共通テストは本当に難しいです。
全然「基礎学力テスト」じゃないです。
語数だけなら早慶以上、日本一です。
70%(日東駒専レベル)到達に1年、
80%(マーチレベル)到達に2年、
90%(東大早慶レベル)到達に3年、
の本気の勉強が必要でしょう。
つまり9割到達のためには、
高1からの猛勉強が必要。
70%程度狙いなら、
第6問はもうハナから捨てて、
それ以外(第1問から第5問)の
76点中で8~9割を目指す
戦略の方が良い。
中途半端に全部解こうとして
中途半端に速読しようとしても
ただの乱読になり正答率に響く。
80%程度狙いでも同様の理由から、
第6問のBは捨てたほうがイイ。
それ以外の88点分で9割取れれば、
第6問Bで全部③か④と書けば
1問はまぐれ当たりして
80%に到達するだろう。
90%狙いなら。
第1問 6分
第2問 11分
第3問 11分
第4問 11分
第5問 15分
第6問 25分
のようなイメージ。
第5問までは基本満点狙い、
間違っても1問まで。
第6問は文章と設問の難易度も上がり、
時間もタイトになってくるので、
流石に1~2問はミスする想定で。
まずは第1問~第4問を、
「時間無制限」でいいなら
満点が取れるようになることを
目標に勉強しましょう。
第5問だって、文章が長いだけで、
文章の難易度自体は平易です。
文章自体がやや難しいのは
第6問のみです。
具体的な勉強法としては。
「LEAP」
「システム英単語」
「データベース」
「ターゲット」 など、
信頼できる単語帳・熟語帳なら
何でもいいので1冊を完璧に
マスターすること。
そして並行して、
「渡辺のとことんわかる英文法」
「肘井の読解のための英文法」
「ネクステージ」
「東進レベル別問題集英文法」 など、
これまた中規模くらいの本屋になら
置いているような教材なら
何でもいいので、基礎文法をマスター。
その後、
「東進レベル別問題集英語長文」
「旺文社全レベル問題集英語長文」
「入門英文問題精講」
「基礎英語長文問題精講」 など、
短い文章を丁寧に正確に読み解く
いわゆる「精読」の訓練を。
この段階をサボって
急に「速読」を志向すると、
ただの「乱読」になって、
永遠に偏差値60を超えません。
これらを全クリアしてようやく
「共通テスト70%到達」レベル。
その後、
「共通テスト」過去問を中心に、
とにかく片っ端から読解演習をかさね、
100長文(長文問題集10冊分)
くらい読んだら80%突破、
200長文(長文問題集20冊分)
くらい読んだら90%突破、
というイメージでしょうね。
即ち、圧倒的読解演習量を重ねに重ね、
ほぼ「日本語と同じくらいのスピード」
で英語が読めるようになってはじめて、
「共通テスト90%到達」
というイメージでしょうか。
英検で言うと準1級レベル。
TOEICで言うと700点レベル。
2024年の過去問分析。
第6問Aの問3・問4が思考力、
第6問Bの問2・問3が語彙力、
第6問Bの問4が推測力、
がそれぞれ必要で難しい。
それ以外(第1問~第5問)は全て
「時間がないから難しい」だけ。
裏を返せば、
「時間さえあれば」難しくない。
前述の通り、
「第1問~第5問」を、
「時間無制限であれば満点取れる」
レベルに持っていくことが
第一段階(基礎語彙力文法力の完成)。
「時間制限有でも
第5問までなら間に合う」が
第2段階、70%突破ライン。
「時間制限有でも
第6問Aまでなら間に合う」が
第3段階、80%突破ライン。
「時間制限有でも
最後まで解き切れる」が
最終段階、90%突破ライン。
しかしそれは前述の通り、
もはや英検準1級レベルで、
3年程度の「本格的受験勉強」が必要。