こんにちは!磐城駅前校です。本日も一人でも多くの方の目に届くことを願い、
投稿させていただきます。
前回の続きです。
前回は「人の物を盗んではいけない」と言うのが戒律の一部にあるというお話でした。
この内容を見て「私は万引きなんてしたことが無いし、ましてや人様の物を盗むなんてとんでもない」とお思いの方。それはとても大切な感覚です。
しかし「人の物」という内容をもっと広義な意味で捉えてみましょう。
この「物」と聞くと、物質的なモノ、人様の所有物などを指すとお思いの方もいるかもしれませんが、実は違います。(と、私は考えています。)
例えば人の「価値観」を例にお話してみましょう。Aさんは「お肉が大好き」です。そしてBさんは「私はヴィーガンだからお肉は絶対に食べない。」と思っているとしますよね。
そのAさんが言います。「お肉は美味しいしたんぱく質も豊富だ。食物連鎖の頂点に立つ人間こそが至高なんだ!ヴィーガンなんてなんてとんでもない!」と言い出します。
そしてBさんは「動物を大切にしましょう。タンパク質は大豆からも取れる!むしろ動物を口にするなんてなんて野蛮な!」と言い出します。
実はこのやり取りこそ「人の物を盗んでいる」行為なのです。分かりますか?
ここでいう「物」とは「価値観」の事だと思って下さい。Aさんは肉食大好きです。Bさんは野菜大好きです。ただそれだけなのにもかかわらず、お互いがお互いの価値観を否定し合っています。
AさんもBさんも「私が正しい」という居場所から動こうとしません。つまり「人の価値観を否定する行為や感覚」が「人の物を盗んでいる」という事なのです。
現代の日本でも様々な価値観・感覚、もっと言うと「私の好み」が横行しています。これはインターネットやSNSが当たり前の時代故に、個人の発信力が大きくなった。また、色んな情報が手元で見える故に「知らなくてもいい事まで知らされている」が故だと私は考えています。
次回に続きます。
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