個別指導WAM ブログ

  1. 2023.02.15

    【共通テスト現代文10年分講評ー4】2015年②

    • 四谷三丁目駅前校

    【2015年 小説】 【小池昌予『石を愛でる人』】     【全体講評】   やや難。25分。   孤独な心を石に喩えた、 随筆に近い純文学。 ストーリーが解り易かった 2014年度より難化。 評論文同様、問6を両方 正解するのは中々骨が折れる。 一般的には ネガティブイメージな「孤独」が、 この文章ではむしろ ポジティブなイメージを 付与されていることを読み取れたか。     【本文要旨】   石を愛でる、 亡くなった妻の愛を惜しむ、 「アイセキカ」山形さんと、 同じく石が好きで孤独な私の、 心の交流。   「言…

  2. 2023.02.14

    【共通テスト現代文10年分講評ー3】2015年①

    • 四谷三丁目駅前校

    【2015年 評論文】 【佐々木敦『未知との遭遇』】     【全体講評】   やや難。25分。   まずタイトルに目を通す。 次に設問にざっと目を通す。 今回の場合、 たとえば「問6」はその都度解いてく。 そして「問5」に目を通すことにより、 「啓蒙」が本文のテーマだと留意し、 読み進めていく。   評論文の場合は、 各設問は基本的にはその都度解く。 しかし根拠に迷うようなら、 深追いせず、いちど保留し、 先を読み進めてから立ち戻る 臨機応変さを持ってほしい。   今回は、 ネット社会と歴史・啓蒙を紐づけて 「ゼロ年代」を論じた、最…

  3. 2023.02.13

    【共通テスト現代文10年分講評ー2】2014年②

    • 四谷三丁目駅前校

    【2014年 小説】 【岡本かの子『疾走』】     【全体講評】   やや難。目標20分。   これぞ共通テスト(センター試験)、 じっくり取り組めば「標準」だが、 時間がタイトなので「やや難」。 理想はある程度抑揚をつけた速読だが、 あまりに速読に走ると乱読と堕し、 大事なキーワードを見過ごしてしまう 可能性を孕むジレンマで本当に難しい。   小説の基本的な読み方。 「ある出来事」をきっかけに、 主人公の気持ちが変化する。その心情の 「ビフォーアフター」を読み取る。 しかしその心情は 「悲しかった」などとは 直接には描写されないことがほとん…

  4. 2023.02.12

    【共通テスト現代文10年分講評ー1】2014年①

    • 四谷三丁目駅前校

    【2014年 評論文】 【齋藤希史『漢文脈と近代日本』】     【全体講評】   やや難。目標25分。   話題の中心が「漢文」というだけで、 「現代文も漢文かーい」と、 漢文ぎらいの生徒はゲンナリしたハズ。 「寛政異学の禁」 「士大夫」「科挙」など、 最低限の日本史や世界史の知識も必要。 吟味を要し、時間だけ食う、 表現の特徴を問う問6も受験生泣かせ。   日本文化の根源には 中国文化(漢文)があり、 当時の日本の知識階級にとって 漢文は必須の素養であった。 そして近世の士族階級のみならず、 明治期の知識人 (福沢諭吉や夏目漱石など)も、 …

  5. 2023.02.09

    【日本史コラムー10】総まとめ②

    • 四谷三丁目駅前校

    【ざっくり各時代の主な政権担当者】   【明治】 <中央集権・藩閥政治> <武力から言論へ・自由民権運動> <日清&日露戦争で劇勝・列強へ> 大久保利通 大隈重信&板垣退助 伊藤博文&山県有朋 桂太郎&西園寺公望   【大正・昭和(戦前)】 <大正デモクラシー・政党政治> <テロが横行し憲政の常道終焉> 原敬 尾崎幸雄&犬養毅 高橋是清&加藤高明 幣原喜重郎 吉野作造&美濃部達吉 近衛文麿&松岡洋右&東条英機   【昭和(戦後)・平成・令和】 <天皇主権から国民主権へ> <焼け野原から世界2位の経済大国へ> <失われた30年=不況が続く> 吉田茂 鳩山一郎

