2023.01.21
【世界史コラムー8】イスラーム近代・現代
【イスラーム近代】 【西欧近代化の波に乗れず】 【イスラーム現代】 【世界一の信者数を誇る宗教へ】 【オスマン帝国】 イスラームの全盛期は、 8世紀のバクダード、 13世紀のカイロ、 そして16世紀のオスマン帝国。 16世紀には、 インドの箇所でも触れましたが、 オスマン (トルコ、首都イスタンブル)・ サファヴィー (イラン、首都イスファハーン)・ ムガル(インド)と、 イスラーム帝国がアジアに並立。 【列強の進出】 オスマン帝国は レパントの海戦でヨーロッパに大敗、 終わりの始まり。 18世紀後半には中国(唐)同様、 列強の進出を受け
2023.01.20
【世界史コラムー7】イスラーム古代・中世
【イスラーム古代】 【最大最後の預言者 ムハンマド爆誕】 【イスラーム中世】 【中世世界はイスラーム世界、 世界一のバクダード】 【パルティア・ササン朝】 まずはオリエント地域の復習から。 「アケメネス朝ペルシア」という イラン人の大帝国がありました。 その後、 「アルケサス朝パルティア」 「ササン朝ペルシア」 という同じくイラン人の帝国が誕生。 そのオリエントに アラブ人のムハンマドが登場、 イスラーム大旋風を起こします。 【イスラームの成立】 最大最後の預言者・ムハンマドが イスラム教を創始、アラビア半島 (現在のサウジアラビア)一帯を あっという…
2023.01.17
【世界史コラムー6】ヨーロッパ現代
【ヨーロッパ現代】 【帝国主義から平和主義へ】 【主権国家から緩やかな統合へ】 【第一次世界大戦】 バルカン半島をねらう ドイツ(ゲルマン人)と ロシア(スラヴ人)の対立。 世界トップのイギリスと それを追うドイツの対立。 プロイセンvsフランス戦争 敗北以来の フランスのドイツへの恨み。 複雑な要素が絡み合い、 初の世界大戦へ。 ドイツ敗北、 天文学的賠償金を課され、 WWⅡの遠因に。 【戦間期】 ヴェルサイユ体制という 「ドイツ封じ込め」で束の間の平和。 特にアメリカ1920年代は大繁栄。 しかしその米国発の世界恐慌 (大量生産し過ぎて商品が売れ残った) で暗転…
2023.01.16
【世界史コラムー5】ヨーロッパ近世・近代
【ヨーロッパ近世】 【神から王様へ】 【ヨーロッパ近代】 【王様から市民へ】 【大航海時代】 いよいよ「世界史」の始まりです。 ここから本格的に世界が一体化。 ヨーロッパの西端の スペイン・ポルトガルが 大航海の先陣を切ります。 陸のイスラーム勢力を避け、 海路で直接、 アジアの香辛料が欲しかった。 特に南米大陸の収奪は凄まじく、 アステカ・インカ帝国が 滅ぼされました。 【宗教改革】 十字軍の失敗で教皇の権威が失墜、 ついに宗教改革が勃発。 改革というより、 キリスト教の原点回帰運動です。 すなわち、「聖書に帰れ」。 プロテスタント (およびイギリス…
2023.01.14
【世界史コラムー4】ヨーロッパ中世
【ヨーロッパ中世】 【神>人間の時代、十字軍】 【フランク王国】 ゲルマン人は旧西ローマ帝国領に フランク王国を建国。 のちに分裂し 現在のフランス・ドイツ・イタリア の源流になります。 フランク王国のカール大帝は、 この頃大旋風を巻き起こしていた イスラームを撃破。 ローマ教皇はカールに ローマ皇帝の冠を与え、 ここに西ローマ帝国が復活します。 【神聖ローマ帝国】 カール大帝の死後、 同じくドイツ王のオットー1世が、 ローマ皇帝より戴冠。 のちドイツは、ローマじゃないのに 「神聖ローマ帝国」と呼ばれます。 帝国の皇帝は、 ハプスブルク家という ヨーロッパ随一の名門…
