教室ブログ

2025.03.26

春休みとは

中学生が有意義に春休みを過ごすためには、学習計画が欠かせません。
無計画のまま春休みを迎えてしまうと、「まったく勉強しないまま、いつの間にか新学年になってしまった」という状況になる可能性も考えられます。
学習計画の立て方には以下で紹介する5つのポイントがあるので、しっかりと頭に入れておきましょう。

①学校の宿題はできるだけ早く終わらせる
学校によっては春休み中に宿題が課されるかもしれません。
宿題の量や内容は学校によって異なりますが、できるだけ早く終わらせてしまいましょう。
春休みの前半で終わらせるのが理想です。
早めに宿題が終わると、残りの時間を子どもの学習ニーズに合った勉強にあてられます。
また春休み前から宿題の内容がすでにわかっている場合、休みの前から少しずつ取り組んでおくことも有効です。

②復習をメインに計画を立てよう!
基本的に春休み期間中は、学校の復習をメインに学習計画を立てるようにしてください。
春休みは1つの学年の終わり。これまでの1年間で勉強した学習単元をふり返る、絶好のチャンスです。
特に中学校の勉強内容は小学校よりも難しく、一度つまずくと、どんどん遅れを取ってしまうことになりかねません。
春休みのうちに1年間の復習をして、わからない学習単元を理解することで、4月以降の勉強もスムーズに進められるようになります。
しかし短い春休みの間のみで、1年間の学習内容をすべて復習するのは不可能です。
「あれもやろう、これもやろう」と広範囲に手を出すと、勉強が中途半端になって思ったような学習成果は上がらないでしょう。
ポイントは復習するべき単元や分野を絞って、ピックアップすること。
春休み中でも消化できる量や範囲に絞って、効率的に復習を進めていくことが大切です。
苦手な単元や分野がわからない場合、これまでの定期テストや模擬試験の結果をふり返ったり、学年のまとめができる薄い問題集を解いてみたりすると良いでしょう。
復習するべき箇所がわかったら、教科書や参考書、問題集などをフル活用して克服していきます。
苦手な単元や分野が特に見当たらない場合は、主要5教科を薄い問題集で一通り復習するのがおすすめ。
また応用問題に積極的にチャレンジするのも効果的です。

③数学と英語に力を入れる
主要5教科の中で優先的に取り組んでほしいのが、数学と英語の2つです。
数学と英語は他の科目と異なり、積み重ねの科目といわれています。
一つの学習単元がベースとなり、連鎖的に次の学習単元へ続いていくため、苦手とする子どもの場合は短期間で克服するのが困難です。
たとえば定期テストや模擬試験の前、受験直前に少し勉強したからといって、すぐに得点には結びつかないでしょう。
そのため比較的時間に余裕のある春休み中は、数学と英語に特に力を入れることが大切です。

④余裕がある場合は予習も効果的
春休み中は復習に力を入れるのが基本ですが、もし余裕がある場合は予習をするのも効果的です。
4月以降に使用する教科書を使って、先取り学習を進めていくと良いでしょう。
余裕を持って学校の授業に臨めるようになります。
特に気が緩みがちとなるゴールデンウィークあたりまでの学習範囲を勉強しておくと、後々の学習もラクになるはずです。
まだ習っていない範囲を自分で勉強するので、基礎理解だけで問題ありません。
数学は例題や解説を良く読みながら、掲載されている基本問題に取り組んでみましょう。
英語は新出単語や熟語の意味を暗記したり、スペルの書き取りをしたりするのもおすすめです。

⑤受験学年となる新中学3年生の場合のポイント
受験学年となる新中学3年生の場合、特に以下の3つのポイントに沿って学習計画を立てるようにしてください。

⑤-①1・2年のまとめの問題集をやってみる
新中学3年生の多くは、入試本番まであわただしい日々を送ることになります。
参加している部活動によっては主要メンバーとなり、引退する夏休みごろまで活動が続くでしょう。
さらに学校の定期テストや模擬試験、塾の季節講習、志望校選びなど、やるべきことが山ほどあります。
そのため、比較的落ち着いて勉強に取り組めるのが春休みです。
春休みのうちに中学1年生と2年生分の、まとめの問題集に取り組んでください。
一度勉強した箇所でも、時間が経つことで忘れているところもあるはずです。まとめの問題集を通して、効果的に復習できます。

⑤-②苦手な部分を把握し、重点的に学習する
まとめの問題集を解きながら、できなかった箇所やわからなかったところにチェックを入れてください。
一通り解き終わったらチェックをした箇所を中心に、より重点的に勉強を進めていきます。
1年生と2年生のまとめの問題集を解いて、さらにできなかったところを復習するのは時間もかかって大変です。
しかし比較的余裕のある春休み中にこなしておくことで、4月以降の受験勉強がずいぶんとラクになります。

⑤-③受験までの勉強スケジュールを考える
最後のポイントは、受験までの勉強スケジュールを考えることです。
先に述べたように受験学年となる中学3年生は、非常に忙しい日々を送ることになります。
無計画のまま何も考えずに過ごしてしまうと受験対策が中途半端となり、第一志望校への合格の可能性が下がってしまうでしょう。
そのため春休み明けから受験本番までの、勉強スケジュールを立てておくことが大切です。
学校の定期テストや模擬試験、塾の季節講習、学校説明会など、あらかじめわかっている予定をベースに、どの期間でどのような勉強をするのかを考えてみてください。

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