教室ブログ

2024.09.17

【有耶無耶と曖昧模糊#6】

こんにちは!磐城駅前校です。本日も一人でも多くの方の目に届くことを願い、

投稿させていただきます。

 

前回の続きです。

この世の中は有耶無耶で曖昧模糊である。求める「結果」に関与が出来ない。そのプロセスにのみ、あなたが関与できるという事です。

 

こんな救いのない曖昧な世界はうんざりだと思いますか?気持ちはわかります。

しかしこう考えて下さい。あなたは「曖昧なままでいい」という事です。

 

人間とは「明確な答え」が大好きです。1+1=2である、白の反対は黒である。塩はしょっぱい、砂糖は甘い。このような「〇〇は△△である」という答えが大好きなのです。

 

しかし、1+1=2かどうかは「確率」に左右されます。なぜ1+1=2かどうかは解明されていません。一応「そうであろう」という事にしているだけです。塩がしょっぱいのも砂糖が甘いのも「人の感覚」に左右されます。味覚ですね。

 

話を戻しますが、人間が明確な答えを欲しがるのは「脳」の問題で、あなたのタイプ的なモノ、好き嫌いやわがままではありません。脳は明確な答えが無いまま問題を放置する事を嫌います。

例えば幼少期、両親の仲が悪くいつも喧嘩をしているとしますね。本来であれば両親の問題ですから、喧嘩の理由を知る由もありませんし、ましてやその子供に原因があるわけでなないのです。

 

しかし、幼少期のその子の「脳」は明確な答えを探し始めます。でもそれが分からない時「自分に責任がある」という場所に結論を出します。つまり「自分」という確固たる感覚がある限り、その子は「自分に原因がある」という答えを出してしまうんですね。

 

この様に、老若男女問わず「明確な答え」を探し続けるのが人間と言う生き物なのです。

 

しかし、これは「人間なんだから仕方がない」と結論付けてはならない問題です。

世の中は有耶無耶で曖昧模糊であることが真理ならば、我々人間もその真理に沿って生きる事が正しい生き方なのです。

 

つまり「曖昧なまま生きる」という事です。明確な答えを探す必要はありません。じゃじゃ馬の「脳」に付き従う必要は無いのです。

 

この「曖昧さ」を受け入れる事。そして、そのようになるべく生きてみるという事です。そうすることによって居心地の良さを感じてきます。生きづらさを軽減できます。

 

「白か黒」ではなく「グレー」があってもいいという事です。もしかしたらグレーの洋服が好きな方が見てくれているかもしれませんが、「白も黒も好き、グレーも好き」でいいのです。

 

色だけではありません。リンゴが好きバナナが好き、キュウリは苦手だけどドレッシングがあれば食べられるのであればドレッシングをかければいいのです。

 

ありとあらゆる事柄を「判断」し行動に移してみる。ありとあらゆる方法を試してみる。試した「結果」にあなたは関与する事は出来ません。もしその結果に納得がいかないとしたらば、他の方法を試せばいいのです。

 

最後にポイントのまとめです。

  • この世の中は有耶無耶で曖昧模糊であることを受け入れ、そのように生きる事。
  • 「結果」に関与できないことを受け入れ、それに向かう「プロセス」を誠実に愚直に丁寧に取り組む事。

 

今日はこの2つを持って帰ってください。これは真理のお話です。あらゆる状況や環境に左右されない「真理」です。

 

葛城市・大和高田市の塾

個別指導 Wam 磐城駅前校

黒田 裕亮

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