皆さんこんにちは。WAM黒原校の米井(こめい)です。
今回は悩める10代のお子さんに向けた、米井がよく抱いている想いについて書いてみようかと思います。
突然ですが、皆さんはシンガーソングライターのスガシカオさんをご存じでしょうか。
スガシカオさんといえば、SMAPの「夜空ノムコウ」という曲の作詞を手掛けたことで有名かと思います。
彼は元々サラリーマンだったのですが、脱サラして30歳頃にデビューを果たしたというどちらかというと遅咲きのアーティストさんです。
そんな彼の曲で「Progress」というのがあります。
そしてこの曲、なんと驚くことに中学校の道徳の教科書に掲載されてるんです!
何が驚きって音楽じゃなくて道徳ってとこが凄すぎません??
「Progress」の日本語訳は「前進」とか「向上」といった意味で、何かより良い状態に進歩や発展していっているといった、かなり前向きなニュアンスの単語なのですが、曲の歌詞もそんな感じの歌詞です。
著作権の兼ね合いとかあるので、歌詞を載せたりはできないのですが、もしよかったらYOUTUBEで検索して、是非曲を聴きながらこのブログを読んで頂ければと思います。
とても素晴らしい曲です。
音楽ですので人によって様々な解釈があるかとは思うのですが、米井的にはさすがサラリーマン経験者なだけあり、組織の中でもまれた社会人らしさが出ている一曲だなと感じます。
それでは米井による勝手な解釈のはじまりまじまりで~す♪
人は皆いわゆる組織や社会といった一つの枠組みに押し込まれていて、その中で競争を余儀なくさせられる。
そして一定基準の枠組みにおさまっている人間が「良識のある大人」として重宝され、その枠に入れないと「不良」や「厄介者」扱いをされてしまう。
そんな世の中じゃ、怖くて社会の枠組みからはみ出す勇気は無く、ずっとモヤモヤしながら大人になってしまった。
大人になる前に自分が思い描いていた「理想の自分」と大人になった「今の自分」とのギャップにやるせない気持ちになる。
そんなギャップがあることに、そして月日を重ねる程にその差がどんどん大きくなってきていることに、自分でも薄々気付いてはいたけれども、なるべく見て見ぬふりをしながら今までの人生を積み重ねて今の自分を創り上げてきた。
そんなダサくてかっこ悪い、青くさい思春期の失敗と少し小っ恥ずかしい思いをちゃんと認めて受け入れよう。
そうすることで、綺麗に飾り立てられた大量生産されている規格品みたいなものでは無くなってしまうけれども、決して手の届かない建前だけで着飾られたものに手を伸ばすよりかは、ずっとリアルで自分だけのものが手に入る気がする。
手探りではあるけれども、そのためにはまず「あと一歩」前に踏み出してみよう。
別にみんなと一緒じゃなくてもいい。
こんな感じの歌詞に感じられました。
皆さんはどのように感じられましたでしょうか??
ちなみに、米井はZ世代に絶大なる影響と人気のあるYOASOBIの「HEART BEAT」にも同じようなメッセージ性を感じています。
こちらの曲も良かったらYOUTUBEで検索して、是非曲を聴いて頂ければと思います。
先ほどの「Progress」とかなりシンクロする部分があるかと米井は勝手に思ってます。
10代のお子さんが日々生活していく中で、将来の夢や目標を決めていく周囲から取り残されていく不安や、時はすべての人に平等に過ぎ去っていく無情さ。
どうすればいいのかもわからない、誰に頼っていいのかもわからない、苦しくて怖くて仕方がない。
そんなときは、周りが進んでいくのなんて気にせずに一度立ち止まってみよう。
そして自分の胸に手を当ててみよう。
だって一番身近なものは自分の中にあるのだから。
そうすることで自分が生きている証を輝かせよう。
そんな歌に感じました。
どちらも、10代のお子さんの悩みや不安、モヤモヤといったものをテーマにしている曲に感じます。
教室長をしていますと、こういった「心の成長」と「体の成長」のバランスがとれていないため、とても不安定な状態になっているお子さん達を目の当たりにします。
そんなお子さん達に、本当に心から伝えたい想いを今回は綴らせていただこうかという気持ちです。
今はよくなんでも「多様性」という言葉を耳にします。
この「多様性」という言葉はすごく曲者で、「誰もが互いを認め合って共存できる」そういうめちゃくちゃ素晴らしいイメージを持たせるのですが、「ただお互いを打ち消しあうだけの世界」という二面性もはらんでいるという点です。
相手を否定することを認めるのもまた多様性となってくると、もはや収拾がつかなくなるので、ただの混沌(カオス)になるますよね。
ですが、今世間で言われている雰囲気での「多様性」というのは、これは皮肉なことに「(色々なことを我慢させられて)無個性に向かうこと」ではないのかという不安を米井は感じています。
様々な人の色々を認めれば認める程、世の中ってめちゃくちゃ皮肉なことに実は「誰もが生き辛くなって窮屈になる」んです。
これから本当に必要なのは、多様性が必要とされていく世の中だからこそ、お互いに気分よく生きていけるように「許しあう気持ち」と「ある程度の住み分け」なのではないでしょうか。
なので、どうか今のお子さんたちは世間でよく耳にする「多様性」に惑わされずに「自分を大切にして欲しい」です。
そして何より「尊敬や信頼のできる大人を見つけて欲しい」です。
本当の「多様性」は「様々な人を認める」のではなく、「自分をしっかりともった人」が集まる事だと米井は感じます。
結局、世の中自分は自分ですし他人は他人なんです。
周りがどうだとか、みんなこうしてるとかなんて気にしなくていいんです。
必ずしも多数派が正しいとは限らないのですから、少数派バンザイです!