2023.01.09
【世界史コラムー3】ヨーロッパ古代
【ヨーロッパ古代】 【ギリシア・ペルシア・ローマ】 ヨーロッパ古代史を超ざっくり。 全てツイッターよろしく 140字以内にまとめてあります。 まずは覚えようとせず、 ただただ読んでください。 「ふーん」でいいです。 【先史】 約700万年前、 人類がアフリカで誕生。 猿人⇒原人⇒旧人⇒新人と進化し、 人類は世界へ羽ばたいた。 飛行機も船もないのになぜ出来た? 氷河期で、各地が陸続きだったから。 歴史とは文字の学問。 この時代はまだ文字がなく「先史」。 先史時代を主に研究対象とするのは 本当は考古学や人類学。 【文明の誕生】 川の近くにいよいよ文明が誕生。 メソポタミア文明 (…
2023.01.03
【世界史コラムー2】世界史とは②
【ヨーロッパ・イスラーム・アジア】 【古代・中世・近代・現代】 まずは世界史の概観を超ざっくり。 世界を大きく3つのエリアに分けると。 ヨーロッパ (アメリカやロシアも もともとはヨーロッパ!)。 イスラーム (おもに中東、現在のイラクあたり)。 アジア (おもには中国とインド)。 世界史を大きく4つの時代に分けると。 古代(各地に帝国が並立した時代)。 中世(神中心の封建時代)。 近代(世界史のはじまり、 神から王様へ、王様から市民へ)。 現代(帝国主義から平和主義へ)。 次回以降、 まずはヨーロッパ史から話していきます。
2022.12.30
【世界史コラムー1】世界史とは①
【迷ったら日本史を選択しよう】 【しかし世界史は教養人としては必須】 受験界ではよく、 「日本史は狭く深く、世界史は広く浅く」 と言われます。 しかし早稲田や慶應クラスの 世界史の問題が「浅い」ワケはなく、 実際には難関大の世界史は 「広く深い」ので、 受験生の皆さんは、 もし世界史か日本史かで選択を迷ったら、 迷わず日本史を選択しましょう。 日本史は、そもそも 小学校・中学校の「社会」の段階で、 大げさに言えばすでに半分ほどは、 大学受験の日本史に必要な知識を 学び終えています。 しかし世界史は、 高校の「歴史総合」で 事実上初めて本格的に学ぶので、…
2022.12.30
【倫理コラムー30】これでおしまい
全30回にわたって お送りしてきました【倫理コラム】、 これにていったんおひらきです(笑)。 倫理とは結局、哲学のことです。 人が生きるためには、 何かしらの道標(指針)が必要で、 哲学という教養はそれのひとつです。 人生という荒波の航海の途で、 壁に当たった時。 先人たちの知恵が 啓蒙して(暗闇を照らして) くれるかもしれません。 (哲学の木) 次回からは、 【世界史コラム】を始めます(笑)。 受験生のみなさんは、 【倫理コラム】と同じく、 本格的な受験勉強の 前段階・橋渡しとして、 気楽に読んで下さい。 きっとお役に立てると思います。
2022.12.27
【倫理コラムー29】ガンディー/キング牧師
【ガンディー&キング牧師】 得意技:非暴力&反差別 活躍した時代: 現代インド/現代アメリカ ガンディーは言わずと知れた聖人です。 イギリスの植民地主義(暴力)に対し、 徹底した非暴力での抵抗を貫徹しました。 ちなみにインドには、 ヒンドゥー教徒とイスラム教徒がいます。 ガンディーは、彼らの共存 (どちらかの排除ではなく包摂)を 最後まで追求しました。 そして最後は身内である ヒンドゥー教徒に暗殺されてしまいます。 キング牧師は、 上記の聖人ガンディーに影響を受け、 奴隷解放宣言以降も根強く残っていた、 アメリカの黒人差別と戦った人物です…