2023.04.24
【日本史】【歴代内閣】小泉純一郎(自由民主党)
【小泉純一郎】(自由民主党) 空前の人気を誇ったアイドル総理です。 自身に反対する者は、 たとえ自民党の仲間でも 「ぶっ壊す!」「抵抗勢力」 と呼び戦いました。 しかしこれは、 「判りやすい敵を作り大衆を煽る」、 「煽動政治家の典型」では?! 国民的人気の高かった 田中真紀子(田中角栄の娘)と タッグを組み、さらに人気は絶頂に。 しかしこれは 「政治のワイドショー化」 「劇場型政治」の元祖では?! 政治信条である「郵政民営化」を、 なりふりかまわぬ手法 (参議院で否決され衆議院を解散) で実現。 しかしこれは 年次改革要望書 (アメリカの要望)通り?!…
2023.04.24
【日本史】【歴代内閣】森喜朗(自由民主党)
【森喜朗】(自由民主党) 小渕首相が突然の病に倒れ 後釜に据わったのは、 清和会(岸信介・福田赳夫の系譜) の領袖である森喜朗です。 しかし国民の声を無視した 「密室談合」で決まった総理であると、 就任当初から不人気でした。 その後も失言が多く、 「蜃気楼内閣」 (ゆらゆら消えゆきそうな内閣) と揶揄されました。 この内閣では、 いわゆる「加藤の乱」が起きました。 加藤紘一は、 山崎拓・小泉純一郎とともに 「YKK」と言われる 「反経世会」(反自民党主流派) の急先鋒のひとり、 および次期首相候補の筆頭です。 国民に不人気であった森喜朗への 内閣不信任
2023.04.24
【日本史】【歴代内閣】小渕恵三(自由民主党)
【小渕恵三】(自由民主党) 橋本は消費税増税を急ぎ、 参院選で大敗し退陣しました。 しかし後を継いだのが 同派閥の小渕恵三だったため、 小渕内閣は 低支持率からのスタートでした。 しかし小渕は持ち前の人の良さで、 じょじょに支持率を高めていきます。 勢力を拡大する民主党に対し、 政権基盤の安定を模索する小渕は、 公明党および 自由党(小沢一郎)と連立。 ・国旗国歌法 ・通信傍受法 など、通りにくそうな法案が 次々と可決されます。 周辺事態法(日米ガイドライン) も決まりました。 しかし。 小沢一郎が 「自民党・自由党解党による政界再編」 というムチャク
2023.04.24
【日本史】【歴代内閣】橋本龍太郎(自由民主党)
【橋本龍太郎】(自由民主党) 村山の突然の退陣表明で、 わすか3年足らずで すぐに自民党が政権を奪還します。 政権を担ったのは橋本龍太郎。 田中角栄・竹下登の系譜を継ぐ、 自民党のプリンスです。 一方社会党は、 村山が首相時代に示した 「自衛隊合憲」「日米安保堅持」 という路線変更により迷走、 多くが民主党に移籍、 党名も「社会民主党」に変更しました。 ちなみにその「民主党」は、 鳩山一郎の孫・鳩山由紀夫の 潤沢な経済力をバックに、 市民運動家出身の 菅直人が立ち上げた政党です。 民主党はこのあと10年あまりで 二大政党の一翼にまで成長し、 ついには政
2023.04.24
【日本史】【歴代内閣】村山富市(日本社会党)
【村山富市】(日本社会党) 「自衛隊は合憲」 「日米安保堅持」と、 社会党委員長の発言とは にわかに信じられないような 所信表明演説で、 自民党の傀儡政権として 村山内閣はスタートします。 ちなみに村山首相は、 初の、 ・親が政治家でない かつ ・自民党に在籍したことがない 総理大臣です。 いわゆる「平民宰相」です。 社会党らしいことと言えば、 戦後50周年記念式典での いわゆる「村山談話」で、 「太平洋戦争は戦略戦争だった」 と村山首相が公式に述べ、 その後の政府を呪縛しました。 また戦後50年となる1995年は、 阪神大震災、 地下鉄
