7月から始まった夏期講習が終了しました。大阪市の公立小・中学校は2学期の始業が比較的早く,先週月曜日から始まっていますが,夏期講習期間中に教室に通い続けていた生徒達の中には,引き続き宿題を持って来たり実力テスト対策を自学したりする姿が見られます。
本教室には,学校に通うことにハードルが高い生徒達の姿もあります。そのような生徒達の中には,学校に行きにくくはなっているものの塾には”元気に”顔を見せてくれる生徒がいます。学校に戻った時に学習の遅れが最小限になって,少しでもスムーズに適応できるよう,私たちも精一杯の支援をしていきたいと講師共々取り組んでいる所です。
私が学校教員だった頃,不登校対策が学校の重要課題に上げられ始めていました。当時は,ようやく中学校に配置のスクールカウンセラーが小学校を訪問し,直接子どもと保護者に対応して下さいました。私たち教員は,登校を渋る子どもの心をなかなか理解し難く,どのように対応したらよいか手探りの状態が続いていたこともあって,当該のカウンセラーから研修を受け続けたことをよく覚えています。
当時の私の経験を踏まえれば,一旦不登校となった場合,時間の経過とともに再び学校に通えるようになるというものです。ほぼ同時に不登校となった低学年児童が約半年で,春先に突然登校しなくなった児童が翌年の春にすーっと学校に通い始めたなど,まるでお休み中にエネルギーを充填してきたかのようにです。このような例は全国各地に見られるようですが,この間にも新たな不登校生が表れ,自治体別では少しずつ不登校生徒が増えているという事なのです。
このような生徒を受け入れる施設,教育機関は多く誕生し,それぞれ様々な工夫を凝らして生徒の支援に当たっているとの報告がありますが,個別指導塾WAM高見校もその一翼を担えるよう微力ですが精進してまいります。