
こんにちは、川越駅前校です。
本日も中学入試についての記事です。
2025年 開成中学校 入学試験 算数
大問4題構成で
1.小問(計算・文章題)
2.パズル
3.速さ
4.図形
となっています。
1は計算、文章題ともに基本的な内容なので完答が必須の問題です。ただ1aが100平方メートルであることを忘れている生徒さんは意外にも多いので、盲点でもあったように思います。2問目は年号にちなんだ2025円が所持金なのですが、しっかり計算で出せるようにしましょう。
2は1から8までの長方形のピースを使ったパズル問題です。昨年に続き、今年も条件次第で高い得点を与えるというものが登場しました。もちろん、高い点のものを見つけるに越したことはないのですが、それを意識するあまり他の問題を疎かにすることのないようにある程度の見切りをつけることも大事です。
3は速さに関する文章題です。条件が複雑で、比の利用に関する気づきも必要であるやや高度な内容となっています。しっかり位置関係を整理して、ありうる場合を見つけられるかどうかなのですが、このレベルの思考力というのはすぐ身につくものではないので、日頃からああでもないこうでもないと試行錯誤できるようにしておきましょう。
4は中学範囲の投影図に関する問題です。ほとんどの生徒さんが初見だったと思われますが、誘導が丁寧なので第3問ほど難しいものではありません。この学校は中学・高校ともに毎年といっていいほど作図が出るので、定規とコンパスは必ず持って行くようにしましょう。
総じて得手不得手が分かれる試験ですが、取れるところはもちろん取れるわけで、それには中学受験における対策をしっかりしておくことが大切です。このレベルの学校になると+αの知識も当然のように求められるので、中学生以上が使うような参考書も活用して学習に励みたいところです。