「1日〇時間は勉強しなさい」という表現をよく聞きます。学習時間が多いため、通常であれば成績アップするはずなのですが、現実的には成績が伸びる生徒と全く成績が伸びない生徒に2極化します。それはなぜなのでしょうか?
理由は単純で、学習時間をこなすこと自体が目的となってしまい、その内容や目的が曖昧になっているからです。目的もなくこなす学習時間は無駄でしかありません。生徒によっては、解ける問題を何回も練習するリスクもあります。
では、成績が上がる学習をするにはどうすれば良いのでしょうか?
目標を決め、取り組むべき学習内容を明確にした学習がベストだと考えます。具体的には、
「A君は数学がいつも20点、今回の目標が50点であれば、あと30点必要だね。そのために、この問題集の計算問題を出来るようにしよう。計算を完璧にしたらきっと50点にはなると思うよ。もし、もう少し点数アップを目指したいなら、テストまでにこのページの文章題・応用問題も出来るようにしよう。それが全部出来ればきっと90点以上だと思うけど、それが難しいならせめて1問でも多く解けるようにしよう。そしたら、きっと60点くらいにはなると思うから。」
と学習に関して、詳細な指示を出すのです。ポイントは、
・目標設定をする
・その目標に必要な学習メニューを具体的にする
・その学習メニューを徹底して行うこと
・期限を設ける
以上の4点です。せっかく学習するのであれば、ただやるのではなく、目的意識を持って取り組み、成績を伸ばしたいですね。
Wam呉羽校
〒930-0138 富山市呉羽町6773
※呉羽中学校の隣です
TEL :076-436-5520
mail:wam-kureha@shirt.ocn.ne.jp