
今春に高校進学した生徒が高1の授業に備え,引き続き塾に通ってくれることになりました。
この生徒と先日出合い「どう,学校は楽しい?」と声掛けした際,間髪入れずに「楽しいです!!」と笑顔で答えが返ってきました。進学した生徒のみならず,誰もが期待と不安が入り混じるこの時期のエピソードは実に様々ですが,中学に進学したばかりの生徒たちに同様の声掛けをするなどして,心身の様子を確かめる日々が続いている今日この頃です。
新学期に入って2週間余り経っている今,生徒各人が次の目標を持って日々落ち着いて学ぶ時間を大切にできているか見定めることを大切にしています。事情があって仲の良い生徒が塾を去っていっても,自分はここで引き続き勉強をがんばろうと通い続けるAさん,公中受験に舵を切って日々対策に勤しむBさんたち,中学進学を機会に入塾し,苦手科目を予習しようと通い続けるCさんたちや,来春の受験を睨んで自らコースアップ(科目数を増やして受講)するDさんたちなど”ひとり一人の今”を受け止め,塾として出来る最大限のことに努めようとしているところなのです。
春休みは,塾探しの生徒と保護者がよく訪問されます。来校し教室で勉強する生徒たちを目にするなり『こんなん見たくもない!』と呟いていた生徒が,体験授業を受けた後で保護者に『コミュ力のすごい講師がおった…。』と感動してお話ししてくれていました。先程の後ろ向きな態度とは一転,こんなふうに当校に興味を持ってくれた様子にはびっくりもしましたが,感動もした次第です。その後,いたって真面目に通塾を続け,朗らかな様子で塾生活を楽しんでいるので,これからの学力の伸びを期待できそうに思えます。
塾生それぞれが成長の節目を迎えている今,私たち高見校講師は一丸となって指導と支援に努める覚悟を新たにしているところです。