2023.04.21
【日本史】【歴代内閣】田中義一(政友会)
【田中義一】(政友会) ~一転、強硬外交で中国進出~ ・立憲政友会総裁:田中義一 ⇒山県(陸軍・長州閥)直系最後の大物 (山県⇒桂⇒寺内⇒田中) ・金融恐慌収束 ⇒蔵相・高橋是清のモラトリアム ・積極外交(強硬外交) ⇒首相・田中が外相も兼務 ⇒憲政会の幣原の協調外交から転換 ・山東出兵 ⇒蒋介石の北伐に干渉 ⇒満州に権益を持つ日本には不都合 ⇒張作霖爆殺事件(満州某重大事件) ⇒テロ嫌いの天皇の逆鱗に触れ田中退陣 田中は天皇に更迭されました。 次の内閣は、 憲政会が政友本党を飲み込んで拡大した
2023.04.21
【日本史】【歴代内閣】若槻礼次郎①(憲政会)
【若槻礼次郎①】(憲政会) ~幣原の協調外交~ ・大正天皇崩御 ⇒昭和へ ・政友会拡大 ⇒革新倶楽部(犬養毅)を吸収 ⇒総裁は田中義一(陸軍・長州閥) ・協調外交 ⇒憲政会(のち民政党)の外交姿勢 ⇒外相は幣原喜重郎 (岩崎弥太郎・加藤高明と親戚) ⇒政友会(陸軍)にとっては軟弱外交 ・金融恐慌 ⇒蔵相・片岡直温の失言 ⇒取り付け騒ぎ ⇒中小銀行倒産 ⇒財閥巨大化 (三井・三菱・純友・安田・第一) ⇒台湾銀行救済を枢密院が拒否 (幣原の協調外交に不満) ⇒若槻退陣 いよいよキナ臭い時代に突入です。
2023.04.21
【日本史】【歴代内閣】加藤高明①②(憲政会)
【加藤高明①②】(憲政会) ~「憲政の常道」スタート~ ・第1次内閣は護憲2派の連立内閣 ・第2次内閣は憲政会の単独内閣 ・普通選挙法実施 ⇒25歳以上のすべての男子 ⇒選挙民の割合は20.8%に ⇒治安維持法(社会主義者弾圧) ・加藤病死 ⇒同じ憲政会の若槻が組閣 ついに民党の宿願であった 普通選挙が実施されます。 まさに「大正デモクラシー」 絶頂期です。 しかし同時に治安維持法も制定され、 またも「アメとムチ」です。
2023.04.20
【日本史】【歴代内閣】清浦圭吾(貴族院)
【清浦圭吾】(貴族院) ~第2次護憲運動⇒憲政の常道~ ・第2次護憲運動 ⇒時代錯誤の超然内閣 ⇒立憲政友会(高橋是清) 憲政会(加藤高明) 革新倶楽部(犬養毅) ⇒「普選断行」 「貴族院・枢密院改革」 「行財政整理」 ⇒清浦は政友本党と組んで 選挙に打って出るも大敗し退陣 *憲政会 立憲同志会の後身 *革新倶楽部 立憲国民党の後身、 のち政友会に合流。 *政友本党 政友会の清浦支持派、 のち憲政会に合流。 いよいよ次の加藤内閣から、 「大正デモクラシー」の真骨頂、 「政友会」と「民政党」の 2大
2023.04.20
【日本史】【歴代内閣】山本権兵衛②(海軍)
【山本権兵衛②】(海軍) ~関東大震災!!~ ・加藤友三郎病死、 同じく海軍の山本内閣発足 ・関東大震災 ⇒死者10万人 ⇒朝鮮人・中国人虐殺事件 ⇒戒厳令 ⇒無政府主義者・大杉栄殺害事件 ⇒震災恐慌 ⇒蔵相・井上準之助は モラトリアムで乗り切る ・虎の門事件 ⇒摂政宮裕仁親王(のちの昭和天皇) が狙撃される ⇒山本首相引責辞任 関東大震災のパニックで、 日本の一般市民が、 罪のない朝鮮人・中国人を 虐殺するという 恐ろしく悲しい事件が起きました。
2023.04.20
