教室ブログ

2024.09.30

~の秋

みなさん、こんにちは。WAM三咲校の大國です。

 

暑さも一段落着いたのでしょうか。このところ涼しい日が続いています。帰宅する時間になると

コオロギでしょうか、涼しげな鳴き声が聞こえるようになりました。秋の近さを感じます。

 

秋といえば「スポーツの秋」「芸術の秋」「食欲の秋」‥‥いろいろありますね。

「読書の秋」もそのひとつでしょう。その「読書」について気になるニュースがありました。

 

文化庁が行った「令和5年度 国語に関する世論調査」のうち

1カ月に読む本の冊数は「読まない」と答えた人が62.6%。

この5年間で急増しているそうです。

 

以前から、活字離れは話題というより、問題になっていましたが、

前回調査の平成30年度は47.3%

これを含む過去3回(つまりここ15年ほど)は46~47%で推移していましたが

今回の調査で一気に約15%ほど増えたことになります。

 

読書に時間が割けない理由として、インターネット、SNSやに使用するスマートフォン

による情報収集、発信に時間を取られ、読書に回す時間がないことが挙げられています。

このことから、活字離れというよりは、読書離れが急拡大していると考えられています。

 

平成30年~令和5年といえば、新型コロナウィルスが猛威を奮い、巣ごもり需要が拡大

した時期でもあります。巣ごもり期間中、インターネット、SNSが読書を駆逐してしまった

とも言えそうです。

 

こういうことを言うと「鼻持ちならない奴」のようで気が引けるのですが

私は年に30~40冊位本を読んでいます。往復の通勤電車の中は私の読書部屋となっています。読んでいると

世の中には面白いところに目をつけ、一冊の本にしている人がたくさんいる

ことに気づきます。まるで学問の自由!を謳歌しているかのようです。

先日は「妖怪の歴史」についての本に出合いました。

こんなこと考えている人いるんだなあ。おもしろいこと考えている人がいるんだなあ。

それだけで興味をそそられます。

 

好奇心の扉をノックする読書。

「少なく読み、多く考えよ」とは物理学者の寺田寅彦の言葉です。

1カ月に1冊とまではいかなくても、年に数冊の本で自分の頭磨きをするのも

悪くないのではないでしょうか。

 

それでは今回はこのへんで。

 

 

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