2023.04.22
【日本史】【歴代内閣】米内光政(海軍)
【米内光政】(海軍) ~WWⅡでヒトラーのドイツが快進撃~ ・斉藤隆夫(民政党)の反軍演説 ・中国で新国民政府(汪兆銘)樹立 ・WWⅡではドイツが フランスを破るなど快進撃 ・またも陸軍が 軍部大臣現役武官制を悪用し倒閣 昭和天皇直々の指名で組閣。 良識派の海軍条約派の重鎮として 強硬派である海軍艦隊派と対立。 「米内内閣がもう少し続けば 戦争は回避できたかも」と 昭和天皇に言わせしめた親米英派。
2023.04.22
【日本史】【歴代内閣】阿部信行(陸軍)
【阿部信行】(陸軍) ~ついに第2次世界大戦勃発!!~ ・WWⅡ開戦 ⇒日中戦争の最中で不介入方針 ⇒日中戦争の早期解決を目指すも不調 ⇒陸軍の支持を得られず退陣 昭和天皇から 「陸軍と他勢力との調整役」 を期待されて組閣した阿部でしたが、 目立った成果は何もあげられないまま、 わずか4カ月たらずで退陣します。 温厚な人柄で有能な彼でしたが、 総理になった 時代とタイミングが悪かったです。
2023.04.22
【日本史】【歴代内閣】平沼騏一郎(枢密院)
【平沼騏一郎】(枢密院) ~政治感覚は乏しい国粋主義者~ ・ノモンハン事件 ⇒張鼓峰事件に続きソ連に惨敗 ・統制経済 ⇒米穀配給統制法 ⇒国家社会主義的な経済政策 ・独ソ不可侵条約 ⇒「欧州情勢は複雑怪奇」と平沼退陣 ⇒日本の同盟国のドイツが 仮想敵国のドイツと不可侵条約 ⇒ポーランド侵攻はソ連と無関係と ドイツはソ連を油断させるため ⇒平沼は外交の 「本音と建前」が理解出来ず ⇒「親米英」から「親独逸」に至る 日本人の「西洋かぶれ」を批判 平沼は東大を主席で卒業し、 大審院長、枢密院議長、内閣総理大臣 を務め
2023.04.21
【日本史】【歴代内閣】近衛文麿①(貴族院)
【近衛文麿①】(貴族院) ~プリンス登場も日中戦争泥沼化~ ・のちの総理・細川護熙の祖父 ・元老・西園寺公望からの 2度目の大命降下 ・西安事件 ⇒父・張作霖を爆殺された 張学良が蒋介石と周恩来を仲介 ⇒中国国民党と中国共産党が 抗日統一戦線を結成 ・日中戦争 ⇒盧溝橋事件で日中戦争勃発 ⇒南京大虐殺 ⇒国民精神総動員運動 「挙国一致」「尽忠報国」「堅忍持久」 ⇒日独伊防共協定 ⇒第1次近衛声明「国民政府無視」 ⇒第2次近衛声明「東亜新秩序」 ⇒第3次近衛声明「善隣友好」 ⇒日中戦争泥沼化 ⇒国家総動員法 ⇒張鼓峰事件でボロ
2023.04.21
【日本史】【歴代内閣】林銑十郎(陸軍)
【林銑十郎】(陸軍) ~戦争の天才・石原莞爾は政治は苦手~ ・宇垣一成内閣が流産 ⇒当時、陸軍の実権を握っていた 石原莞爾が反対 ⇒早速軍部大臣現役武官制を 悪用し内閣を流産させる ・同じく石原莞爾が推挙 ・イスラム教に造詣が深い ・斎藤、岡田内閣で陸相 ・「祭政一致」「軍財抱合」で 政党にも身内の陸軍にも呆れられ わずか3カ月で退陣 「満州事変」を起こし満州を占拠、 陸軍内部抗争「二・二六事件」を鎮圧、 「戦争の天才」石原莞爾は絶頂期、 陸軍の実権を握っていました。 宇垣内閣を流産
2023.04.21
