明けましておめでとうございます。
筑紫校 滝です。
年末に猛威をふるったインフルエンザですが、まだまだ1月末が感染のピークと言われています。特に受験生は体調管理に気を付けてくださいね!
今年は大学入学共通テストに初めて情報の科目が実施されます。中学校では技術で学習する情報分野ですが、高校では「情報Ⅰ・Ⅱ」という教科になります。
この「情報」という教科を重要視する国の目的は、これからの情報化社会を生き抜ける人材の育成にあります。
今、社会の中核を担っている30代~50代の大人たちの中には、Wi-Fiの仕組みさえ知らない人がいます。今はそれでも生きていけますが、30年後、果たしてどうでしょうか?
人材不足によるAIの活用は進み、人の代わりに機械が働くシステムの構築、紙じゃないお金の流通、カメラによる防犯…これらは今後もっと進むでしょう。
まったく未知の技術が生まれるかもしれません。
そうした社会を生き抜くということは、そうした「技術を使いこなす知識と技量が必要である」ということです。
例えばミシンをあげてみましょう。学校で使い方や仕組みを習いますね?上糸を通して、ボビンを入れて下糸を出して…使い方を知っているので使えるわけです。
情報技術(インターネット)も同じです。「幼いころから使っているから」「なんとなく」使うのではなく、しっかり「仕組みを知る」ことで上手に活用できます。
また「仕組みを知る」ことはトラブル回避にも繋がります。ミシンの針の下に指を置く人はいないでしょう?それはなぜか?そこに指を置くとケガをすることが分かっているからです。
「仕組みを知る」(=知識・技能を持つ)ことでインターネットを使った詐欺やSNSトラブルだって回避することができるのです。
主要教科の勉強ももちろん大切ですが、「情報」という技能教科も他の技能教科同様、生きていくために必要な学問です。
学生は「学んで生きる」と書きます。ぜひたくさんのことを学んで社会へ羽ばたいてほしいと思います。