こんにちは、個別指導WAM西取石校です。
つい先日までエアコンを冷房にしていたのが、まるで嘘のように過ごしやすい季節となりました。
もっとも、エアコンをOFFにして過ごせる時期はそう長くはないと感じています。
すぐに暖房設定で稼働しなくてはならないのではないでしょうか。
まさに「春夏冬」です。夏が終わったなと思う間もなく、冬がやってきそうな気がしています。
(実際には、春もなくなって「夏冬」の二つの季節しかないのが、今の日本であるように感じていますが。)
さて、秋がなくなってしまった日本の、「春夏冬」を何と読むのか知っていますか。
飲食店で「春夏冬 二升五合」という張り紙を見かけた人がいるかもしれません。
「春夏冬」は秋が抜けているので、「秋がない」→「秋ない」→「商い」と読みます。
そして「二升五合」は「ますます繁盛」と読みます。
お酒の量の単位である「升」は今の単位でいうと1.8リットルに相当します。
「一升瓶を持って、友人の新築祝いに行く。」といったフレーズの、あの「一升瓶」の「一升」です。
そして「升」には、「しょう」という読みのほかに「ます」という読みがあります。
二升なので、升がふたつ、「升升」→「ますます」となるわけです。
「合」も容積の単位です。升の10分の1。一合は、今でいうと180ミリリットルとなります。
「五合」は、ですから、一升の半分で→「半升」(はんじょう)→「繁盛」となるわけです。
「春夏冬 一升五合」と書いて、「商いますます繁盛」と読みます。縁起を担いだ商売人の言葉遊びです。
四季がしっかり訪れていた、古き良き日本の余裕を感じませんか。
いよいよ本格的な受験シーズンが到来しました。焦りは禁物。心に余裕を持ってください。
では、また。