みなさん、こんにちは。WAM三咲校の大國です。
暑さも一段落着いたのでしょうか。このところ涼しい日が続いています。帰宅する時間になると
コオロギでしょうか、涼しげな鳴き声が聞こえるようになりました。秋の近さを感じます。
秋といえば「スポーツの秋」「芸術の秋」「食欲の秋」‥‥いろいろありますね。
「読書の秋」もそのひとつでしょう。その「読書」について気になるニュースがありました。
文化庁が行った「令和5年度 国語に関する世論調査」のうち
1カ月に読む本の冊数は「読まない」と答えた人が62.6%。
この5年間で急増しているそうです。
以前から、活字離れは話題というより、問題になっていましたが、
前回調査の平成30年度は47.3%
これを含む過去3回(つまりここ15年ほど)は46~47%で推移していましたが
今回の調査で一気に約15%ほど増えたことになります。
読書に時間が割けない理由として、インターネット、SNSやに使用するスマートフォン
による情報収集、発信に時間を取られ、読書に回す時間がないことが挙げられています。
このことから、活字離れというよりは、読書離れが急拡大していると考えられています。
平成30年~令和5年といえば、新型コロナウィルスが猛威を奮い、巣ごもり需要が拡大
した時期でもあります。巣ごもり期間中、インターネット、SNSが読書を駆逐してしまった
とも言えそうです。
こういうことを言うと「鼻持ちならない奴」のようで気が引けるのですが
私は年に30~40冊位本を読んでいます。往復の通勤電車の中は私の読書部屋となっています。読んでいると
世の中には面白いところに目をつけ、一冊の本にしている人がたくさんいる
ことに気づきます。まるで学問の自由!を謳歌しているかのようです。
先日は「妖怪の歴史」についての本に出合いました。
こんなこと考えている人いるんだなあ。おもしろいこと考えている人がいるんだなあ。
それだけで興味をそそられます。
好奇心の扉をノックする読書。
「少なく読み、多く考えよ」とは物理学者の寺田寅彦の言葉です。
1カ月に1冊とまではいかなくても、年に数冊の本で自分の頭磨きをするのも
悪くないのではないでしょうか。
それでは今回はこのへんで。