こんにちは。
WAM中板橋校です。
生成AIはいまや文章の作成にとどまらず、画像や動画、音楽に至るまで、
人が指示するだけでコンピュータが自動で作る時代となりました。
夏休みの宿題で定番の読書感想文でも、
ChatGPTなどの生成AIの活用を禁じる学校がたくさんあるようです。
(個人的には生成AIであらすじを作ってもいいと思っています。
ただし、後述する理由によって使いこなせるかは別問題)
このような新たな情報革命により、産業のあり方が加速度的に変わっていきます。
NRI(野村総合研究所)が2015年に発表したリリースには、
「日本の労働人口の49%が人工知能やロボット等で代替可能に」
とあります。
自動運転の技術も日に日に進化していて、
10年後、すなわち現在の小学6年生が大卒で就職する頃には、
コンピュータを当たり前に使いこなす仕事が主流となります。
そのような社会で重要な能力とは、
「自分の考えを適切に表現したり相手の考えを理解しながら、他者とコミュニケーションすること」です。
この「他者」とは人だけでなく、これからの時代はコンピュータも含まれます。
例えば、生成AIに思い通りの出力をしてもらうために、
具体的で、かつAIに伝わりやすい言葉で入力しないといけません。
そうしないと、思った通りの出力がされず、AIを使いこなせなくなります。
つまり、これからの時代は、多くの言葉を覚え、
相手に伝わるような表現を使っていかないと取り残されてしまうわけです。
AIを開発する側の人は理数科目に力を入れるべきですが、
AIを使う側の多くの人は、国語に力を入れて勉強しておく必要があります。
文字通り言葉はちからの時代です。