2020.09.12
「ヤーキーズ・ドットソンの法則」
学習環境に関する研究で、適度なプレッシャー下の方が成果は最大化するという結果が出ています。 「ヤーキーズ・ドットソンの法則」(Yerkes-Dodson’s law)と呼ばれ、一定レベルまでの追い込みやプレッシャーであれば学習効果は高まり、適度なレベルを超え、過度なプレッシャーがかかると逆にパフォーマンスを下げてしまうことが分かっています。 普段の学習でも、適度な追い込みを自らに課し、学習効果を最大限に発揮しましょう。
2020.09.10
「VUCA」の時代
新型コロナウイルス、経済格差、自然災害など、現代社会は予測不能なリスクと隣り合わせの環境にあります。 こうした環境を、変動性(Volatility),不確実性(Uncertainty),複雑性(Complexity),曖昧性(Ambiguity)の頭文字から「VUCA」と呼びます。 VUCAは学生、社会人、国内外を問わず予測不能な環境を象徴します。コロナ禍の中で学習環境が大きく変化しつつありますが、自分たちがいかに乗り切るか、変化を受け入れるかが問われる時代に入りました。
2020.09.10
大学入試方法変更に注目
2021年春入学の大学個別試験において、入試方法を変更する大学が現れ始めています。 横浜国立大学では感染リスクを考慮し、学内での試験を中止し、大学入学共通テストの成績と自己推薦書などで合否判定を行います。 その他、茨城県立医療大学や山口大学などではグループディスカッションや集団面接の取り止めが発表されています。 自分が受験する大学の対応がどう変化するかに注目して試験対策を行いましょう。
2020.09.10
ICTを使った「反転授業」
小中学生に一人1台のPCやタブレット端末を使える環境を整備する「GIGAスクール構想」。 茨城県の各自治体も、今年度中の実現を目標としており、先行する自治体では実際に運用を始めています。 家庭で事前に動画学習などを通じ予習し、学校の授業で自ら考えたことや調べたことを発表、疑問点を解消する「反転授業」に活かされています。事前予習を取り入れることで、教室内での討論の時間確保や、より深い学習時間の確保につなげられます。
2020.09.09
ルーティーンと儀式「Kapa o Pango」
2019年ラグビーW杯が日本で開催され、ニュージーランド代表オールブラックスの試合前の民族舞踊「ハカ」を観た方も多いと思います。 試合前に行うハカは「Ka Mate」と「Kapa o Pango」の2種類があり、特別な試合の前には「Kapa o Pango」(カパ・オ・パンゴ)を踊ると言われています。 試合前の戦意を高める効果があると共に、自分たちがフィールド上で各自の役割を果たす強い気持ちの表しでもあります。 何かを始める前に決まった動作、ルーティーンを挟むことで意識を瞬時に変えることができる分かりやすい例です。
2020.09.08
東京大学「36位」
2020年の世界大学ランキング発表されました。日本の最高位は東京大学の36位。京都大学は54位でした。 アジア勢最高位は中国の清華大学が20位となりました。ちなみに、世界一位はオックスフォード大学。 東京大学のランキングは昨年と変わらず、研究内容や教育体制での国際的評価を得られなかったことが課題となっています。 今年は新型コロナウイルスに対する対応が各大学で分かれ、ICT環境の充実やオンライン学習の充実度が次のランキングに響いて来そうです。
2020.09.08
「Adaptive Learning」って何?
新型コロナウィルスの拡大を受けて、オンライン学習が注目を受けています。 ICTやAIを用いて、生徒毎に最適な学習を提供する学びをAdaptive Learning(アダプティブラーニング)と呼びます。 出来る子には進んだ内容を、苦手な子にはより噛み砕いた内容をAIが探し出し、教育効果の最大化を目指すことができます。 その他、採点の自動化やデータ分析を通して指導者の負担軽減にもつながり、教育現場の働き方改革にも貢献しそうです。
2020.09.06
「語彙力」を普段から鍛えるには
国語の得意な生徒には、言葉の意味や熟語を多く知っている生徒が多いです。 漢字を練習する際にも、単に書くだけではなく、言葉の用例や意味まで押さえる学習が望ましいです。 説明文や評論文は語彙力学習に最適の教材で、分からない熟語や言葉はその都度確認する習慣を付けましょう。 また、語句トレーニングの様な課題に取り組む習慣を付けたり、漢字検定を目標に語彙力を高めていけば一石二鳥の結果が得られます。
2020.09.06
受験生「秋の過ごし方」
夏期講習、模擬試験などを終えたこれからの秋シーズン。 順調な生徒はそのまま過去問演習などの実戦演習に進めばよいです。一方で、夏の成果が思う様に挙げられなかった生徒は、焦って過去問に取り組むよりは、一旦苦手分野の克服に時間を割きましょう。各出題分野の基本問題は解けているか、典型的パターン問題は解き方が分かるかなど、これまでの学習で抜け落ちていた問題を再度見直す時間を取りましょう。 冬期講習に入るといよいよ過去問や実戦演習が増えてくるので、講習前の秋に再度基本事項の復習と苦手分野の総復習を行いましょう。
2020.09.06
宿題はいつやるのがベストか
塾の宿題をいつやればいいか。 ベストなタイミングは習ったその日です。多くの塾の授業は予習型で、その日に学ぶ内容は初めて教わる場合が多く、近い内に復習しなければ解法や知識を忘れてしまいます。そのため、授業後の自習時間や帰宅後に宿題を終わらせるのがベストです。 部活疲れや習い事で当日中に宿題を出来ない場合は、少なくとも同じ週内の土日に取りかかる必要があります。土日に遊びの予定を優先させてしまうと、次の塾の授業前に適当に宿題を片付けるという悪い習慣が付いてしまいます。新しく習った内容の宿題は最低でもその週内に取りかかりましょう。