こんにちは、木太校教室長の白根です。
先日、国公立大学を目指していた高校3年生の塾生が一足早く志望大学に合格することができました。
その塾生は共通テスト後も一般入試の前期に向けて、毎日のように塾に来て勉強していましたが、「総合型選抜」という共通テストと書類(内申など)で合否を判断する受験形式で合格することができました。
大学受験について指導している中で感じることは、「入試形式の多様化」です。
「○○大学の□□学部を受験する」といっても、いろいろな形式があります。
また、「私は〇〇と□□の教科が得意なので、その教科を活かすことができる大学に行きたい」という選び方もあります。
大事なことはどれだけ自分で調べ、情報を集めることができるかどうかです。
そこで、今回は大学入試の制度と高校の勉強において重要なことを話そうと思います。
センター試験から「大学入試共通テスト」へ変わったことはもう皆さんご存知だと思います。
そして大学入試は、大きく一般選抜型、学校推薦型、総合型選抜に分けられます。
一般選抜は昔ながらのテストを受けて合否を出す形式です。
学校推薦型は「指定校推薦」「公募推薦」「自己推薦」などに分かれています。
特徴としては、学校成績(評定平均値)や外部資格(英検やTOEIC)を活用できます。
総合型選抜とは、旧AO入試のことです。
基本的には学業以外の部分(課外活動やボランティア、スポーツなど)を評価し、合否を出します。
そして、今の大学入試の一番の変化は「推薦入試」形式が増えていることです。
これは私立大学だけでなく国公立大学にも言えることで、今後、高校での評定平均値や課外活動・研究活動が評価される方式がますます増えていくと思われます。
このような状況の中で、これまで以上に大事なことは、高校1年生から成績を上げきることです。
昔は部活を引退した高3の夏から勉強を開始する受験生が多かったですが、今は第一志望合格に向けて、あらゆる選択肢を考えて準備する傾向が強まっています。
たとえば、上位の国公立大学でも、学校推薦型の入試から受験できるように、
・学校成績を上げきる(評定平均値4.0以上)
・英検などの資格取得を準備する(英検2級~準1級が望ましい)
・課外活動など経験をつくる(面接等で語れる材料として)
上記のようなことが重要になります。
〇国公立大学の入試制度について
必要な教科、また傾斜配点などによって、一次試験(共通テスト)と二次試験の配点比率が変わります。難関大学ほど二次の配点比率が高いので、はやく二次試験の受験勉強をしないと間に合わなくなります。
〇私立大学の入試制度について
私立大学の入試方式は一般選抜型だけを見ても多岐にわたります。基本的には個別試験方式、全学部日程方式は両方とも受験します。
それに対して、共通テスト利用方式は、第一志望の1ランク下の大学を受けるイメージです。
第一志望の私立大学を共通テスト方式で受験することはあまりありません。
(国公立大学等を第一志望にしている場合は別です)
さらに、英検は2級の上位スコア、または準1級を取得しておくと関関同立、産近甲龍などの私立大学の入試が格段に有利になります。
また成績がしっかり取れていて、自分の行きたい大学が高校の指定校枠にあるなら指定校推薦からチャレンジしましょう。指定校推薦は高校のなかで内定が出れば、ほぼ確実に合格できる入試です。しかし、選ばれるためには、先述のとおり学校成績(評定平均値)を上げきること、具体的には、4.0以上あることが望ましいです。
ただし、その枠に自分より成績の高い子がいる場合は校内審査によって、その子が優先されるので、指定校推薦を考えている方は成績をできる限り上げておくことが重要です。
公募推薦でも学校成績(調査書提出)が使えます。成績はなるべく上げておきましょう。
また、英検も2級か準1級まではチャレンジしておきたいところです。特に、公募推薦入試は英検の「みなし点」が高く、英検の上位級を持っていることが合格への近道になります。
もしまだ志望校が決まっていないなら、まずは良い成績を取ることに集中しましょう。
成績を取ることで、モチベーションも上がっていき、英検などの資格取得もがんばってみようとする塾生を何人も見てきました。
とにかく重要なことは、高校の勉強は1年生からが勝負であると言うことです。高1の1学期でテストの点数が取れないと、そのあとの成績は低迷することが非常に多いです。良い成績が取れないと勉強から逃げてしまい、気づいたときには、かなり成績を落としてしまっていた、という話をよく聞きます。
しかし、だからこそ、高1のときが一番の”チャンス”なのです。
先ほども言いましたが、志望校がはっきり決まるまでは、とにかく成績を上げる。これをやるだけで、その後の可能性が大きく広がります。
さらに、余力があるなら英検の勉強を始めてください。目指す英検合格時期としては、高校2年生の1月、もしくは3年生の6月です。
この時期までに、英検2級や準1級まで取れると、私立大学をはじめとした各種入試制度でかなり有利になります。
また、自分の目指している大学や学部が明確で、その大学は成績を利用できるタイプの入試がない場合は、早い段階から模試を受け、結果を分析しましょう。
特に、英語、国語(現代文)、数学の3教科は実力アップに時間が掛かる教科です。少しでも学校内容に付いていけていないな、と感じる方は、早い段階から復習を始めていきましょう。
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担当 白根校舎長
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