2020.09.19
将棋棋士×AI研究者
現役将棋棋士にして、東大院博士課程に在籍しながらAI技術を研究する谷合廣紀(たにあいひろき)4段(26歳)。 子どもの頃から好きなことにとことんハマってしまう性格で、将棋以外にもピアノ教室にも20年以上通っています。 東大への受験勉強と将棋も、好きだからこそ苦労は感じず、苦手だった英語の受験勉強も1日12時間以上こなしています。 将棋のプロへの登竜門「三段リーグ」に高校3年時に参戦しながら東大への受験勉強もこなしたポイントはどこにあるのか。 どちらかの勉強をする時は頭を完全に切り替え、それぞれに集中力を発揮していたそうです。どちらも好きだからこそ、大変なことをしているという感覚で
2020.09.18
オンライン入試
来年度入学の中高入試でオンライン入試を導入するかしないか、入試シーズン突入を前に議論を呼んでいます。 首都圏でオンライン入試を検討していた私立中高でも、不正防止対策が完璧ではないことを理由にオンライン入試を取りやめる学校が出てきています。東京都・青稜中学校では検討していた遠隔でのオンライン入試を変更し、試験会場に集めてタブレット端末で実施する形式を検討しています。 コロナ禍で一気に進んだオンライン教育化ですが、入試というデリケートな場面では慎重な運用が取られている模様です。 DSC_0244
2020.09.18
ミレニアル世代
インターネットが普及し出した平成初期に生まれ、物心ついた頃からゲームやCDといったデジタル機器に馴染みのある世代をミレニアル世代(Millennial Generation)と呼びます。ミレニアルとは「新千年紀」(2000年)を意味し、2000年前後に社会進出を果たす世代を指します。別名、デジタルネイティヴとも呼ばれ、ICT環境に抵抗感なく日常生活を送っていると言われています。 ミレニアル世代はSNSを通じてのコミュニケーション、自己表現、商品検索に長け、経済社会や企業活動のあり方にも大きな影響を与えています。新しい価値観を持った世代が次々に登場することで、これまでの常識にとらわ
2020.09.17
大学授業-後期も遠隔授業?
文部科学省の調査によると、9月下旬から始まる国公立市立大・短大などの後期課程で、遠隔と対面を併用する形式が8割を超えることが分かりました。国際教養大学など、一部は全面的に遠隔授業を実施する大学もあります。 対面を実施するパターンとしては実験・実技、ゼミなどが挙げられていますが、遠隔授業を軸とした後期課程の流れは変わりません。 引き続きオンライン聴講やレポート課題が続く形となるため、自立・自主学習の姿勢が求められて来ます。
2020.09.16
20秒ルール
なかなか勉強に手が付かない、宿題が進まないという人は、勉強に取り掛かるハードルを下げるのがおすすめです。 何かに取り組む時間を20秒短縮することで習慣化し、20秒以上かかると行動しなくなる行動理論を「20秒ルール」と呼びます。 まずはノートを開く、プリントを出す。。。こうしたすぐできる行動を挟むことで、勉強へのハードルが下がり、同時に勉強が習慣化する可能性が高まります。
2020.09.12
「ヤーキーズ・ドットソンの法則」
学習環境に関する研究で、適度なプレッシャー下の方が成果は最大化するという結果が出ています。 「ヤーキーズ・ドットソンの法則」(Yerkes-Dodson’s law)と呼ばれ、一定レベルまでの追い込みやプレッシャーであれば学習効果は高まり、適度なレベルを超え、過度なプレッシャーがかかると逆にパフォーマンスを下げてしまうことが分かっています。 普段の学習でも、適度な追い込みを自らに課し、学習効果を最大限に発揮しましょう。
2020.09.10
「VUCA」の時代
新型コロナウイルス、経済格差、自然災害など、現代社会は予測不能なリスクと隣り合わせの環境にあります。 こうした環境を、変動性(Volatility),不確実性(Uncertainty),複雑性(Complexity),曖昧性(Ambiguity)の頭文字から「VUCA」と呼びます。 VUCAは学生、社会人、国内外を問わず予測不能な環境を象徴します。コロナ禍の中で学習環境が大きく変化しつつありますが、自分たちがいかに乗り切るか、変化を受け入れるかが問われる時代に入りました。
2020.09.10
大学入試方法変更に注目
2021年春入学の大学個別試験において、入試方法を変更する大学が現れ始めています。 横浜国立大学では感染リスクを考慮し、学内での試験を中止し、大学入学共通テストの成績と自己推薦書などで合否判定を行います。 その他、茨城県立医療大学や山口大学などではグループディスカッションや集団面接の取り止めが発表されています。 自分が受験する大学の対応がどう変化するかに注目して試験対策を行いましょう。
2020.09.10
ICTを使った「反転授業」
小中学生に一人1台のPCやタブレット端末を使える環境を整備する「GIGAスクール構想」。 茨城県の各自治体も、今年度中の実現を目標としており、先行する自治体では実際に運用を始めています。 家庭で事前に動画学習などを通じ予習し、学校の授業で自ら考えたことや調べたことを発表、疑問点を解消する「反転授業」に活かされています。事前予習を取り入れることで、教室内での討論の時間確保や、より深い学習時間の確保につなげられます。
2020.09.09
ルーティーンと儀式「Kapa o Pango」
2019年ラグビーW杯が日本で開催され、ニュージーランド代表オールブラックスの試合前の民族舞踊「ハカ」を観た方も多いと思います。 試合前に行うハカは「Ka Mate」と「Kapa o Pango」の2種類があり、特別な試合の前には「Kapa o Pango」(カパ・オ・パンゴ)を踊ると言われています。 試合前の戦意を高める効果があると共に、自分たちがフィールド上で各自の役割を果たす強い気持ちの表しでもあります。 何かを始める前に決まった動作、ルーティーンを挟むことで意識を瞬時に変えることができる分かりやすい例です。