他人に迷惑をかけないことや、ある程度のルールを守るのは大事ですので、何をしてもいいってことじゃぁ無いですよ!そこははき違えないでくださいね。
10代のうちは、人生の先輩である大人の言うことにちゃんと耳を傾けながら、自分を貫き通せばいいと米井はぶっちゃけ思ってます。
それをうまく導いてあげるのが大人の役割なんですから。
もしこのブログを読んでいる10代のお子さんで、一人で悩みを抱え込んでいるお子さんがもしいたら、どうか一人で悩まないで!
自分が思っているほど一人ぼっちじゃないです。
自分が勝手にそう思い込んでいるだけで、ちゃんと全体が見えていないだけです。
どうか自分で自分のことを勝手に決めつけてあげないで下さい。
自分のことを決められるのは自分だけで、自分の可能性というのは∞(無限大)です。
自分の考え方次第で、好きなようにデザインできるんです。それが「自分」という存在なんです。
それでも自分は一人ぼっちだと言うのでしたら、少なくともこのブログをご覧いただいているのであれば、米井がいます。
いい解決策やアドバイスができるかはわかりませんが、聞くことはできます。
少しくらいは辛さがやわらぐと思います。
そして、10代のお子さんよりも少し人生の先輩である米井からアドバイスです。
スポーツ選手だろうが、お笑い芸人だろうが、将来どんな職業を選ぶにせよ、勉強は本当にやっといたほうがいいです。
これは米井が教室長だからっていうわけではないですよ(笑)
長い人生においては、予期せぬ悪い出来事というのが少なからず割と訪れます。
そして今の世の中、失業する可能性は0%ではないです。
そんな人生のピンチにおいて、助けてくれるのは他の誰でもない子どものころに勉強した自分なんです。
なぜなら、どれだけテクノロジーが進もうがAIがどうだとか言われても、結局世の中は人と人との付きあいで成り立ってます。
そして人と人において一番大事にされるのは何かと言いますと、それは「信頼」です。
そうなったときに、10代のころにちゃんと勉強しなかった人間、目の前のやるべきことから逃げ出した人間、サボる人間、信頼されると思いますか?
一緒にこの人と仕事したいな、この人に仕事を任せたいなって思いますか??
それが答えです。
最後に、これから大人になっていく子どもちゃんたちに・・・・
将来は素敵な大人になりたいとか、本当に素敵な大人になれるか不安だなぁとかきっと色々あるでしょう。
ですが、強い大人は目指さなくていいので安心して下さい。
米井が思うに大人になるということに必要なのは、強くなることではないです。
強くなると人は痛みが麻痺して、勘違いするようになり、他人を傷つけるようになってしまうので要注意です。
※本当に強い人は弱者を守れる人なんですけど、それ言うとややこしくなるので今は無しで!
本当の意味での大人になるというのは、自分のダメな部分を認めて人と助け合うことができることです。
「面倒くさいからお願い助けてよ」とかいうのは、ただの甘えなので勘違いしないでくださいね。
(今言っているのは、もがき苦しんだうえでの、自立の先にある相互依存といったイメージです)
恥ずかしい部分を他人に打ち明けて、そして助けてくださいと言えるのが本当の大人だと米井は思います。
後、これだけは覚えておいて下さい。
親にとって一っ番嬉しいのは、わが子が純粋な気持ちで「自分は幸せだ」と言えるような人間になることです。
なので、どうか自分を大切にしてあげてください。
そのためには自分の良いところ悪いところ、ちゃんと向き合ってあげてください。
だって自分というのは、恋人よりも友人よりも親よりも長く、一生付き合う相手なんですから。
最後にもう一度だけ言います。
自分の可能性にふたをしているのは、ほかの誰でもない自分自身です。
あなたの可能性は∞(無限大)です。