皆さんこんにちは。WAM三咲校の大國 です。
三咲校近辺の中学校では中間試験の返却が終わりました。
返ってきた答案用紙を見て何かを感じたのでしょう、お問い合わせも頂いています。
面談のお時間をいただき、いろいろお話を伺う中で多くのお子さんが口に出す言葉が
「部活が忙しい」
その次は
「勉強することが嫌い」
です。
以前の私は、その言葉に心のどこかで
「そうだよな。仕方ないよね。」
という気持ちがあり、
「好きなことから、始めよう」
と返していました。当たり障りのないテンプレート的な答えだと思います。
年を重ねるにつれ、毎年迎える受験の回数を重ねるに従い
塾の教室長として、親としての宝であるお子様の将来に関わる立場の人間として
「それでいいのか?」
「それは正しい答えなのか?」
という疑問を持ち始めました。
どの学校の入試要項を見ても個人的な好き嫌いを合否判定の資料としていない。
受験科目の指定は学校が行い、受験生はそれに従うという暗黙のルールがあります。
つまり受験における主導権は学校にあり、受験生はそれに従わざるを得ません。
このことは
「部活が忙しくて勉強できませんでした。」
「その科目は嫌いだから勉強して来ませんでした。」
「そもそも勉強することは嫌いなので勉強して来ませんでした。」
だから、
「点数が取れないんです。」
「でも、入りたいんです!」
と、どんなに熱く語っても、
点数が足りなければ不合格
になってしまうことを意味します。
行きたい学校に行けなくなってしまう。
はたしてその子はこの先60年70年と続く
長い人生を幸せに歩むことができるのでしょうか?
だから、最近の私は
「……‥で?」
と問いかけます。
現実的に考えればそれらは理由になりません。
行きたければ、志望校の指定する受験科目を勉強しなければならない
という明瞭簡潔な仕組みになっているのが受験です。
そして
厳しい現実と向き合い目標に向かって努力することを
受験を通じて体験して社会に出て欲しい。
まだ知らない世界に自分が楽しいと思える世界があるかもしれない。
受験科目の中にその糸口があるかもしれないよ。
ひらがな一文字の冷たい言い方ですが、
「……‥で?」
にはそんな思いを込めています。
学ぶことは楽しい事です。
知らないことを知る。
分からなかったことが分かる。
出来なかったことが出来るようになる。
というのは本当に楽しい事です。
そしてなにより、人間的な成長を実感できる充実感があります。
頭の中に電球が灯るあの瞬間は、一度感じたら病みつきになる快感を伴うものです。
誰にでも好き嫌いはあります。得意不得意はあります。
でも「嫌だからやらない」
とい短絡的な結論であの快感を味わうチャンスを失い、将来の道を険しくしてしまうのは
あまりにももったいない。と思うのです。
だから、
受験という厳しい現実と向き合い、挑戦することで人間的な成長を促せる塾。
WAM三咲校はそんな塾を目指し、日々奮闘しています。
それでは今回はこのへんで。
今日は俺、いいこと言った!