  6. 2023.02.09

    【日本史コラムー9】総まとめ①

    • 四谷三丁目駅前校
    • 未分類

    【ざっくり各時代の主な政権担当者】   【旧石器・縄文】 <狩猟採取の獲得経済> 全国レベルのリーダーはまだいない   【弥生】 <農耕の生産経済> 卑弥呼   【古墳】 <ヤマト政権がほぼ全国統一> 大王たち   【飛鳥】 <中央集権・律令国家> 蘇我馬子&聖徳太子 天智天皇(中大兄皇子) 天武天皇&持統天皇   【奈良】 <律令制の揺らぎ・仏教勢力の台頭> 聖武天皇 藤原不比等 藤原四子&光明子 道鏡&称徳天皇   【平安】 <貴族の台頭・院政・武士の台頭> 桓武天皇 醍醐天皇&村上天皇 藤原道長&藤原頼道 白河上皇&鳥羽上皇&後

  7. 2023.02.08

    【日本史コラムー8】現代

    • 四谷三丁目駅前校

    【現代】 【軍部から国民へ】 【焼け野原からの大復活】 【失われた30年】   【昭和④】 GHQ(マッカーサー)による 間接統治(半占領)開始。 5大改革指令 ・経済の民主化 ・教育の自由化 ・労働組合結成 ・婦人参政権 ・圧政的諸制度の廃止 を実行。 ・国民主権 ・戦争放棄 ・基本的人権尊重 の日本国憲法制定も、 冷戦に飲み込まれ再軍備へ。 奇跡的な経済復興で GDP世界2位に昇り詰める。   【平成・令和】 1989年~。 政治: 自民党の長期政権が続き、 政権交代は2回のみ。 経済: 90’~10’とずっと不況、 「失われた30年」。 国際: 冷戦終結後のアメリカ独

  8. 2023.02.07

    【日本史コラムー7】近代②

    • 四谷三丁目駅前校

    【大正・昭和】 【藩閥政治から政党政治へ】 【政党政治から軍部台頭へ】 【第二次世界大戦で大敗北】   【大正時代】 1912年〜。 大正と言えばデモクラシー。 政友会 (伊藤博文が創設、板垣退助が源流)と 民政党(源流は大隈重信)が 2大政党として憲政の常道を行った。 美濃部達吉は天皇機関説で、 吉野作造は民本主義で、 事実上の民主主義を提唱。 平塚らいてうによるフェミニズム、 部落解放運動も起こる。   【昭和時代①】 1926年~。 WWⅠ後の戦後恐慌、 関東大震災後の震災恐慌、 昭和直後の金融恐慌、 世界恐慌下での昭和恐慌、 と恐慌づくめ。 中国満州では軍隊が暴走、…

  9. 2023.02.06

    【日本史コラムー6】近代①

    • 四谷三丁目駅前校
    • 未分類

    【明治】 【再び飛鳥時代の如き中央集権を志向】 【実際は天皇中心というより藩閥政治】   【明治時代①】 1868年〜。 飛鳥時代以来、 武士の時代から再び天皇の時代へ。 のちに憲法と議会を創設、 イギリスの立憲君主制に近い形に。 中世も天皇が権威、 征夷大将軍が権力だった。 公地公民を目指し版籍奉還&廃藩置県。 福沢諭吉らが文明開花。 大久保利通が殖産興業。 富国強兵を目指し徴兵令。   【明治時代②】 形式的には四民平等とされ、 武士は刀を奪われる。 不平士族に担がれ 西郷隆盛が西南戦争を起こすも、 国の徴兵軍に敗れ自害。 維新三傑と呼ばれた 木戸孝允・大久保利通も 相…

  10. 2023.02.04

    【日本史コラムー5】近世

    • 四谷三丁目駅前校

    【近世】 【パクス=トクガワーナ (徳川幕府の泰平260年)】   【江戸時代①】 1600年〜。 徳川家康が江戸幕府を開くも、 すぐに息子の秀忠に将軍職を譲り、 徳川家が将軍職を世襲していくことを 天下に示し、豊臣家は根絶やしにする。 3代家光は大名統制の法律として 武家諸法度を発布、参勤交代を制度化。 鎖国も完成、 蝦夷・琉球・明・オランダとのみ交易。   【江戸時代②】 5代綱吉の時代、 武断政治から文治政治へ転換、 中国の朱子学を官学(政府認定)に。 上方(大阪)で元禄文化 (近松門左衛門の人形浄瑠璃など)が 栄える。 ちなみに11代家斉の時の 江戸中心の文化は化政…

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