2023.04.18
【日本史】【歴代内閣】松方正義②(薩摩)
【松方正義②】(薩摩) ~日清戦争の勝利で金本位制へ~ ・松隈内閣 ⇒大隈重信(進歩党)が外相に ・日清戦争の賠償金 ⇒八幡製鉄所 (軽工業から重工業へ) ⇒貨幣法 (金本位制確立) 日清戦争の勝利とその賠償金で、 政治的には国家主義・帝国主義へ、 経済的には重工業・金本位へ。 そしてイケイケドンドンの世論が、 今まで激しく対立してきた 政府(伊藤)と民党(板垣・大隈)を 歩み寄らせていきます。
2023.04.18
【日本史】【歴代内閣】伊藤博文②(長州)
【伊藤博文②】(長州) ~天皇まで担ぎ出し予算案成立~ ・元勲内閣 (明治維新オールスター) ⇒板垣退助を内相として入閣させ、 民党最大の自由党と連携 ・第4議会 ⇒対外強硬路線の人々 (立憲改進党)とも共闘 ⇒建艦詔勅(天皇) ⇒予算成立 ・法権回復 ⇒日英通商航海条約(陸奥宗光) ・日清戦争 ⇒きっかけは朝鮮での甲午農民戦争 ⇒下関条約 (陸奥宗光 ♥ 李鴻章) (朝鮮の独立を清国が承認) (朝鮮は「大韓民国」に国名変更) (遼東半島を領有) (台湾を領有:総督=樺山資紀) (賠償金2億両) ⇒三国干渉 (
2023.04.18
【日本史】【歴代内閣】松方正義①(薩摩)
【松方正義①】(薩摩) ~司法権の独立を守った児島惟謙~ ・大津事件 ⇒日本の警察官が ロシア皇太子を殺傷 ⇒外務大臣・青木周蔵が引責辞任 ⇒大審院長・児島惟謙が 司法の独立を守る ⇒畠山勇子という少女が自殺、 国際世論が日本に同情、 ロシアとの戦争を回避 ・第2議会 ⇒海相・樺山資紀の蛮勇演説 (明治維新は薩長のお蔭! だから薩長の言うことを聞け!) ⇒解散総選挙へ ・第2回総選挙 ⇒内相・品川弥二郎の選挙大干渉 ・第3議会 ⇒民党圧勝、松方総辞職 初期議会。 「軍事費を増やせ」の政府と、 「民衆を苦しめるな
2023.04.17
【日本史】【歴代内閣】山県有朋①(長州)
【山県有朋①】(長州) ~引き続き「超然主義」~ ・第1回総選挙 ⇒男子・25歳以上・15円以上納税 ⇒国民に占める選挙民の割合は1.1% ・教育勅語 ⇒「忠君愛国」 ⇒内村鑑三不敬事件 ・壬午事変(朝鮮で勃発した軍乱1) ⇒親清派の大院君が、 親日派の閔妃に対して 起こしたクーデター ・甲申事変(朝鮮で勃発した軍乱2) ⇒親日派の 金玉均と朴泳孝(独立党)が、 親清派に転じた閔妃(事大党) に対して起こしたクーデター ⇒天津条約 ⇒朝鮮は「防穀令」で 日本への穀物の輸出を禁止 ・第1議会 ⇒民党が過半数を占め…
2023.04.17
【日本史】【歴代内閣】黒田清隆(薩摩)
【黒田清隆】(薩摩) ~超然主義(政党なんて関係ない)~ ・大日本帝国憲法 ⇒欽定憲法 (天皇が民衆に与える形式) ⇒伊藤博文(枢密院)らが起草 ⇒天皇大権(統帥権) ・議院法 ⇒衆議院と貴族院 ・外国人判事任用問題 ⇒外相の大隈重信が玄洋社に 爆弾を投げられ右足を切断 薩摩出身者(黒田・松方)と 長州出身者(伊藤・山県)で、 このあと7つの内閣をたらい回し、 まさに「藩閥政治」が展開されます。 また、まだ国会もないので、 薩長藩閥政府は「超然主義」 =政党の意見は無視、 で政治を行おうとします。
2023.04.17
【日本史】【歴代内閣】伊藤博文①(長州)
