教室ブログ

2025.03.09

伝説の東大総長

当ブログをご覧の皆様、こんにちは。

 

皆さん、濱尾新とうい方をご存知でしょうか?

明治時代、当時の東大の一番エラい先生でした。

 

小生未見ですが、いまも東大本郷キャンパスに立派な銅像があるそうな。

この先生には、東大に関わりのある人びとのあいだのみならず、斯界では非常に有名な愉快な話があります。

ある折、外国からの客を応接室で接待していたときのこと、濱尾先生は賓客に向かって隣の部屋を指さし、

「Please eat next room,there is nothing」

とのたもうたとのこと。

英語を学習されている皆さんならば、上の言葉が如何におかしいか、おわかりですよね?

たしかに日本人が日本人に向かって言いそうな言葉「なにもございませんが、隣の部屋でお召し上がりください」を、そのまま英語に直訳したのでしょう。

賓客のポカンとした顔が、目に浮かぶようです。

 

濱尾新は長年わが国の最高学府の長であられた方なので、もちろん敬拝さるべき人物なのでしょう。

しかしその人物にあっても、かくの如きエピソードあり。

開国後の日本人が、外国語(たとえば英語)の習得には四苦八苦したことがよく分かります。

いまの日本人も、同じなのかもしれません。

とはいえ、濱尾先生の時代よりは、英語学習の環境がかなり良くなっていることは間違いないでしょう。

 

なお、濱尾先生が実際にどのように発言したかは諸説あり、上記に加えて

「Go to next room.There is nothing,but eat very much」

「Although there is nothing,please eat in the next room」

などが異説として語られております。

 

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