今日は、なにわ淀川花火大会の日。花火が夜空を彩る日がやってきました。しかし、私は仕事で忙しく、花火大会に参加することはできません。
しかしそんな私には、ひとつ秘密の楽しみがあります。
実は花火大会をする場所は、私が毎週のようにバッタやカマキリを捕まえに行く場所があります。昆虫採集が私と息子の趣味なのです。花火大会当日の今日も朝から子供と一緒に出かけて、昆虫採集をしに行きました。
しかし、いつもの淀川河川敷の雑草は綺麗に刈られていて、昆虫の生息できる場所は極端に減っていました。いつもは殆ど人がいないこの場所では、大勢の人や作業用の車が往来しているのが目につきました。花火大会の準備で、昆虫たちが住む場所が失われてしまっているようです。
子供と私は昆虫がいなくなっていてショックを受けました。いつもは50匹ぐらいの昆虫を簡単に捕まえられるこの場所で、これまで何度も楽しい時間を過ごした場所が、一変してしまっておりました。花火大会は素晴らしいイベントで、たくさんの人々が楽しむことができますが、同時に自然の生態系にも影響を与えているのだと痛感しました。もちろん、河川敷のただの雑草なので昆虫に興味の無い人にまったく影響がない事かもしれませんし、河川敷に雑草がある事で、デメリットもある事も存じております。
ただ、ただ、あらためて自然と人間の共存を考えさせられました。昆虫採集が私と息子の楽しみなので、この場所で昆虫たちが生息してくれることが何よりも嬉しかったのですが、今後はどうなるのか心配です。
今回の花火大会は見ることは叶いませんが、次回の機会には家族や友人と一緒に楽しむことを心待ちにしたいと思います。そして、その際には昆虫たちにも会えることを、花火と共に美しい自然の姿を観察できる事を願いながら一年間頑張って過ごして参ります。