教室ブログ

2025.02.18

博と専の話

当ブログをご覧の皆様、こんにちは。

 

博士の【博】の右側と、専門の【専】という漢字、よく似てますよね?

ただし、【博】のほうは右上に””がついてますが、【専】にはついておりません。

ここをよく混同して間違えてしまう方も多いのではないでしょうか。

他にも【薄】とか【簿】とか【恵】とか、「””が要るんだっけ、要らないんだっけ?」と、いちいち覚えなくてはいけないのですね。

 

じつは、博の右側と専は、似ているようでいて、そもそもはもう少し違っていたんです。

【博】という字は、かつては

と書きました。右上が”甫”になってますね。こういうのを一般的に旧字体と言います。かつてはこのように書いていたものが、様々な理由や事情により現在では違う字体になっているということです。現在通用している事態を一般的に新字体と言います。

そして【専】のほうは、かつて

【專】

という旧字体でした。こちらも、上部が現在のものとすこし違います。

上のふたつを比べると、似てはいるものの、今よりはかなりの違いがあることが分かります。

かつては、今より比べると、””があるのかないのかの混同は起きにくかったことでしょう。”甫”ならばがあり、そうでなければはない、と。

【簿】や【薄】は【博】の仲間で、かつては右上が”甫”でしたので、当然””が必要です。

【恵】は【専】と同じく、かつては【惠】と書きました。””はつきません。

旧字体のままだったら、まだ今よりは間違えにくかったことでしょう。

とはいっても、今は新字体で習いますので、やはり個別に覚えていくしかないのが苦しいところです。

 

なお、旧字体は今現在まったく使われていないわけではなく、人名などでは【惠】なども使われております。ただ、学校ではなかなか習わないでしょうね、、、。

 

旧字体と新字体の話はなかなか面白いところが多いので、また折をみて申上げましょう。

 

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