教室ブログ

2024.12.16

えとの話

インフルエンザが流行しております。

WAM秋山校周辺の小中学校でも、学級閉鎖や学年閉鎖のお知らせが複数届いております。

受験生にとっては、病気は大敵ですね。受験生でない方も含め、体調にはくれぐれも気をつけてください。

 

 

さて今日は、えとについて少しお話いたします。

「えと」とはなんでしょうか?

頭にお餅を乗せたねずみのイラスト(子年)

それは十二支、「ね、うし、とら、う、、、、、」という12種の動物が1年ごとに順番にめぐってくるもの、と思われるかたもいらっしゃるでしょう。

でも実は、「えと」は「干支」と書き、さらに厳密には「十干十二支(じっかんじゅうにし)」というものです。

では前半の「十干」とは何でしょうか?

「十二支」と同じく古代中国から我が国に伝わったもので、こちらも暦に使われ1年ごとに順番がかわる10種の要素からなります。

 

1甲(コウ、カツ、きのえ)

2乙(オツ、イツ、きのと)

3丙(ヘイ、ひのえ)

4丁(テイ、ひのと)

5戊(ボ、つちのえ)

6己(キ、つちのと)

7庚(コウ、かのえ)

8辛(シン、かのと)

9壬(ジン、みずのえ)

10癸(キ、みずのと)

 

以上の10種と十二支を組み合わせたものが、「十干十二支」=「えと」です。全部で60通りの組合せがあるので、60年でひとめぐりです。

今年2024年は、十二支だけならば「たつどし」ですが、えとは「甲辰(コウシン、きのえたつ)」です。

ですからもうすぐ来る2025年は、どちらも次に交代して「乙己(イツシ、きのとみ)」となります。

そういえば、中大兄皇子・中臣鎌足らが蘇我氏を討った「乙巳の変」というのがありましたね。起きたのは645年、60×23=1380年前でした。

なお、この60年というサイクルはいわゆる「還暦」とも関係があるのですが、それはまた別の機会に申上げましょう。

 

本日は「えと」のお話でした。

 

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