【日本史】【歴代内閣】広田弘毅(外交官)
【広田弘毅】(外交官) ~のちにA級戦犯となり死刑に~ ・斎藤、岡田内閣の外相(協調外交) ・元老の西園寺公望は 近衛文麿を推すも辞退し広田が組閣 ・のちにA級戦犯として死刑に ⇒日独防共協定でドイツと接近させる ⇒軍部大臣現役武官制を復活させる ⇒日中戦争勃発時に外相だった 広田弘毅はよい人です。 石屋の息子から東大法学部を経て 総理にまで上り詰めた努力の人です。 しかし上記のような「事実」から、 最終的には死刑になりました。 政治家の「結果責任」は本当に重い。 なお、奥様は 夫の死刑に抗議し自殺しました。
2023.04.21
【日本史】【歴代内閣】岡田啓介(海軍)
【岡田啓介】(海軍) ~東京でテロ勃発!!~ ・天皇機関説(美濃部達吉) ⇒ vs 天皇主権説(上杉慎吉) ⇒国体明徴声明(天皇制再確認) ・二・二六事件 ⇒陸軍統制派 vs 皇道派 ⇒皇道派青年将校が決起(昭和維新) ⇒北一輝「日本改造法案大綱」の影響 ⇒蔵相・高橋是清が殺害される ⇒内大臣・斎藤実が殺害される 首都東京で、 陸軍皇道派の青年将校たちが テロを起こしました。 決して許されることではなく、 昭和天皇も激怒しました。 しかし彼らは おもに極貧の東北農村の出身者であり、 姉や妹たちが売春宿に売られるような かなり悲惨な体験が、
2023.04.21
【日本史】【歴代内閣】斎藤実(海軍)
【斎藤実】(海軍) ~軍靴の響き~ ・政友会、民政党、 両方から大臣を迎えた挙国一致内閣 ・満州国承認 ⇒日満議定書 ・国際連盟脱退 ⇒全権:松岡洋右 ・帝人事件 ⇒汚職事件で斎藤退陣 前任者の犬養毅が 満州国を承認せず暗殺されたため、 斎藤は速攻で満州国を承認します。 しかし斎藤は のちの二・二六事件で 「君側の奸」(天皇を誑かす悪い側近) として結局暗殺されます…。
2023.04.21
【日本史】【歴代内閣】犬養毅(政友会)
【犬養毅】(政友会) ~首相暗殺でデモクラシーの終焉~ ・金輸出再禁止(蔵相:高橋是清) ⇒管理通貨制度へ ・血盟団事件(井上日召) ⇒前蔵相・井上準之助暗殺 ・満州国建国 ⇒愛新覚羅溥儀(清最後の皇帝) ⇒日本の傀儡政府(操り人形) ・五・一五事件 ⇒犬養暗殺 ⇒「憲政の常道」(政党内閣制)終焉 相次ぐ不況と政府要人の暗殺で 政党政治終焉。 このあと国際社会からも孤立。 全体主義・軍国主義が台頭。 いよいよ太平洋戦争へ、 そして原爆の悲劇へ。
2023.04.21
【日本史】【歴代内閣】若槻礼次郎②(民政党)
【若槻礼次郎②】(民政党) ~満州事変勃発!関東軍暴走!!~ ・前任の浜口が凶弾に倒れたため、 同じ民政党で内閣を組織 ・満州事変 ⇒石原莞爾(「世界最終戦争論」) ⇒柳条湖事件 ⇒全満州を制圧 若槻礼次郎は民政党です。 民政党と言えば幣原の協調外交です。 しかし満州事変。なぜ? これは石原莞爾の完全な独断専行です。 政府は知らなかったし、 発覚後も不拡大方針を採りましたが、 関東軍(石原)は無視しました。 シビリアン・コントロール (文民統制)が全く効いていない。 軍部独走。