
こんにちは!個別指導WAM木曽呂校です!
埼玉県では令和9年度の公立高校入試において、選抜方法が従来のものから大きく変わります。どういった点が変更になるのか、確認していきましょう!
まずは、得点の算出方法についてです。埼玉県では「学力検査」と「調査書」から得点を算出します。
①学力検査
② 調査書
※1…学級活動、部活動での実績、生徒会活動など ※2…漢検○級、英検○級といった一定以上の資格取得など |
算出された得点をもとに「第1次選抜」、「第2次選抜」それぞれに定められた配点比率で選抜されます。
第1次選抜
ここでは、募集人員の60~80%が選抜されます。定められた配点比率は「学力検査:調査書」が「4:6」~「6:4」の範囲です。また、不登校の生徒を対象とした特別な選抜もこの段階で行われます。 |
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第2次選抜
第1次選抜で合格できなかった人が対象です。ここでは、残りの20~40%が選抜されます。定められた配点比率は「学力検査:調査書」が「3:7」~「7:3」の範囲です。 |
各校の配点比率を見てみてみると、学力検査と調査書のどちらを重視しているのか一目でわかります。
また、学校によっては第3次選抜を実施している学校もあるので、埼玉県のHPでしっかり確認しておきましょう!
変更点は大きく分けて3つです。
変更点の1つ目は、新たに受験生自身が「自己評価資料」を作成し、提出しなければいけなくなることです。これまでの自分の体験を振り返り、努力をしたことや高校入学後もしくは将来取り組んでみたいことなど、自己PRについてまとめます。この作成した資料を評価するわけではなく、②で説明する面接の際に参考とするそうなので、自分をアピールするためにも重要なものになるかと思います。また、その他に「調査書」の様式にも変更があります。現行の「調査書」にある『4 出欠の記録』は削除となり、『3 特別活動等の記録』と『5 その他』については、「自己評価資料」に記載することになります。(図1)
図1
(「令和9年度埼玉県公立高等学校入学者選抜実施基本方針について」より)
現行では、一部の学校や学科でしか行われていませんでしたが、変更後は全ての受験生に面接を実施することなります。個人面接か集団面接は各高校が選択し、「共通の評価の観点・評価規準」(図2)に基づいて、評価します。この評価基準となる観点は、『主体的・協働的な学びの力』と『自らの人生や社会の未来を切り拓く力』という2つに分けられます。県の基本方針を示した資料によると、この面接のポイントは、【自らの言葉で表現をする】ということなので、考えたことを暗記するのではなく、自分の考えを言語化できるようにしておくと良いかもしれません。また、各高校が学校独自の項目を設定して、評価の観点及び評価規準を定めて評価する場合もあるため、情報収集は忘れずに行いましょう。
図2
(「令和9年度埼玉県公立高等学校入学者選抜実施基本方針について」より)
新制度では「共通選抜」と「特色選抜」という選抜方法が実施されます。
(参照:令和9年度埼玉県公立高等学校入学者選抜制度についてのリーフレット)
選抜を共通選抜のみで実施するか、特色選抜のみで実施するか、その両方を組み合わせて実施するかは、各高校が決定します。それぞれで複数の尺度に基づく異なる選抜方法を実施し、得点の取扱いに差を設け、選抜します。
【共通選抜 and 特色選抜】
… 特色選抜 ⇒ 共通選抜 の順に選抜
【共通選抜のみ or 特色選抜のみ】
…第1次選抜、第2次選抜を設定
自分の能力や資質にあった特色を持つ学校、もしくは自身を成長させてくれるような学校選びが大切です。今では学校側もSNSを使って発信するようになってきているので、気になる学校は常に情報が入るようにアンテナを広く張っておきましょう。
今回は少し先取りして令和9年度実施の新たな入学者選抜制度の変更点を確認していきました。
今年の12月頃に一度各校の選抜実施内容が公表される予定になっています。特に、対象となる現・中2生は忘れずに確認しておきましょう。
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