本記事では、新潟県の公立高校の入試内容や傾向と対策、
人気の私立高校についてご紹介します。
受験対策や志望校選定の参考にしてみてください。
学力検査等
国語、社会、数学、理科、英語(聞き取り検査含む):各50分、各100点
※上記に加えて、学校独自検査が実施される場合もある(面接・PRシート・実技検査・課題作文・筆答検査・その他の検査)
内申点の計算方式
1~3年生:9教科 × 5段階×3学年(135点満点)
以上を1000点満点で換算するが、比率は下記のとおりとなる。
・偏差値42以上:学力検査700点:内申点300点
・偏差値34~41:学力検査600点:内申点400点
・偏差値33以下:学力検査500点:内申点500点
面接
PRシートまたは実技検査※学校によります
学力検査等
国語、数学、英語(聞き取り検査含む):各50分、各100点
面接
※上記に加えて、学校独自検査が実施される場合もある
一般出願受付 | 令和7年2月17日(月)~19日(水) |
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志願変更 | 令和7年2月25日(火)~27日(木) |
学力検査 | 令和7年3月5日(水) |
追検査 | 令和7年3月10日(月) |
合格発表 | 令和7年3月13日(木) |
一般出願受付 | 令和7年1月31日(金)~2月4日(火) |
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検査 | 令和7年2月10日(月) |
合格内定通知 | 令和7年2月13日(木) |
合格発表 | 令和7年3月13日(木) |
一般出願受付 | 令和7年3月17日(月)~18日(火) |
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検査 | 令和7年3月19日(水) |
合格発表 | 令和7年3月21日(金) |
大問構成は、4題です。
[一]漢字読み書き(20点)[二]語彙・文法(15点)の傾向は安定しています。新潟県は記述問題が難しく点差を拡げることが難しい作題となっているため、この前半の知識問題は確実にしておく必要があります。高得点であっても案外漢字の間違いがあるというケースも散見されるため、特に追い込みの時期に確認する必要があります。
[三]古文読解(30点)は制限字数の長い記述問題が毎年課されますが、現代語による説明文を手がかりに小説的な読解ができれば解答を作ることができます。古語などの専門知識というよりは動作主の把握をしながら読み解く訓練が必須になります。
[四]論説文読解(35点)接続語、内容説明、理由説明などで構成されています。近年では複数の文章の読み取りによって解答させる問題も出題されています。記述問題は45字、120字の設問が出題され、特に120字の記述問題の正答率が低いため、過去問での演習は必須になります。
大問構成は5題です。
基礎力を確かめる問題から応用力や思考力を見るための問題も出題されます。特に近年は「題意を正確に読み取る力」「論理的に思考し問題を解決する力」「記述したり表現したりする力」「図形を的確に認識する力」等を見る問題が取り入れられています。
[1](32点)
「数と式」「関数」「図形」「データの活用」の各領域から基礎的な問題をが8題出題されます。ここは例年得点源となる生徒が多いため、確実に点を取りきる訓練が必要です。
[2](18点)
「確率」「関数」「作図」「証明」等から出題されます。2023年度より配点が1題当たり6点となり、点差の付きやすい大問となっています。問題に対してある程度見通しを立てて解く訓練をすることが必要です。
[3](15点)
「相似な図形」からの出題となります。相似比と面積比の関係や重なった図形の証明が理解できているかを問う問題です。小問ごとの正答率に差が開き始めるため、基本的な知識・技能を身につけさせるだけでなく、自分の持っている知識を活用して問題を解く訓練が必要です。
[4](18点)
身の回りの事象を関数としてとらえ、グラフの読み取りや立式を問う問題が出題されます。小問ごとの正答率に明らかな差が出る問題構成となります。正答率を上げるためには、日常生活の中で起きている事象を数学的に考える訓練をすることが必要です。
[5](17点)
空間図形に関して、三平方の定理や平行線と線分の比を空間内で使いこなし線分の長さや立体の体積を求める計量問題です。空間図形を解くためには空間図形の一部を平面図形として捉えるなど、図形の見方の工夫が必要となる場合が多くなっています。基本となる解法を身につけるための演習量が必要です。
全国傾向と同様、ここ数年で一気に難化し平均点は過去2年、40点台で推移しています。
[1]リスニング(30点)は全体の中でも高正答率の大問なので確実に正解したいです。苦手な場合、放送文を読んで解いてみてください。苦戦するようなら、まずは単語や文法などの基礎訓練に注力すべきです。