2023.04.24
【日本史】【歴代内閣】羽田孜(新生党)
【羽田孜】(新生党) 「植民地放棄論」石橋湛山、 「女性醜聞で速攻退陣」宇野宗佑、 「皇族首相」東久邇宮稔彦王らと並ぶ、 「ワースト短命内閣」が羽田政権です。 原因は、ご機嫌を損ねたことによる 社会党の連立離脱です。 羽田は小沢一郎の神輿です。 羽田が歌手、プロデューサーが小沢。 自民党竹下派 ⇒自民党羽田派 ⇒新生党 ⇒新進党 ⇒民主党と、 ふたりは常に行動を共にしました。 このあと野党自民党が巻き返します。 権力の亡者・自由民主党は、 なんと不倶戴天の敵・社会党と組み 政権に復帰します。
2023.04.24
【日本史】【歴代内閣】細川護熙(日本新党)
【細川護熙】(日本新党) 「剛腕」小沢一郎の絶頂期その2。 その1は、 自民党での最年少幹事長時代。 その3は、 民主党での2度目の政権交代。 55年体制(自民党の一党独裁時代) が崩壊しました。 小沢一郎が自民党最大派閥を離脱し、 盟友の羽田孜と「新生党」を結成。 「非自民・非共産」 の寄せ集め政権を剛腕で作り上げ、 ついに政権交代を実現しました。 そのトップがお殿様の細川です (祖父は亡国の元総理・近衛文麿)。 ちなみに、 土井たか子(社会党)が、 初の女性衆議院議長に就任します。 細川は、 官房長官の武村正義と、 実権を握っている小沢一郎の 主導
2023.04.24
【日本史】【歴代内閣】宮澤喜一(自由民主党)
【宮澤喜一】(自由民主党) 自民党の保守本流と言われる、 吉田茂&池田勇人の流れを汲む、 「宏池会」の宮沢が組閣しました。 PKO法案 (国連平和活維持活動協力法)が成立、 自衛隊の海外派遣が可能になりました。 最初に派遣されたのはカンボジアです。 宏池会は「ハト派」「護憲」なのに…。 そしていよいよ 「バブル(平成)景気」の泡がはじけ、 「失われた30年」が始まります。 その遠因は 中曽根政権の「プラザ合意」です。 その「バブル」、簡単に説明すると。 「円安ドル高」で 日本は輸出で儲け過ぎ ↓ それがアメリカ…
2023.04.24
【日本史】【歴代内閣】海部俊樹(自由民主党)
【海部俊樹】(自由民主党) 「小者総理」(失礼)が続きます。 海部も宇野同様、 「リクルート事件に無関与」 「クリーンなイメージ」ということを 唯一最大の強みとして、 最大派閥竹下派の支援のお蔭で 総理になれました。 なので当然ながら、 その意思決定には常に 「こんちくしょう」 =「金竹小」 =「金丸信・竹下登・小沢一郎」 =竹下派の重鎮3名、 の承認が必要でした。 竹下派にがんじがらめの政権運営を 余儀なくされる海部は まさに「お飾り」「つなぎ」の、 竹下派の傀儡政権でした。 国際的には 湾岸戦争が起こっています。 日本は 「カネだけ出して血は流さな
2023.04.24
【日本史】【歴代内閣】宇野宗佑(自由民主党)
【宇野宗佑】(自由民主党) 特に平成時代からは、 「大政治家」がほぼいないので、 箇条書きするほどの実績もなく、 ~〇〇〇〇〇!~ みたいな大見出しの作成も困難なので、 最初から文章で綴る スタイルに変えます(苦笑)。 この人は受験には出ないでしょうね。 女性スキャンダルで退陣した人だから。 派閥の領袖(トップ)でない初の総理。 総理候補 (宮澤喜一・安倍晋太郎・渡辺美智雄) が軒並みリクルート事件の泥にまみれ、 傷付いていないのが 彼くらいしかいなかったのです…。 しかし前述のとおり、 就任即、女性関係の醜聞が発覚、 2カ月で退陣するどころか、 参議