【日本史】【歴代内閣】加藤友三郎(海軍)
【加藤友三郎】(海軍) ~海軍軍縮実行内閣~ ・海軍軍縮条約に基づき、海軍軍縮 ・シベリア撤退 ・日本共産党結成 ⇒非合法 ⇒堺利彦・山川均 ・全国水平社 ⇒西光万吉 ・新婦人協会 ⇒平塚らいてう ・関東大震災 ⇒加藤病死、山本権兵衛は組閣中 関東大震災のあとの震災恐慌、 蔵相失言による金融恐慌、 世界恐慌に巻き込まれた昭和恐慌、 と、この後日本は 相次いで不況に襲われます。 そしてそれが軍部の台頭を招きます…。
2023.04.20
【日本史】【歴代内閣】高橋是清(政友会)
【高橋是清】(政友会) ~世界はアメリカ主導へ~ ・ワシントン会議 ⇒4か国会議 (太平洋問題) (日英同盟破棄) ⇒9か国会議 (中国問題) (石井=ランシング協定破棄) ⇒ワシントン海軍軍縮条約 (主力艦保有日=米英:日:仏伊 =5:3:1.67) 原敬が暗殺され、急遽同じ政友会から 組閣した高橋是清は、 夏目漱石の東大時代の教授です。 ワシントン体制に組み込まれ、 日英同盟を破棄させられ。 アメリカの日本に対する警戒心、 将来の日米の戦争開始の雰囲気が、 少しずつ顕在化してきます…。
2023.04.20
【日本史】【歴代内閣】原敬(政友会)
【原敬】(政友会) ~中途半端な平民宰相~ ・平民宰相 ⇒本格的政党内閣 ⇒脱藩閥内閣 ・選挙法改正 ⇒直接国税10円が3円に ⇒選挙民は5.5%に ⇒小選挙区制導入 ⇒普通選挙は実現させず ・ヴェルサイユ条約 ⇒WWⅠの講和条約 ⇒日本全権は西園寺公望 ⇒人種差別撤廃を提案も却下される ⇒アメリカは日本を危険視、 「オレンジプラン」策定 ⇒ウィルソンの14カ条「民族自決」 ⇒三・一運動(朝鮮) ⇒五・四運動(中国) ・国際連盟の常任理事国に ⇒新渡戸稲造が事務局長に 爵位のない平民宰相の誕生に
2023.04.20
【日本史】【歴代内閣】寺内正毅(陸軍・長州閥)
【寺内正毅】(陸軍・長州閥) ~シベリア出兵~ ・山県⇒桂⇒寺内 ・金輸出禁止 ・石井=ランシング協定 ⇒アメリカが日本の中国権益を承認 ・西原借款(段祺瑞) ・ロシア革命 ⇒社会主義国ソビエト連邦誕生 ⇒シベリア出兵(革命干渉) ⇒米騒動で寺内内閣退陣 大隈重信と加藤高明は、 元老の山県とソリが合わず退陣、 代わって山県直系(陸軍・長州閥)の 寺内正毅内閣が誕生します。 一方ロシアでは、 第1次世界大戦の最中に革命が起こり、 世界初の社会主義国家である ソビエト連邦が爆誕します。 共産主義の波及
2023.04.20
【日本史】【歴代内閣】大隈重信②(立憲同志会)
【大隈重信②】(立憲同志会) ~WWⅠの火事場泥棒を色々と~ ・立憲同志会 ⇒桂太郎・加藤高明 ・第1次世界大戦勃発 ⇒日英同盟を名目に参戦 ⇒どさくさ紛れにドイツ領を占領 ⇒大戦景気、債務国から債権国へ ⇒船成金出現、化学工業勃興 ⇒中国に「21カ条の要求」を 突きつける(袁世凱) ⇒中国は「国恥記念日」 WWⅠのどさくさに紛れて、 ドイツ領を分捕ったり、 中国に無理難題を突き付けたり、 と日本は結構ムチャクチャをします。 三国干渉で ロシアに恨みを持った日本は 日露戦争に突き進みますが、 その逆で、日本は今度は 中国の恨