北区のみなさん、こんにちは!
ここ数日はすっかり秋めいてきて、仕事帰りに塾を出ると空気がひんやり感じるようになりました。
また、トンボも多く見かけるようになり、お彼岸を過ぎたこともあってか「秋の訪れ」という時節です。
先日は大雨で石川県では元日の地震に続いて大きな被害が出ました。
中学3年生の女の子はいまだに見つかっていません。
多くの子どもたちを預かっている葛塚校としては他人事とは思えず心が痛みます。
北区でも太郎代の一部に避難指示が出たり、先日は笠柳で痛ましい死亡事故が起きました。
「人と人とのつながり」というものをあらためて考えさせる出来事でした。
そんな中、その「人とのご縁」を感じさせてもらえることが2つありました。
どちらも私が小学校の教員だったときにかかわった子どもとのご縁なのですが、
1つ目は、ある小学校で私のクラスにいた女の子が教員退職後、WAM大形木戸校に勤務していたときのこと・・
その子はすでに中学生でありがたいことに私の塾に塾生として入ってきてくれました。
無事、志望校に合格して「卒塾」していったのですが、先日8年ぶり!?に親子で葛塚校を訪れてくださり、こんな話をしました。
「実は娘が〇〇(個人情報なのであえて伏せます)という国家試験に合格し、その合格祝賀会を大学がしてくれるのです」
「その慣例でこれまでもっともお世話になった人に、お祝いメッセージを書いてもらうようにという話でした」
「で、娘がどうしても秋山先生に書いてほしいというもので・・」
というお話でした。聞くとほとんどの合格者が高校時代の先生や、大学でお世話になった先生に頼むのが慣例になっていて、小学校時代の担任に頼むのは前例がないそうです。
もちろん、喜んでお引き受けしたのですが、8年もたって、しかも小学校時代の教員を忘れずに憶えていてくれて、人生の大事なターニングポイントである場面に私を選んでくれたことが嬉しくて、「良きご縁に恵まれたなぁ・・」としみじみ感じいる出来事でした。
2つ目は、これも小学校教員をしていたときのことなのですが、私のクラスではなかったものの、運動会で応援担当の仕事をしていたときに、その子が応援団長になりたい、と申し出てきました。実はその小学校始まって以来の「女の子の応援団長」ということになりそうだったのです。何人か希望者がおり、音楽室で立候補の決意表明をそれぞれにしてもらい、その女の子が団長に選ばれました。何せ初めての女の子の応援団長なので本人も相当なプレッシャーがあったことでしょう。しかし、彼女はそのプレッシャーを跳ね返し、運動会は大成功に終わりました。
その子が高校生になり、なんと葛塚校の塾生になりました。そして、現在は三条のある小学校で教員をしています。
その弟が現在、葛塚校の塾生でこのご縁でご両親とは6年ぶりにお会いすることができました。
今日の写真はそのお父さんが、「娘から先生に・・と預かってきました」と先ほど来られいただいたものです。
その教え子が「これからも弟をよろしくお願いします」という想いで買ってきてくれたのでしょう。
我々の仕事は、「子供たちの記憶に残る仕事」です。場合によっては人生を左右するかもしれない仕事をさせてもらっています。こうやって、6年ぶり/8年ぶりなど月日は経っても憶えていてくれて、時折思い出してくれています。
私を含め、講師一同、その想いといただいたご縁に感謝の気持ちを常にもち続けないとバチが当たるというものです。
これからも、「良きご縁に恵まれますよう・・・」
個別指導WAM葛塚校
秋山