
こんにちは、川越駅前校です。
本日は都内難関私立高校入試問題についてのお話です。
2025年 慶應義塾女子高等学校 入学試験
例年どおり大問5題で
1.小問集合(方程式)
2.データの活用(確率の雑題)
3.比例と関数(面積)
4.図形(平面図形の雑題)
5.図形(立体図形の雑題)となっています。
1.難易度★★☆☆☆
計算(年号ちなみの数がよく出ます)が1問目に配置されることが多いですが、2025年はともに文章題と傾向がやや異なった出題となりました。テーマは
食塩水と速さで、ともに基本レベルかつ頻出の内容です。この手の問題はすぐに式を立てられるよう演習を積んでおきたいところです。
2.難易度★☆☆☆☆
例年やや発展的な整数問題が出題されることの多い2番ですが、今年は基礎レベルの確率が登場しました。サイコロといえば表が効果的です。もっとも考えやすいタイプでもあるので、難なくこなせるよう頑張りましょう。
3.難易度★★☆☆☆
二次関数と平行四辺形がテーマの問題です。1次関数分野・平行四辺形の性質は基礎事項ながらも扱われやすいので、長さ・面積2等分線などどんなタイプが出てもすぐ対応できることが求められます。平行線を利用した面積の等しい点もまた頻出なので完答は必須です。
4.難易度★★☆☆☆
毎年おなじみの平面図形です。角度や長さなど問う内容はほぼほぼ決まっていますが、1つ注意があります。この学校の与える図はほぼ確実に寸法が間違っているので、あてにせず自分で図を描く癖をつけなければいけません。難度は基本的なので、丁寧にこなしていけば問題ありません。
5.難易度★★★☆☆
こちらも毎年出題される空間図形です。図について平面図形ほどの不正確さはありませんが、100%信じるのもお勧めはできません。そもそも文章から図を書き起こせることが望ましいので、早いうちから慣れておいたほうがいいです。内容は内接球と切断という一風変わった出題ですが、当然これまで習っている事柄で解決できます。
基礎がしっかりしていれば高得点が望める試験なので、
学力の定着度をはかるうえでも大いに役立ちます。