教室ブログ

2024.07.19

国語の読解力を身につけるには

目次

はじめに

国語の読解力は、全ての学問の基礎となる重要なスキルです。特に入試では、初見の文章を読む必要があるため、読解力が高いかどうかで結果が大きく変わることがあります。では、どのようにして国語の読解力を身につけることができるのでしょうか?今回は、その具体的な方法についてご紹介します。

多読をする

まず、読解力を高めるためには、多くの文章を読むことが欠かせません。新聞や雑誌、小説、エッセイなど、様々なジャンルの文章を読むことで、語彙力が豊富になり、様々な文体に慣れることができます。高校の現代文ではある程度ジャンルが固定されているため、それに特化した語彙辞典も存在します。そういった参考書で語彙力を身につけることも可能ですが、勉強のために言葉を覚えるのは苦行になりかねません。文章を読むこと、参考書を読むことは人が本来持つ知的好奇心を満たすものですから、是非、学ぶことを楽しみながら同時に語彙力も身につけていってほしいです。

要約練習をする

読んだ文章を要約することも、読解力を高める効果的な方法です。国語が苦手な生徒は要約に苦戦します。要約をすることで、文章の主旨や重要なポイントを見極める力が養われますので、まずは短い文章から始め、段落ごと、章ごとなど、徐々に長い文章の要約に挑戦してみましょう。要約が上手くできるようになると、読解力が向上している証拠です。

構造を理解する

「筆者の主張は何か」「段落と段落の関係性はどのパターンか」「重要なキーワードは何か」「指示語の指すものは何か」など、文章問題を解く際には文の構造を読み解くことが重要です。これらのスキルを一回にすべてやるのでなく、例えばAという文章とBという文章をそれぞれ読んで、それぞれの筆者の主張を探してみたり、それぞれの文章で重要なキーワードを探してください。このようにスキル中心で学習することも、構造を理解する練習になります。

論理的思考力を鍛える

国語の読解力を高めるためには、論理的思考力も重要です。文章を読む際に、論理の展開や因果関係に注意を払い、筆者の論旨を追いかける訓練をしましょう。また、国語が苦手な生徒は、問いに対する認識が論理的にずれていることがあります。問いを正しく認識できなければ、当然正確な解答もできません。論理的思考を鍛えることで、複雑な文章を理解し、問いも正しく認識しやすくなります。

他人と議論する

読んだ文章について他人と議論することも、効果的な方法です。知り合いと意見を交換することで、自分の理解が深まるだけでなく、他の視点からの考え方も学ぶことができます。また、議論を通じて、自分の意見を論理的に伝える力も身につけることができます。高校生なら現代文で扱われるテーマは他の人とも議論しやすいテーマが多いです。自分の親と議論してみると、大人ならでは考えも知ることができので面白いかもしれませんよ。

まとめ

国語の読解力を身につけるためには、まず文学に対する興味を持ち、知識を得ることの楽しみを知ることが大切です。そして多読をしたり、要約練習をすることで、文章をしっかりと理解する力を養いましょう。また、論理的思考力を鍛え、知人と議論することで、読解力がさらに向上します。これらの方法を実践し、着実に読解力を高めていきましょう。

この記事をシェア

教室検索

  • 郵便番号で探す
  • 市区町村名・教室名で探す

\入力はカンタン30秒

フリーダイヤル® 0120-20-7733 受付時間:10:00~22:00(年中無休)