2023.03.14
【桜蔭】国語5年分講評ー1 2022年度
【2022 概観】 例年、見直しや書き直しの時間はない。 ゴリゴリに6年後の東大、 および共通テストを意識した出題。 基本的には 内容説明・理由説明・心情説明、 の記述のみ、これも東大スタイル。 東大志願者で国語が苦手な受験生は、 桜蔭の過去問から始めたらいい。 そしてきっと桜蔭「中学校」の 過去問にすら苦戦するだろうという 悪い冗談。 評論文はじっくり、 小説文はスピード感を持って読む。 当然、本文を読む前に設問に目を通し、 小説は先にリード文を熟読すること。 時間配分は、 評論文20分、小説25分、か。 記述は、東大に合…
2023.03.13
【WAM四谷三丁目校】23期生続々ご入会中!
大学付属! 慶應 早稲田 立教 学習院 など 中高一貫! 都立九段 都立富士 その他私立 など 地元! 四谷小 四谷六小 富久小 花園小 四谷中 新宿中 牛込第一中 西早稲田中 など 受験! 難関大希望 医歯薬看護希望 難関中希望 難関高希望 など 多くご入塾 頂いております。 限られたスペースで やっております汗、 座席数に 限りがございます、 お問合せは お早めに!
2023.03.13
【東大現代文10年分講評ーエピローグ】
【東大現代文 60%突破戦略】 【傾向】 <第一問> ・評論文 ・40分以内 ・内容説明 or 理由説明 3問 (80字以内) ・全体要旨 1問 (120字以内) ・時代の最先端の話題が多く、 高度な論理的読解力を必要とする <第二問> ・小説 or 随筆 ・30分以内 ・内容説明 or 理由説明 3問 (80字以内) ・文系専用問題らしく、 高度な想像的読解力を必要とする 【対策】 <第一問> ・可能そうであればその都度問題を解く ・難しいと感じたら無理に解かず 本文をひととおり読み終えてから解…
2023.03.13
【東大現代文10年分講評ー10】2014年度
【2014-1】 藤山直樹「落語の国の精神分析」 <感想> 東大受験生としては標準レベル、 40分程度で仕上げたい。 「落語家と精神分析家の共通点」、 それは 「互いに分裂を孕みながらも なんとかひとりの人間としての 統合を保っている」、 それがそれぞれ観客と患者に、 「生きる希望」を与えているそうな。 流石に本年度がホネがなさ過ぎたか、 翌年度の問一は一気に難しくなる。 <(一) 内容説明 やや易> ポイント: 落語家と分析家の共通の孤独とは 落語家と分析家は共通して、 常に客に成…
2023.03.12
【東大現代文10年分講評ー9】2015年度
【2015-1】 池上哲司「傍らにあること」 <感想> 2014ー2023の10年間で、 2014の問二、2016の問二、 と並ぶ難問。 一読しただけで理解できる受験生は、 東大受験生レベルでも1/3程度では。 「自分を判断するのは他者、 しかし決定するのはあくまで自分」、 「死してなお後世に影響を 与えるような自己たるべく、 他者評価からの自由・逸脱を志向し 燃えて生きろ」という文章。 <(一) 理由説明 やや難> ポイント: 不変の自己なんてそもそもいない あるのは 「現在」に主…
2023.03.11
【千歳烏山】塾生の皆さんへ vol.384
こんにちは。千歳烏山校です。 本日も朝9時から営業しています! 公立小学校・中学校のみなさんは土曜授業のため、おそらく昼過ぎから塾生が集まってくるでしょう 😎 本日も勉強がんばりましょ〜!
2023.03.11
【東大現代文10年分講評ー8】2016年度
【2016-1】 内田樹「反知性主義者たちの肖像」 <感想> 例年ハズレなしの 東大現代文に於いても、 特に名文だった年。 「『無知の知』を忘れ、 他者の意見を 真摯に聞けない傲慢な者は、 いかに知性があろうと 反知性の烙印を押すべき」。 「知性とは集団的叡智であり、 周囲のパフォーマンスを いかに高められるかで測られる」。 まさに「ノブレス・オブリージュ」、 教養とは他者の幸福のために培うもの。 人間は常に人間関係の中で生きるもの。 難易度は標準、前年と比べかなり易化。 時間は40分以内を目指したい。 <(一…
2023.03.10
【東大現代文10年分講評ー7】2017年度
【2017ー1】 伊藤徹「芸術家たちの精神史」 <感想> この年から設問が一問減った。 しかし難易度は前年度よりやや難化。 時間も、設問が一問減ったにも 関わらず、40分程度はかかるかしら。 論理展開にしっかり ついてゆけていると感じる場合は、 ある程度前後を読めば、 もう都度設問を解いても構わない。 しかしたとえば今回の文章のように、 やや難しいと感じる場合は、 無理をせず本文を最後まで読み切ろう。 二度三度読むと、 きっとだんだんと解ってくる。 「怪物のような技術が 止まることない進化を続け、 ついには神話まで打ち砕き、 人間には拠る…
2023.03.09
【東大現代文10年分講評ー6】2018年度
【2018ー1】 野家啓一「歴史を哲学する」 <感想> やや難。40分。 歴史 =直接観察・知覚不可 =「理論的存在(」理論的構成体) =「理論的探求」が必要 =発掘・資料批判・年代測定など =その実在を確証するためには 「物語のネットワーク」が必要 =歴史は「物語り行為」。 例年のような、 現代社会の最先端の問題を 論じる文章でなかったが、 東大現代文にたがわぬ、 素晴らしい文章であったことは 相変わらず。 <(一) 内容説明 やや難> ポイント: 素粒子の証明の背景に物理学理論 …
2023.03.08
【東大現代文10年分講評ー5】2019年度
【2019-1】 中屋敷均「科学と非科学のはざまで」 <感想> 標準レベル。35分程度で仕上げたい。 論旨は非常に明快。 仏教の「中道」や、 アリストテレスの「中庸」にも繋がる。 世界は白か黒かではない。 秩序と無秩序のはざま、 科学と非科学のはざまの、 「グレーゾーン」にこそ、 人間の叡智も幸福も宿る。 <(一) 内容説明 標準> ポイント: 世界は無秩序なのに生物は有秩序 エントロピー増大の法則(無秩序) が支配する自然界に於いて、 有機物である生物が、 秩序ある「形あるもの」として 存在することは、 極め…