前に)などの語句がよく使われます。
③「~したところだ(完了・結果)」
He has just returned home.(彼はちょうど家に帰宅したところです。)
→just(ちょうど)、already(もうすでに)などの語句がよく使われます。
・過去完了形
haveの過去形had + 過去分詞の語順になります。
「~し続けていた(継続)」「~したことがあった(経験)」「~したところだった(完了・結果)」の3つの意味があります。
①「~し続けていた(継続)」
I had lived in Tokyo for ten years.(私は10年間東京に住んでいたことがあった。)
②「~したことがあった(経験)」
I had seen the movie before.(私は以前にその映画を見たことがあった。)
③「~したところだった(完了・結果)」
He had already returned home.(彼はもうすでに家に帰宅したところだった。)
・未来完了形
will + have + 過去分詞の語順になります。
「~していることになるだろう(継続)」「~したことになるだろう(経験)」「~してしまっているだろう(完了・結果)」の3つの意味があります。
①「~していることになるだろう(継続)」
I will live in Tokyo until next year.(私は来年まで東京に住んでいることになるだろう。)
②「~したことになるだろう(経験)」
If I watch the movie next week, I will have seen it three times.(来週映画を見ると私はその映画を3回見たことになるだろう。)
③「~してしまっているだろう(完了・結果)」
He will have already returned home.(彼はすでに家に帰宅してしまっているだろう。)
完了進行形
・現在完了進行形
have + been + 一般動詞ingの語順で「ずっと~している」という意味になります。
①She has been studying English for an hour.(彼女は1時間も英語の勉強をし続けている。)
・過去完了進行形
haveの過去形had + been + 一般動詞ingの語順で「ずっと~していた」という意味になります。
①She had been studying English for an hour.(彼女は1時間も英語の勉強をし続けていた。)
・未来完了進行形
will + have + been + 一般動詞ingの語順で「ずっと~しているだろう」という意味になります。
①She will have been studying English tomorrow.(明日、彼女はずっと英語の勉強をし続けているだろう。)
英文法の覚え方のポイント
文法をマスターするには、「5つの基本文型」をしっかりと覚えておくとよいでしょう。
どんなに長い英文でも、必ず5つのいずれかのパターンに当てはまるため、「5つの基本文型」を覚えておくだけで英文の意味が理解しやすくなり、英語学習がスムーズに進められます。
「文法の注意点」
以下、文法の注意点をご説明します。
①現在の時制では、主語が3人称単数の場合は動詞の語尾にs(es)をつけます。
②文法によって動詞の形が変化します。
・基本形の過去形→過去形
・完了形→過去分詞形
・完了進行形、進行形→現在分詞
③現在形、現在進行形は同じ日本語訳でも意味が異なります。
〇現在形
I study English.(私は【習慣的に】英語の勉強をしています。)
〇現在進行形
I am studying English.(私は【今】英語の勉強をしています。)
※現在形は日常習慣(永続的ニュアンス)を表しており、現在進行形は進行中の動作(一時的ニュアンス)を表しています。
まとめ
いかがでしたか?
英語は日本語とまったく語順が異なるため、日本人にとって難しく感じます。
しかし、語順の規則である英文法をしっかり理解すれば、英語の学習は進めやすくなります。
英語の学習に不安を感じる方、もっと英語を深く学びたいと感じる方は、ぜひ一度個別指導WAMへご相談下さい!