【伊藤博文①】(長州) ~国会より先に内閣が出来る~ ・内閣制度発足 ⇒初代内閣の顔ぶれ (谷・榎本以外は全員薩長出身) ⇒首相:伊藤博文 (維新三傑亡きあとの主役) ⇒外相:井上馨 (鹿鳴館などの欧化政策) ⇒蔵相:松方正義 (松方デフレ財政) ⇒陸相:大山巌 (日清・日露戦争勝利の立役者) ⇒海相:西郷従道 (西郷隆盛の弟) ⇒内相:山県有朋 (のち首相、伊藤のライバル) ⇒文相:森有礼 (戦前の教育制度を確立) ⇒逓信相:榎本武明 (最後まで抗戦した旧幕臣) ⇒農商務相:谷干城 (西南戦争勝利の立役者) ⇒司法相:山田顕義 (日大・國學院大の創設者) &nbs
2023.04.11
【新卒研修】「知識」と「伝達力」
四谷の教室長とともに、 ワムの新卒の採用・育成の統括も 兼任しています。 ワム全体の教室長の 高レベルでの均質化に向けても 努力しています。 新卒社員に求めるのは 「教務知識」とその「伝達力」です。 それはそのまま 生徒や講師たちに対してもそうです。 誠実に勉強(学問)し、 まずは「知識」を増やしてほしいです。 しかしそれを 独り善がりに留めてしまうと それはかえって「反知性」です。 本当の知性とは集合的叡智です。 すなわち、自分が所属するチームの モチベーションやパフォーマンスを あげることができてはじめて 本物の「知性」です。 すなわち「伝達力」で
2023.03.23
【開成高校】国語5年分講評ーまとめ
【開成高校 傾向】 ・高校入試最高難度 ・東大を意識した設問 (字数制限なしの記述) ・評論文1題、小説1題、古文1題 ・50分の制限時間で 見直し、解き直し、書き直しの 時間はほぼない 【開成高校 対策】 ・古文文法や古文単語まで 学習の幅を広げるのは避けたい ・過去問は最低5年分はやり切りたい ・下記の出口シリーズなどで、 まずは「論理」のルールを マスターすること、 その後は出来る限り多くの演習問題 (「最高水準」など)を解くこと (出来れば最低でも100文章) 【開成高校 おすすめ問題集】 ・システム中学国語 公立高校編&難関高校編 (水王舎) ・出口式新レ
2023.03.23
【開成高校】国語5年分講評ー5 2018年度
【2018 概観】 評論文がやや難しかったのではないか。 大学入試レベル。 「モニュメント(記念物)の表面に、 出来事の余剰(当事者本人の記憶) が現れる、 バイアス(偏見)なく、 ありのままのそれに触れて欲しい」 という話。 東大・桜蔭・開成は、 本当に例年素材にハズレなし。 小説は荻原朔太郎の、 「一校に憧れその帽子をかぶり、 一校生だと女子に勘違いされときめき、 しかし罪悪感に耐えられず 発狂し帽子を破壊」という こじらせ系ストーリー。 古文は短いし易しかった。 【2018】 やや難 20分…
2023.03.22
【開成高校】国語5年分講評ー4 2019年度
【2019 概観】 マス目がない、枠だけある記述問題、 まさに東大。 評論文の作者は クセが凄いがいいことを言っている、 「他者を思いやり寄り添うことや、 あえて枠からはみ出すことは、 AIには出来ない」。 小説は 「群衆心理に飲まれ冷静さを欠く、 全員が被害者の、 引揚者たちによる船中異常裁判」。 これもクセしかない素材。 古文は 「攻守のバランスの梶原景時、 攻め一辺倒の源義経」 の対比。 【2019】 標準 20分 <問二 理由説明> やや難 ポイント: なぜ問う…