2016.01.16
その45
“I can let you have one of my arms for the night,” said the girl. She took off her right arm at the shoulder and, with her left hand, laid it on my knee. 「片腕を一晩お貸ししてもいいわ。と娘は言った。そして右腕を肩からはずすと、それを左手に持って私のひざに置いた。」(On Arms Yasunari Kawabata ) 河西貴志校からです。 Wamのブログをみていますと少し具体性に欠け、説教くさい内容や言葉が散…
2016.01.03
その44 新年の挨拶
You make yourself strong in a load just before one step which destroys itself. (Friedrich Wilhelm Nietzsche) 「自分を破壊する一歩手前の負荷が、自分を強くしてくれる。」 明けましておめでとうございます。河西貴志校からです。 昨日から授業を再開しておりますが、本日も高3生はみな集合してセンター試験に向けて取り組んでいます。 上のニーチェの立派な言葉に付け加えることは何もありません。 以上です。
2015.12.31
その43
Let’s try to practice a little brain-washing on ourselves.(J・Lacan) 「少しだけ頭を整理することにしましょう」 こんばんは。河西貴志校からです。 さて、小中学生の年内の冬期講習は昨日で無事終了しました。高3生は今日も授業を続行中で、一定の学力に到達しているものは、過去問等を素材に知識の整理を行っていきます。片方にセンター英語を、もう片方に関大や関学の赤本を抱えながら指導していくのですが、円滑に進めていくには、やはり事前準備が必要だなと痛感します。 掲載されている解説以外の派生知識を伝え、生徒の思わぬ知識の欠落をすぐに補正し、さら
2015.12.27
その42
「競走馬と農耕馬の違いは、農耕馬と牛の違いよりも大きい」(G・D) こんばんは。河西貴志校からです。 高校生もようやく冬休みに入り、高等部の冬講習も本格的になってきました。私立高校などは年末も夜8時まで勉強しているところもありまして、隙間でしか冬講習に入ることができませんが、そのピンポイントで指導できる内容を指導に落とし込んでいかねばなりません。さらに受験も間近ですから、素早く効果の実感できるものでないと話になりません。 さて、前回講師の力量云々の話をしましたが、やはり高等部講師に一等求められるのは高度な専門性だと思われます。数学や英語や化学など科目の専門性が非常に高く(=どのような質問にも答…
2015.12.21
その41
こんばんは。河西貴志高等部からです。 高校生の定期面談も残すところわずかとなりました。この一週間は高3生を中心に受験校を確認しつつ、センター試験までの個別の時間割を作成していきます。 この時期になってくると、生徒の学力もかなり上がってきて、下手をすれば講師の学力を上回ってくるケースも十分に考えられます。河合のセンタープレの成績を見ながらふとそう思うわけです。上位国公立大や難関私大を目指す高3生に、どの程度の講師が対応できるでしょうか。純粋な学力という点でみれば、たいていの講師が負けてしまうのではないかと推測しています。 もちろん、高等部では特に学力や経験値の高い講師を中心に編成していますから、
2015.12.13
定期面談
こんばんは。河西貴志校からです。 個別指導Wamでは季別に定期面談を実施しており、いま河西貴志校はその真っ最中となります。現時点で塾生の40%の面談が終了しています。その中で短期的には冬休みにやるべきこと、中長期的にはその後や進路について話し合うのですが、公立中3生や高3受験生については講習提案も含め、時間をかけて面談をしています。 やはり一番きついのは高3受験生であり、入試が間近に迫るのを感じつつ、生徒の学力の進捗や限界を見極めつつ、受験校を決めていかないといけません。1・2月に入試が密集した日程表を片手に、こちらからも具体的に学校・学部を紹介し、その生徒にあった受験方式なども決めていかない
2015.11.28
その40
Then I noticed the pack of cigarettes in my other pocket. I took one out and started smoking. I felt like a man who settles down for a smoke after finishing a job of work. I wanted to live. ( Yukio Mishima The Temple of the Golden Pavilion ) 「別のポケットの煙草が手に触れた。私は煙草を喫んだ。一ト仕事を終えて一服している人がよくそう思うように、生きようと私…
2015.11.13
その39
Only I have no luck any more. But who knows? Maybe today. Every day is a new day. It is better to be lucky. But I would rather be exact. Then when luck comes you are ready.(E Hemingway) 「・・・ただ、どうやらおれは運に見はなされたらしい。いや、そんなことわかるものか。きっときょうこそは。とにかく、毎日が新しい日なんだ。運がつくに越したことはない。でも、おれはなにより手堅くいきたいんだ。それで、運が向いてくれば、…
2015.11.06
その38
I could not believe that the world was any more complicated than a structure of building blocks, nor that the so‐called “social community,” which I must presently enter, could be more dazzling than the world of fairy tales. (Confessions of a Mask Yukio Mishima) 「私にはこの世界が積木の構築以上に複雑なものとは思えず、やがて私がそこへ…
2015.10.26
その37
こんばんは。河西貴志高等部からです。 いま、高3受験生で進捗どおり進んでいる者には教学社の赤本をやらせています。志望校の出題傾向や難易度を実感してもらう意味でも、少し早めに取り組んでおくのが望ましいかと思います。 先週は関西大学の過去問をやってもらったのですが、ここは文系学部はご存知のとおり英語の配点がやけに高く、合否の基準も英語の出来にかかってきそうです。全体を通して、大問2,3の長文のボリュームが多いことで知られていますが、その手前にあるパラグラフ整序にてこずる生徒も多いのではないかと思われます。(去年もそうでした) パラグラフ整序とは文章の論理展開に沿って、正しい順序でパラグラフを完成さ…