こんにちは!個別指導WAMです(^^)
「大学受験のためにはどのくらい勉強すればよいのだろう」「他の人の勉強時間はどのくらいだろう」「今の勉強時間でよいのだろうか」など、勉強時間について疑問や不安を覚えたことはないでしょうか。
あるいは、なかなか集中できずに、勉強時間の確保に苦戦している方もいらっしゃるでしょう。
大学受験には多くの勉強時間が必要です。 しかし、時間の「量」だけではなく、いかに集中して効果的な勉強をするかといった「質」も重要です。
この記事では、大学受験を目指す高校生の平均勉強時間や各学年で必要な勉強時間、勉強時間を増やすポイントなどをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
Contents
大学受験に向けてみんなどれぐらい勉強している?
高校生の平均勉強時間
さて、1日あたりの勉強時間の平均はどのくらいでしょうか。
高校生の勉強時間について、総務省が行った「社会生活基本調査(2006)」の統計データによると、学校の授業や塾での学習時間を含めて、平日は平均7時間42分となっています。
同様に、土日を含む場合の1日あたりの勉強時間については、平均6時間23分という統計が出ています。
目標に向けて必要な勉強時間は
平均勉強時間については上記でご紹介した通りですが、志望大学に向けた勉強時間はどのくらいになるでしょうか。
ここでは、いくつかの難関大学を取り上げ、年間勉強時間の目安をお伝えします。
まず、国公立大学合格者の勉強時間は、3,000時間を超えるとされています。
東大を筆頭とする最難関大学合格者については、3,500時間以上の時間をかける場合もあるようです。
次に、文系私立大学合格者については、
早稲田大学:3,500時間程度
明治大学 :2,550時間程度
國學院大學:2,300時間程度
日本大学 :2,100時間程度
が目安と言われています。
これらの私立大学合格者の勉強時間を1日あたりに換算すると、
早稲田大学:平均10時間程度
明治大学 :平均8時間程度
國學院大學:平均7時間半程度
日本大学 :平均7時間程度
となります。
学年ごとの勉強時間の目安
高校1年生
高校1年生は、毎日の学習を習慣づけることが重要です。
勉強時間は、平日は2時間程度、休日は2時間から4時間程度が目安となります。
受験勉強の基礎を学ぶ時期であるため、苦手な科目や分野を作らないよう、授業の復習や宿題を中心に学習することを心掛けましょう。この時期に英語資格試験に挑戦しておくのもよいでしょう。
高校2年生
高校2年生は、基礎の定着を意識して学習することが重要です。
勉強時間は、平日は3時間程度、休日は4時間程度、長期休暇中は6時間程度が目安となります。
夏の間に受験科目を確定させておくとよいでしょう。
冬からは受験勉強が本格化するため、それまでに苦手を克服する必要があります。
高校3年生(春)
高校3年生は、本腰を入れて受験勉強を始めましょう。
これまでよりもさらに勉強時間を確保することが重要です。
特に夏休みまでのこの時期は、部活動と両立することが今後の自己管理につながるため、時間の使い方を見直すタイミングです。隙間時間も利用し、平日は5時間程度、休日は8時間程度を目安に学習しましょう。
高校3年生(夏)
高校3年生の夏は、受験勉強のクライマックスに入ります。
夏休みは1日10時間以上を目標として学習を行いましょう。
時間の確保が難しい日も8時間以上の時間を勉強に割くことで、他の受験生より大きくリードすることができます。
夏休みのうちに、受験科目の全範囲の学習を完了させるよう心掛けましょう。
高校3年生(秋)
高校3年生の夏休みが終わると、学校の授業が概ね終了しているため、より多くの時間を受験勉強に費やすことができるでしょう。
しかし、無理は禁物です。目安として、平日は5時間程度、休日は10時間以上勉強するようにしましょう。
この時期は、大学入学共通テストや志望する大学の過去問に取り組むことで、実践力を養うことが重要です。
高校3年生(冬)
高校3年生の冬は、共通テストや2次試験に向けてラストスパートをかける時期です。
平日は5時間程度、休日は10時間から12時間を目標に勉強しましょう。
冬休みの勉強時間は12時間以上が目安です。
冬は体調管理にも注意しましょう。また、この時期は周囲の雰囲気に不安や緊張感が漂うため、精神的なメンテナンスも重要となります。
規則正しい生活と適度な息抜きを心掛けましょう。 共通テストが終わると自由登校になることが多いため、2次試験に向けた勉強は塾や自宅で行うのもよいでしょう。
勉強時間を増やすためのポイント
目標を決める・計画を立てる
学年ごとの勉強時間の目安をお伝えしましたが、思うように勉強時間を確保できないこともあるでしょう。
勉強時間を増やすにはどうすればよいでしょうか。
1日は24時間と決まっているため、その中でスケジュール管理をすることが重要です。まずは具体的な目標を定め、それに向けて何をどこまでするか計画を立てましょう。
休憩を取る
その際に注意すべき点は、休憩時間です。 例えば1日8時間勉強する場合、通して8時間勉強しても質の良い学習とは言えません。
人間の集中力は、それほど長く保つことはできません。
集中を欠いた状態でただ漫然と時間を過ごしても、効率の良い学習はできないのです。
不安や焦燥感に駆られ、それを紛らわすために勉強することがあるかもしれません。
しかし、そのような時こそ、こまめに適度な休憩を挟んで脳を休ませることが重要です。
自分が問題を解くのにかかる時間や集中できる時間を把握し、それをもとに学習スケジュールを考えましょう。
朝や隙間時間を活用する
それでも時間がとれない場合は、朝や通学時間などの隙間時間を活用しましょう。
朝は静かなため、集中しやすい時間帯です。受験日に合わせた朝型の生活を維持するためにも、この時間に勉強をするとよいでしょう。
少しの時間であっても、積み重ねが大切です。移動時間もできる範囲で勉強に使いましょう。
モチベーション維持のための自分なりの方法を身に付ける
やる気が起こらず、なかなか勉強に手を付けられないという人は、初めから身を入れて勉強しようとしなくても構いません。
まず、決めた時間に机の前に座ることから始めましょう。最初はそれで目標達成とします。
次は、やると決めた問題集や参考書を開いてみましょう。その次は、1問だけ問題を解いてみます。
このように、毎日少しずつ勉強に向かう行動を増やしていくことで、学習習慣が身に付いてきます。
徐々に時間を増やし、自分が続けて集中できる時間を把握しましょう。
塾の自習室など、集中できる場所を活用する
モチベ―ションを維持するためには、気分転換や、場所を変えて勉強することも効果的です。
スマホや雑音が気になって集中できないなど、集中して勉強することが難しい場合は、塾の自習室のように、静かで集中しやすい場所を活用するとよいでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。 学力や志望校によって、大学受験に必要な勉強時間は人それぞれです。
ここでは、一般的な高校生の勉強時間や、必要な勉強時間の目安、勉強時間を増やす方法などをお伝えしました。
勉強時間の確保には、まず学習習慣が重要です。しかし、自分でその習慣を身に付け、自分に適した学習方法を探すのは難しいことです。
塾では、学習スケジュールを含めて、ノウハウを積んだプロによる指導を受けることで、質の高い勉強ができます。
また、塾には学習に適した環境が整っており、豊富な入試情報もあります。大学受験を真剣に考える方は、塾に通うことを考えてみてはいかがでしょうか。