2021.12.01
なぜ、勉強をするのか?③
こんにちは、個別指導Wam西取石校です。 早いもので、3学期制の学校では、2学期期末テストの時期となりました。高3生は公募推薦入試に突入した頃でしょうか。 さて、今回も「勉強する理由」の続きです。 そもそも論としての「勉強する理由」など知ったこっちゃない。目の前にあるテストのために勉強をしなくてはならないんだ。「勉強する理由」なんて、そんな悠長なことを考えている余裕などないというのが現状かもしれません。 しかし、そんな時だからこそ,原点に戻って「勉強する理由」の真の意味を考えてほしいのです。でないと、今、目の前にあるテストが終わったとき、これで解放され…
2021.10.27
なぜ、勉強をするのか?②
こんにちは、個別指導Wam西取石校です。 「勉強する理由」の続きです。 勉強する内容が難しくなってくると、「こんなの覚えなくても、(理解できなくても)生活には困らない。自分には必要がない。」という後ろ向きな思いがよぎります。 では、突きつめて考えてみましょう。生活に必要な勉強、生きていくのに最低限に必要な勉強というものがあるのでしょうか。 便利で、安全で、豊かで、平和な日本において、「生きる」ということを、単に「生命維持」という意味だけでとらえれば、あらゆる勉強は必要ありません。円の面積の公式を知らなくても、現在完了を知らなくても、時差の求め方を知らな…
2021.09.24
なぜ勉強をするのか
こんにちは、個別指導Wam西取石校です。 3学期制の中学校・高等学校では、2学期中間テストが近づいてきました。また、高3生にとっては、旧AO入試(総合型選抜)が開始され、本格的な受験シーズンに突入しました。歯を食いしばって勉強しなくてはならないこの時期、ふと頭によぎるのが「なぜ勉強をしなくてはダメなの?」「勉強になんの意味があるの?」という疑問ではないでしょうか。 勉強するつらさから、ふと魔が差してしまう瞬間です。「より学力レベルの高い学校に進学することが自分の可能性を広げることにつながり、ひいては豊かな人生を過ごすことになるから。」という理由付けは、先行き不透明な…
2021.08.25
やる気スイッチ②
こんにちは、個別指導Wam西取石校です。 夏休みも後半に入りました。宿題は終わったでしょうか。やらなくてはいけないことが多すぎて、どこから手を付ければよいかがわからない状態になっていませんか。散らかりすぎた部屋を、どこから掃除すればよいのかで迷ってしまい、結局そのまま放置してしまっている、そんな状況になっていませんか。 前回、やる気スイッチは、脳が活動して5分後に入る。だから、やる気がなくても、とりあえず勉強しようと提案しました。理には適っているのですが、非常に乱暴な結論であったと反省しています。そこで、今回は、やる気を出すための方法を紹介します。できそうなものを試してください。…
2021.07.29
やる気スイッチについて
暑い日が続いていますが、いかがお過ごしですか。個別指導Wam西取石校です。 連日の猛暑、そして夏休みに入ったことでの生活リズムの乱れ、さらにはオリンピック中継の誘惑で、やらなくてはいけないとは分かっていながら、勉強が手につかないでいるのではありませんか。 こんな時、やる気スイッチがあればなあと思った人も多いでしょう。やる気スイッチをポチッと押せば、たちどころにモリモリやる気が湧いてきて、一気に宿題を片付けられるのに、なんて。 実は、やる気スイッチは存在します。脳内の「側座核(そくざかく)」という部分がそれです。「側座核」に刺激が与えられると、「やる気物質」であるドー…
2021.06.15
音読のすすめ③ その驚くべき5つの効果
こんにちは、個別指導Wam西取石校です。 脳を活性化させる働きを持つのが、「音読」です。そして、「音読」によって特に活性化されるのが、脳の最高中枢ともいわれ、人間が人間らしい活動をおこなうために働く部位である「前頭前野」です。 今回は、その「音読」の絶大な効果についてまとめます。 ①記憶力UP 「音読」とは、目で見て頭の中にインプットした文章を、声に出してアウトプットし、そしてさらに耳で音声として再認識するという行為です。つまり、「反復学習」を行っているわけで、当然、記憶として定着しやすくなり、記憶力UPにつながります。実際、2015年にカナダのウォータールー大学が…
2021.05.15
音読のすすめ② 前頭前野とは
こんにちは、個別指導Wam西取石校です。 「非常事態宣言」下、いかがお過ごしですか。当塾の近隣の学校でも、コロナ関連での休校措置をとった学校が複数ありました。新型コロナの脅威を身近に感じる今日、この頃です。 そうした中で、3学期制の学校では1学期中間テストの時期となります。不安を抱かずにはおれませんが、今を一つの節目ととらえ、しっかりした学習計画を立てて取り組んでほしいと思います。 さて、「音読のすすめ」の続きです。 声に出して文章を読むと、脳の前頭葉にある「前頭前野」と呼ばれる部分を中心に脳全体が活発に動き出すことが脳科学の研究によって明らかにされました。考え事を…
2021.04.22
音読のすすめ そのメカニズム
こんにちは、個別指導Wam西取石校です。 新学期が始まりました。新たなる学校生活をどう過ごしていますか。充実した日々を過ごせているでしょうか。 新型コロナ第4波により、大阪ではいよいよ「非常事態宣言」が発動されそうです。おちおち勉強する気になんてなれないというのが本音かもしれません。しかし、1ヶ月後には、1学期中間考査があります.コロナ渦の中、どれだけ冷静でいられるか、どれだけ自分を見失わないかが問われています。落ち着かない状況ですが、勉学に励んでほしいと思います。 今回は勉強においても、そして、日常生活においても非常に効果的だといわれている「音読」について話します…
2021.02.28
暗記のコツ(海馬をてなずける)
こんにちは、個別指導Wam西取石校です。 公立高校入試がいよいよ秒読み段階に入りました。受験生の皆さんにとって、ラストスパートの時期です。 今、この時期に注意してほしいことを、まず、記します。 ①睡眠時間は6時間以上。 眠っている間に、記憶が整理され、整頓されます。寝食を忘れて勉強しても、未整理の記憶が溜め込まれて、頭の中を「ゴミ屋敷」にするだけです。睡眠をとることで、頭の引き出しを整理して下さい。 ②DHAを摂る。 マグロの油に含まれるDHAは頭の引き出しをスムーズにする、潤滑油としての働きがあります。マグロのトロが一番良質と言われていますが、鯖でも充分です。手っ…
2021.01.27
海馬について
こんにちは、個別指導Wam西取石校です。 タイトルの「海馬」という漢字をどう読みましたか。 一つには、海にいる馬、英語で「sea horse」、「タツノオトシゴ」という読みがあります。 もう一つには、英語では「sea lion」の「アシカ」という読みもあります。 しかし、今回取り上げるのは、単純に音読みする「カイバ」です。 海馬とは、記憶に深く関与している脳の器官の名前です。 耳の奥あたりに左右一つずつあり、小指ほどの大きさをしています。 タツノオトシゴに形が似ていることから、そう名付けられたらしいです。 海馬には、外からの情報を受け取り、その情報を一…