2020.05.08
「奪い合うこと」と「分け合うこと」
こんにちは。Wam四箇郷校です。ゴールデンウィークが明けた昨夜は、5月の満月「フラワームーン」の日であった模様 ですが、皆さんは確認出来ましたでしょうか?私もピークを過ぎた10時頃、やや南の方角に快晴の空の下、確認出来まし た。教室へ向かう道中にて通るお寺の掲示板に、相田みつをさんの言葉がありました。「うばい合えば足らぬ わけ合えばあ まる(ママ)」です。お寺の掲示板に示されている言葉は、法事等で賜るご法話然り、その時の「世相」や「世の中の状態」 に繋がる事が個人的には多いと思います。同じ様な事をあちらこちらで目に耳にしているせいもあるか…
2020.04.24
「美しい花」と「花の美しさ」
こんにちは。Wam四箇郷校です。4月も早や終盤で、間もなくゴールデンウィーク期間に入りますが、今年に関しては、ど れだけ「考えて行える事」を作っておけるか?という事が、一つの課題になりそうですね。あっという間で、私も四箇郷校に 着任し、3週間程が経ちました。気持ち少し落ち着き、読書の時間が少し出来たので、手に取った中の1冊で、新しい本では ないのですが、「小林秀雄」さんと言う方の文庫本を本棚から取り出し、再読した次第です。当麻(たえま)と言う作品の中 にある、ある一文の意味について、再考してみたい、と言う気持ちが芽生えたからです。小林秀雄…
2020.04.17
「理屈の生死」
こんにちは。Wam四箇郷校です。もう4月も折り返しました。日に日に日中が暑くなっていくのを感じます。体調は崩され ていないでしょうか?さて、私事ですが、最近になって意味が染み入って来た感じの言葉があります。歴史人物、勝海舟氏の 「世間は生きている。理屈は死んでいる」です。先日ダウンタウンの松本人志さんも、テレビでこの言葉を発しておりました が・・・。「目まぐるしく変わる世の中で、理屈を言ったり振りかざすだけでは何の意味も持たない(転じて、行動に移さな ければ意味がない)」、と意味です。さらに私事ですが、中島みゆきさんの「時刻表」と言う曲の…
2020.04.10
「種」と「花」
こんにちは。Wam四箇郷校です。和歌の浦の近く、西の方向は西浜校より参りました。改めまして、宜しくお願い致しま す。4/8(水)は満月が晴れた夜空に見られましたが、私には、生憎ピンク色ではなく、煌々と真っ白に見えました・・・。 お昼間は車の中が、時折暑くなってきております。「一大事」に気を取られがちかもしれませんが、季節柄の「一大事」にも そろそろ気を引き締める必要が出て来そうですね。年度の変わり目で、色々な花々が咲く季節でもありますが・・・「花は 心、種は態(わざ)なるべし」歴史の教科書で出て参りますが、室町時代の人物、世阿弥(ぜあみ)…
2020.02.05
国語の教科書。
学生時代には分からなかったが、今国語の教科書を 読み返してみますと、まず作品のチョイスに感銘し ます。 例えば中学3年生の光村図書には、森鴎外の「高瀬 舟」が掲載されています。 安楽死や幸せとは何か、を考えさせられる文学作品 です。 ところが寂しいことに、和歌山市の国語の授業では あまり取り上げられないようです(すべての学校を 調べたわけではありませんが)。 学校側の事情は脇に置いておくとして、生徒側とし ては授業で扱われていない作品をどんどん読むこと をおススメします。 きっと将来の肥やしになるだろうと思います。 Wam四箇郷校より。
2020.01.18
比較を活用して、理解を深める。
例えば公民の勉強をしていると、普通選挙・秘密選挙・ 平等選挙・直接選挙といった用語が出てくる。 これを一つ一つ意味を確認して覚えても得点になるが、 どこか味気なさを感じる。 この味気なさを深みのある味に変えたければ、逆を考え てみるのがおススメだ。 普通選挙を制限選挙と、秘密選挙を記名選挙と、平等選 挙を不平等選挙と、直接選挙を間接選挙と、逆の意味を 持つ用語と比較してみるのだ。 そうすると、勉強に広がりと深みが現れ始め、ついつい のめり込んでしまうだろう。 川口元典より。
2019.12.05
現実を直視する。
テストが返却されて、 「今回は調子が悪かっただけ」 と言い訳する人がいます。 言い訳している内は、絶対に学力は上がらない。 まず、テストまでの生活習慣を振り返ろう。 何時間ゲームをやっていたのか。 何時間スマホを触っていたのか。 洗いざらいノートに生活習慣をさらけ出そう。 自分のありのままの姿を直視することで、 改善点が見えてくるだろう。
2019.11.03
知れば知るほど、謙虚になる。
勉強している人ほど、「勉強してる?」に対して、 「そんなにやっていない」と答える傾向がある。 勉強していない人ほど、「勉強してる?」に対して、 「めっちゃやってる!」と高らかに叫ぶ傾向がある。 前者は、勉強すればするほど、知らない知識と出会い、 ますます分からないことが増えていくから、 謙虚になっていく。 後者は、勉強していないが故に、世の中には知らない ことがたくさんあるという世界を知らないから、 少しの勉強で満足してしまう。 知らない世界に出会いに行こう。 川口元典
2019.10.26
簡単に学力は身に付かない。
書店に行くと、「10日間で完成!」や 「2時間でまる分かり!」など、簡単に 成績が上がると誤解させるような書籍が 多数並んでいる。 もちろん、それらの書籍を否定する気はない。 はじめの一歩を踏み出す機会になったり、 初歩や大枠をつかむのに極めて洗練されている。 ここで注意しておきたいのは、1~2週間程度で 学力が飛躍的に上がると、学習者側が勘違いして はいけないということだ。 そもそも、そんなに簡単にできるような試験を 学校が課す意味があるだろうか。 簡単に学力が身に付くとは考えていない、と今 この文章を読んでいる瞬間は思うかもしれない。 いざ勉強を始めると、すぐそのことを忘れて、 勉強したの
2019.09.03
選択肢にとらわれすぎない。
国語の択一式問題で、選択肢を吟味して 消していく方法がある。 残った肢が正解というわけだ。 だが、この方法でも1つに絞れないことも多い。 あまりに選択肢にこだわりすぎると、 本文の趣旨を忘れ、本末転倒になってしまう。 大切なのは、筆者の主張を捉えることであり、 主張が分かっていれば、一つ一つ間違い探しを しなくても、一発で解答できる。 さらに、時間も節約できる。 テクニックに走りすぎないようにしよう。 川口元典