2021.09.23
【社会】1983年 東京大学前期 日本史第2問
タイトルに掲げた問題の一部を紹介すると、 「なぜ平安末・鎌倉という時代にのみ、すぐれた宗教家が輩出したのか説明せよ」という問題でした。 出典は、歴史家 網野善彦『無縁・公界・楽』の序文からです。 ちなみに、この年の東大の日本史の第1問も、いまだに語り継がれている有名問題です。 以前に、【数学】のブログで、同じく東大の2003年の問題で、 「円周率が3.05より大きいことを証明せよ」というのを紹介しました。 この問題には、解答は幾通りもありました。 しかし、この日本史の問題には、解答がありません! 問題文には、 「日本の歴史学がいまだ完全な解答をみいだしていないもので…
2021.08.11
【お知らせ】お盆休み
中山校では、明日8月12日(木)~8月15(日)まで、 お盆休みに入ります。 教室は、閉まっております。 8月16日(月)から再開致します。 お盆休み中は、新型コロナウイルスや事故に気を付けて、 ゆっくり休んでくださいね。 中山校 渡辺
2021.07.05
【英語】ローマ字の功罪
英語の苦手な生徒と話をしていると、 「ローマ字が苦手だった」という話を聞きます。 英語学習におけるローマ字の影響には、多くの意見がありますが、 個人的には、ローマ字には、メリットとデメリットがあると思います。 「バスの綴りは、bas ではなく、なんで bus なの?」 この疑問は、まさにローマ字が邪魔をしているケースです。 確かにローマ字での「ba」は、「バ」の音になります。 「bu」なら、「ブ」になってしまいます。 また、「ボール」の綴りは、boll ではなく、正しくはball です。 「ボー」の音は、ローマ字だと「bo」だから、 bo…
2021.06.30
【数学】どうして、かけ算なのに、小さくなるの?
かけ算というのは、かければかけるほど、 数字がどんどん大きくなっていく⤴というのが普通の感覚です。 ところが、小学生の算数で小数や分数のかけ算を習うと、 タイトルのような疑問が出てきます。 保護者のみなさまも、お子様から質問されて、 うまく答えられなかったという経験が、おありではないでしょうか? 最初にこの質問を受けたときは、 素朴な疑問ながら、いいところに気が付くなぁ~ と感心したものです。 さて、例を挙げてみましょう。 4×5=20と4×0.5=2で、説明します。 4×5=20では、 4に5をかけたので、4より大きい20…
2021.06.15
【国語】世界で一番高い本
大学生のときに、先輩に出された問題です。 「世界で一番高い本は何かな?」 30年も前の話なので、自分がどう答えたのかは、もう覚えていません。 答えは、何だと思いますか? 答えは、「買ったけど、読んでいない本です」 例えば、1000円の本を買ったとしても、 それを読まずに積んでおくだけなら、 1000円を無駄にしているわけです。 もったいないですね! お金を出してせっかく買ったのに、 何の役にも立てていないなんて、 なんて高い買い物をしたのでしょう! また、その先輩は、こんなことも言っていました。 「本は、全部読まなくてもいい。 本には、自…
2021.06.05
【番外編】横断歩道での出来事
先週の出来事です。 中山校に車で向かう途中のことでした。 初老のおじいさんが、横断歩道を渡ろうと、 自転車から降りて、待っていました。 私は車を停止させて、おじいさんに渡ってもらいました。 横断歩道を渡り終えたおじいさんは、 自転車に乗る前に立ち止まり、 私に向かって頭を下げてくれました。 普段は、さーと渡っていく方が多いので、 とてもうれしかったです。 ほんのちょっとした行為が、 こんなにも、心をほっこりさせてくれるものかと思いました。 さて、定期テストが終わりました。 テスト期間中は、思うように勉強が進まず、 イライラを…
2021.05.26
【理科】宇宙で紙飛行機を飛ばすとどうなるの?
先日、テレビを見ていたときのことです。 宇宙で紙飛行機を飛ばすとどうなるか、という問題がありました。 答えは、3択です。 a、上に飛んでいく b、そのまま真っすぐに飛んでいく c、下に落ちていく みなさんは、分かりますか? かつて、宇宙飛行士が船内で行った実験の一つです。 結構、有名な問題だったようです。 ですから、知ってる方もいるでしょう。 恥ずかしながら、私は、あまりこの問題を知りませんでした。 さて、シンキングタイムです。 宇宙なので、外から力が加わらない限りは、 慣性の法則により、真っすぐ飛び続ける。 だから、答えは…
2021.05.19
【社会】挟み撃ちはイヤだ!
定期テストが、近づいてきました。 社会は、暗記することが多くて大変ですよね。 そこで、今回は条約を結ぶ理由を、 「挟み撃ちはイヤだ!」という観点で考えてみます。 国というのは、自由に動くことができないので、 戦争になったときには、敵を両方向から攻めようとします。 ですから、戦争をする前には、条約を結んで、この挟み撃ちを避けようとします。 具体的に見てみましょう。 1939年に世界をあっと驚かせた独ソ不可侵条約というのがあります。 当時のドイツとソ連は、メチャクチャ仲が悪く、 まさに犬猿の仲でした。 そんな仲の悪い2つの国が、「もうケンカはしないよ」と宣…
2021.05.13
【英語】andの後ろに注目!ー新潟県の入試問題から解説ー
英文を読む際に、and の後ろに注目すると、 文の骨格がつかめて読みやすくなることがあります。 and の意味は、もちろん「~と~」です。 なんで、こんな基本単語に注目するのかと思われる方も、当然いるでしょう。 けど、この基本単語 and は、なかなか侮れません。 まずは、一つ確認です。 and の前後には、文法的には同じものしか来ないということを、知っていますか? 具体的には、a book and a pen(本とペン)のように、 名詞と名詞をつなぐのはOKですが、 a book and happy(本と幸せだ)のように、 異なる品詞同士を、つなげな…
2021.05.08
【番外編】4年後の今日は何の日?
5月8日は、語呂合わせで「ゴーヤーの日」です。 食べ始めたころは、独特の苦みに慣れませんでしたが、 今では、何の抵抗感もなく、おいしく頂いてます。 さて、4年後の2025年5月8日は、何の日でしょう? 「4年後」と聞くと、オリンピックを連想しますが、 オリンピックは、関係ありません。 ちなみに同じ記念日が、今から26年前の1995年5月8日にありました。 「ゴーヤーの日」と同じ、語呂合わせ感覚で考えてみましょう。 分かるかな? 実は、ちょっと意地悪をして、西暦で表記をしていますが、 これを元号で表すと気付く思います。 それで…