[2]資料活用問題(12点)は資料の概要把握や英作文力が問われます。資料(グラフなど)活用問題の英文となり、頻出の単語がわかるかそうでないかで意外と差がつきます(both, half of といった数や量を表す語など)。
[3]対話文読解(26点)は昔から定番の出題形式となっています。この中で、文法問題のうち平均点を取るには適語変化、それ以上を目指すなら並べ替え問題で正答する必要があります。並べ替えでは中3の文法事項が高頻度で出題されます。
[4]長文読解(32点)は内容説明の記述問題や脱文補充、英問英答、さらに英作文問題が主に出題されます。文章のテーマを早くつかむ必要があるので、過去問だけでなく全国の入試問題を解いて多読しておくといいでしょう。脱文補充や英問英答については解き方のコツ、形式を学ぶ必要があります。ちなみに試験時間が50分でそのうちリスニングが15分とすると、残り35分で[2]~[4]を解ききるのは容易ではありません。解けそうなところから解くデモンストレーションという意味でも、時間を測って過去問演習をしておくとよいでしょう。
大問構成は8題です。
毎年、物理・化学・生物・地学の各分野からほぼ均等に出題されています。基礎的・基本的な知識の定着を見るための問題と、観察や実験を通して科学的に考察する力を見るための問題が出題されています。
2021年度より、大問1は各分野から基礎的な知識を問う小問集合(6題)となります。基礎的な知識と言えども、全範囲を網羅しているため確実に点数を取るために典型パターンを繰り返し学習しましょう。
残りの7題の配分は
2021年度:物理2題・化学2題・生物1題・地学2題
2022年度:物理2題・化学1題・生物2題・地学2題
2023年度:物理2題・化学2題・生物2題・地学1題
2024年度:物理2題・化学2題・生物1題・地学2題
というパターンとなっています。
電流分野については毎年必ず出題されますが、他の分野については満遍なく出題されているため、全範囲漏れの無いよう学習する必要があります。
問題を解く時に「この問題は何を問われているのだろうか?」「どのような答え方をするのだろうか?」などを把握しながら演習することで、より深い知識となります。記述問題の比率も増えているので正しい知識を増やし、自分の言葉でまとめる訓練も必要となります。
「ここがよく出る」というより、「まんべんなく出題される」と構えておきましょう。
[1]世界地理(14点)は比較的正答率の高い領域です。地図からの位置関係の把握、という基礎項目から地域の特徴を踏まえた統計資料の読み取りが頻出です。
[2]日本地理(16点)では、諸地域の自然、人口、産業などの統計読み取りや地形図が頻出テーマです。都道府県の位置を基礎として各地域の特色をおさえておきましょう。
[3]古代~近世史(16点)では、必ず各時代ごとの特色が整理できているかが問われます。一問一答問題だけにとどまらず、「この時代活躍した人物、政治体制、外交、文化」を分類できるようにしておきましょう。
[4]近現代史(16点)が最も難問です。略年表から出題されるので、出来事の流れをおさえておきましょう。出来事順の並べ替えは正答率が低いです。
[5]公民(26点)は複数の用語の組み合わせを選んだり、用語の内容説明を問うたりと、単なる一問一答問題は減少傾向にあります。まんべんなく出題されるので福祉、国際分野までやりきりましょう。SDGs絡みの語句が狙われることが多いので注意が必要です。
[6]資料図表読み取り(12点)は、対策問題集などで資料のテーマに慣れておくとよいです。
類型制で、高校からの入学生が所属する〈Ⅰ類(全員共通テスト受験)〉、中高一貫生が所属する〈Ⅱ類〉、スポーツで優秀な競技実績を持つ入学生が所属するⅢ類(スポーツ特化生)に分かれています。中高一貫生も含め、進学実績は県内トップクラスで、2024年春の実績は国公立大現役進学122名となっています。
部活動も活発で、特に力を入れているⅢ類指定の野球・陸上競技・サッカー・剣道(男子)は全国でも活躍しています。
グローバルコース(文系)、サイエンスコース(理系)、スーパーグローバルコース(文系選抜)、スーパーサイエンスコース(理系選抜)と4つのコースを設置しています。2024年度の大学進学実績は国公立大学合格者112名(うち、現役96名)となっています。
1年次は〈特別進学クラス〉〈総合進学クラス〉のいずれかで学びます。2年次からは〈Academicコース(国公立、難関私立)〉〈Generalコース(文系、理系)〉〈Expertコース(アスリートタイプ、キャリアタイプ)〉の3コースから、進路希望や適性に合ったコースを選択します。2024年度の大学現役合格者数は、国公立大学で81名となっています。
独自の教育メソッドに基づいた教育を実施しており、普通科に〈総合進学コース(進学選抜クラス、進学クラス、アスリートクラス)〉〈Int.特進コース〉の2つのコースを設置しています。全コース、全クラスで海外研修を実施しています。2024年度の大学現役合格者数は、国公立大学で61名となっています。
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