2017.11.10
その122
It is only by the spear that smote you that the wound is healed. 「お前を傷つけたその槍だけがお前の傷を癒すことができる。」(Parsifal R・Wagner) こんばんは。和歌山エリア河西貴志高等部からです。 ワーグナーのオペラの英訳からですが、It is~thatの典型的な強調構文が使われています。あいだに副詞(要素)をはさむ場合は強調構文と思って間違いありません。 さて、この時期になると高3受験生は程度が違えども、不安になり焦ってくるのは毎年目にする光景です。試験本番で実力を発揮できるように、少…
2017.11.01
その121
和歌山エリアの河西貴志高等部からです。 さて、11月に入り公募推薦入試も本格化に始まります。例年書いているのですが(笑)、今月は武庫川女子大や神戸女学院大学などの有名女子大を皮切りに、京都外国語大学、関西外国語大学、京都産業大学と続き、沢山の受験生を集める近畿大学でだいたいフィニッシュです。 11月から3月までの受験シーズンは、長くて辛い時期に思える時もあると思います。回りの近しい大人がこぞってプレッシャーをかけてくるように感じイライラすることもあるでしょう。それは、ほとんどの人にとって大学受験が人生において大きな分岐点になるという暗黙の了解があるからです。 &nb
2017.10.18
その120
「反復強迫を想定するのは妥当なことと言える。反復強迫は快感原則を凌ぐものであり、快感原則よりも根源的で、基本的で欲動に満ちたものと思われる。」(S・フロイト) センター試験まであと100日を切りました。河西貴志高等部からです。 まだまだ苦しい期間は続きますが、英単語帳やチャートをひろげましょう。 脳科学でも言われているようですが、人間は普通の快楽が禁じられるような苦しい状態が続くとやがて快楽物質が出るらしいですね。ランナーズ・ハイというのがありますが、あれと同じで一度苦痛を経ないと通常の快楽ではないような快楽は出てこないようです。つまり通常の快楽を切断し、不快や苦痛
2017.10.10
その119
There is difficulty, there is a stool law, there is hope.(Mao Zedong) 「困難あり、便法あり、希望あり。」 こんにちは。河西貴志高等部からです。 高3生の皆さんは引き続き勉強はしているかと思います。 場合によっては入試も来月に迫り、焦燥感もあるでしょうが、一度夏休み中にやった参考書や問題集を復習しておくのが好ましいと思います。新たな単元をしてみたいとか最新のテキストをやりたいというのは人間の自然の欲望だとは思いますが、さほど時間の経過していない復習は大変効果的ですから、いまここでやって
2017.10.02
その118
Let’s try to practice a little brain-washing on ourselves.(J・Lacan) 「少しだけ頭を整理することにしましょう。」 こんばんは。10月に入りましたが、いきなりの土砂降りです。別に土や砂が降ってくるわけではないので、なんとなく日本語に多い借字ぽい感じはします。 多くの高校生が定期テスト期間に入り、今月後半あたりから公募推薦入試がスタートします。 既に指定校推薦やAO入試を経て、進路の決定した生徒もいますが、友人の結果に動揺して調子を落とさないようにしないといけません。 さて、大学入試に必勝法…
2017.09.25
その117
こんにちは。河西貴志高等部からです。 涼しくなったと思いきや近畿地方は夏のような暑さが続いておりまして、気温の変動が激しいようです。 さて、他の校舎のブログにもあったのですがまた秋の紹介キャンペーンが始まります。 高等部では桐蔭や向陽や星林や北高といった公立高校の生徒のみならず、近大和歌山や開智といった私立の高校生もたくさん通っています。 定期テストもそろそろ近づいてきましたし、この機会に是非教室のほうを覗いてもらえればと思いますね。 体験授業も実施していますので、お気軽にお問い合わせください。
2017.09.11
その116
「私もまた、絵描きなのだ」(シャルル・ド・モンテスキュー) 過ごしやすい時期になりました、といいたいところですが、なかなか蒸し暑い日が続きます。 和歌山エリアの河西貴志高等部からです。 さて、来月後半から私立大学の公募推薦入試が始まります。 近畿圏は特に公募推薦入試が盛んでして、とりわけ近畿大学は多くの受験生を集めることで有名です。第一志望者はもとより、地方国公立大を志望している高校生も受験するケースが昔より増えていると思います。 河西貴志校でも、公募推薦で早く決めたいとの声が聞こえてきます。確かに、近大や京産大などは公募推薦の枠がそれなりに大きく、受…
2017.09.01
その115
河西貴志高等部からです。 9月になりまして、どこの高校でも本格的に授業が進行中です。 さて、近代日本で子供が学校に行くようになった動機のひとつは、家の仕事を手伝わなくてもよくなるというのが大きかったらしいですね。家で農作業をやらされるよりは学校にいった方が楽だし、友達にも会えるというのが、子供の側のインセンティブだったようです。 しかしながら、少なくとも高度成長期以降、子供が働かなくてもいいようになった社会が出現したら、子供にとって学校が牢獄になってしまった側面はあるらしいですね。 いまは公立でも空調設備が整い、授業環境は改善されているようですが、苦しい子供たちはま
2017.08.24
その114
こんばんは。河西貴志高等部からです。 高校生の夏休みも今週ですべて終了しますが、高3生は人によっては入試が近づいてきたかと思います。 今日は公募推薦入試でメインとなる英語を受験するときの簡単な心得について話しておきましょう。 学校によっては、長文問題で「英問英答」タイプのところがあるかと思います。この問題へのアプローチとしては、「英問」の箇所をパラグラフの読解へ入る前に、先に頭に入れてしまうと設問への対処が大変スムーズになります。 というのも、「英問」部分はそれぞれのパラグラフの要約であったり、筆者のメイントピックを簡潔に述べているケースがあるからです。そして、何よ…
2017.08.16
その113
河西貴志高等部からです。 さてお盆休みも終わり、夏休みも終盤に差し掛かりました。 来週早々から始まる高校もありますが、高3生は(8月の)マーク模試の結果を冷静に分析しておきましょう。 マイペースでじっくり取り組むことも必要なのですが、試験は待ってくれません。 入学試験の1回性ということを考えれば、得点をもぎ取ることに拘りましょう。 そして、志望校合格に必要なセンター得点率から逆算して、今の時点でどの科目のどの単元が足りていないか明らかにしておきましょう。 (マーク模試の科目別の詳細な得点率を見れば一目瞭然です) 本日は以上です。